里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギ苗の植付けをする

2023年11月04日 | 畑:土物類

タマネギ苗の植付けをしました。ほぼ例年通りです。
我が家では例年11月第1半旬、11月3~5日頃としています。
タマネギの種播きと植付けの適期はそれぞれの地域で異なります。
マルチの有無でも生育の進み具合に違いがあるので、マルチでなければ1週間ほど早めます。
冬期間の生育が玉の肥大やトウ立ちなどと関係が深いからです。
冬越し時に大きく育ちすぎればトウ立ちしやすく、小さ過ぎれば小玉になりやすい。
もっとも、これまで貧弱な姿で冬越ししても結果オーライのことが多々ありました。
しかし、それでは満足感が得られません。納得できる姿であって欲しいもの。
すでに畑の準備は出来ています。
但し、ナスを1畝強制終了させ、施肥耕耘してあまり日数が経っていないので多少の不安はあります。
それでも昨年よりは切迫しておらず、入念に耕耘はしたので大丈夫でしょう。
苗の方は上々とまでは言えないものの、まずまずの苗と言ったところ。


種まきは9月4日。品種はタキイ種苗の中晩生種「ネオアース」。


今年は僅かだけ早生の品種を播いてみました。
昔は2、3品種播いていましたが、今は殆ど「ネオアース」1品種で間に合います。
ただ、春の1ヵ月ほどが端境期になるので試してみます。
カネコ種苗の「錦毬(きんきゅう)」と言う品種。
初めて作ります。極早生ではないのであまり期待できないでしょう。苗の姿もイマイチです。


苗床は昔ながらのやり方です。
不織布を剥いだ後に雨風で苗がなびきました。葉先枯れも少し見られます。
根が一番大事ですが、白く綺麗なので問題はないと思います。


苗の数は十分にあるので、悪い苗は除き揃った苗を植えます。
マルチ穴に棒を使って植え穴を開けます。


根はかなり長く伸びています。


根が深く入るようにして苗を差し込み植付けます。


植付け直後の苗は必ずぐったりします。これはしょうがないことです。
まして、なんと11月に夏日を記録。当地方では初めてらしい。


下葉が多少枯れるのもやむを得ません。芯が立ってさえくれば心配はありません。
数日のうちには立ち上がってくるでしょう。
植え付けは完了。


植えた本数は470本ほど。うち1割ほど早生種を植えました。
目安の500本には足りませんでしたが、昨年とほぼ同じです。
余った苗はしばらく補植用に確保しておきます。
近年は「ネオアース」1品種だったので管理も楽でした。
僅かとは言え他品種が一つ入ったので取り扱いに注意しないといけません。