里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「夏の穂高連峰」

2022年09月12日 | 水墨画:風景他
画仙紙 全紙2/5   


上高地には三度行っていますが、一番近いのが10年ほど前でしょうか。8月下旬だったと思います。
抜けるような青空が広がり、何処までも見渡せるような好天でした。
大正池から望む穂高連峰は素晴らしいの一言。
奥穂高岳を主峰とし、3000m級の峰々が連なる景観は誠に雄大です。
小生は登山をしませんが、多くの登山家が圧倒的スケールの岩壁に魅せられるのも頷ける気がします。
数年前、この風景を水墨画の作品に仕上げようと描いてみました。
しかし、評価はあまりはかばかしくありませんでした。
確かに前景は濃く、遠景は薄くのセオリーからは外れています。ただ、連峰の雄大さを表現しようと、このように描きたくなったのでした。
結局この画はお蔵入り。
このタイミングでどうかとも思いましたが、敢えてここで記録に留めることにしました。