里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

シュンギクは抜き取り収穫から摘み取り収穫へ

2023年11月08日 | 畑:葉菜類

シュンギクはこれまで株間を広げながら行ってきた抜き取り収穫から摘み取り収穫へと移行しました。


シュンギクの栽培には抜き取り栽培と摘み取り栽培がありますが、我が家ではこれを併用しています。
品種は中葉春菊。立ち性でわき芽が伸びやすく、本来摘み取り栽培に適します。


今年は11月上旬が切り替え時期となりました。気温が高く、思ったより伸びが早い。
草丈が20㎝を越えてきた株から順次主枝を摘み取ります。
この辺りはすでに摘み取り収穫した株が混在しています。


数日前に摘み取りが終わった株。切り口が乾き、わき芽かなりが伸びています。


この辺りは摘み取りしていないので、少し纏めて摘み取りしてみます。


普通はもっと株間を広くし、数芽残しで切ることが多い。
我が家は株間が広くないので、2、3芽残しで切るのが基本。
この株の主枝(親茎)を摘み取ってみます。


切りました。摘み取り後。


すでにわき芽が大分伸びています。このわき芽(子茎)が伸びれば、またこれを2、3芽残して摘み取ります。
芽を多く残すと本数は穫れますが、混みすぎて茎が細くなり品質が低下しやすい。
中央から左が主枝の摘み取りが終わったところ。


主枝の収穫が終わる頃にはわき芽がぐんと伸びます。今は横に伸びていますが、次第に立ってきます。


間を置かず、わき芽(側枝)が収穫出来るようになるでしょう。
主枝は茎がしっかりしたボリュームのあるものが穫れます。


シュンギクは交配種ではないので種がやや雑駁です。中庸春菊と言っても株により違いが見えます。
本来は右のように立ち性で節間の伸びが良いものが摘み取り栽培には適します。


摘み取り栽培では、主枝(親茎)を摘んだ後、側枝(わき芽)の子、孫と摘んで長く収穫を続けます。
昔はハウスで作っていたので冬期間も穫り続けましたが、露地では何れ凍害に遭い傷んでしまいます。
今のところ順調な進み具合です。小生はシュンギクが好物なので、少しでも長く穫りたいもの。