里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

墨彩画「万年青」

2023年02月01日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙   

どう言う訳か、我が家の栗の木の下に、知らぬ間に万年青(オモト)が群生化した所があります。
気づいたのは、それほど前のことではありません。
おそらく最初は1、2株だったと思うので、かなり以前に定着したのでしょう。
色々思い巡らしてみましたが、おそらく鳥が種を運んだのだろうと結論づけました。
万年青は縁起物とされるので、しばしば描いています。
今回は、線描きを殆どせずに描いてみました。これは没骨(もっこつ)法と呼ばれる手法です。
筆先ではなく筆の腹を用いて墨の濃淡を生かし描きます。
細かいことは気にせず筆を運びました。ボリュームありすぎの万年青になったかも。