里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

遅穫り用夏秋キュウリの整枝

2022年09月06日 | 畑:果菜類

遅穫り用の夏秋キュウリが盛んに穫れるようになっています。
7月6日に直播きしたもの。
品種はトーホク種苗の「おいしさ一番星」。
この品種はうどんこ病に強いという触れ込みです。しかし、褐斑病に弱く今年も出ています。
今年は変えようと思っていましたが、古種が残っていたため結局今年も同じ品種に。
遅穫り用のキュウリは早植えのキュウリの補完的なもの。
例年より若干遅めの種播きで、8月末か9月早々の収穫開始を想定していました。
株間は約70㎝、1カ所3粒播きで発芽率は100%。間引きし1本立てにしました。


軟弱徒長なのはこの時期やむを得ないとしても、気温が高く生育は進みました。
想定より1週間以上早くお盆過ぎから穫れ始めました。
よくこの時期高温乾燥で芯焼けや葉焼けが発生することがありますが、今年はありません。
この作型では親蔓に成るキュウリはごく僅か、大半が子蔓からの収穫になります。
親蔓の雌花は7節くらいまでは摘みます。
下の3節くらいまでの子蔓は搔き、その後は半放任でネットに這わせるのが基本。


例年、子蔓は地べたに這いそうな蔓や混みすぎのところだけ摘芯するのが普通です。
ですが、今年は子蔓の出方も伸びも早いため、放置すると混みすぎになる可能性が高く、中段までは2節程度で摘芯しました。


摘芯した子蔓からは孫蔓の発生に期待。


親蔓はすでに支柱の頂点付近で全て摘芯を終えています。


上段の子蔓も伸びてきました。


以後の蔓は混み過ぎのところだけ摘む程度で、伸ばしていきます。
親蔓の収穫の残りは支柱の頂点付近だけでごく僅か。

今の収穫の主体は下の方の子蔓。


今年はメインの早植えのキュウリが健在なため、収穫はかち合っています。ただし、穫れ始めなので美味しさは抜群です。


あと1週間くらい遅く播いて良かったですが、結果論と言うものでしょう。
夏秋キュウリは台風や大雨など天候の影響を受けやすい。
キュウリは他の果菜類より繊細で、一夜にしてダメになることも珍しくありません。