里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

茎立ち菜に追肥と土寄せ

2023年02月17日 | 畑:花菜類

茎立ち菜に追肥と土寄せをしました。
3月上旬から穫れ始めることもあるので、予定より少し遅れました。
茎立ち菜とはとう立ち菜のことで、当地方では通称「茎立ち」。
秋に種を播いて冬越しし、春に出てくるトウを摘んで食べます。
茎立ち菜はアブラナ科のトウを食するので広い意味ではナバナ類です。
アスパラ菜や寒咲花菜のナバナ類に続いて穫ることができます。
作っている茎立ち菜は仙台雪菜、かき菜、つぼみ菜の3種。
10月19日の種播き。
我が家では通常より早播きし大株にして冬越しさせます。その方が沢山穫れるからです。
これが「仙台雪菜」。


当地方のいわゆる伝統野菜で、そもそもは葉物として作られます。
我が家ではトウが他より少し早めに穫れ柔らかく美味しいので茎立ち菜として作っています。
今「縮み雪菜」も作り穫っていますが、これとは全く別物です。
3種の中では一番作りにくいのですが、生育はまずまず。
ただし、昨年からみると若干小ぶりです。
やはり、大寒以降の酷寒が効いているようです。揃いは悪くありません。


少々見にくいですが、畝の両肩に追肥。


何時もは速効性の粒状化成肥料を施します。今年は肥料高騰の折り在庫の肥料を利用。
硫安と酸性化の緩和に苦土石灰を同時施用しました。
そして、土寄せ。


クワでしっかりと寄せました。
花が咲くようになっても軟らかく美味しいのが「仙台雪菜」の良いところ。


こちらは「かき菜」。


「かき菜」は在来アブラナの一種で、関東での呼び名です。
丈夫で作りやすいので昔から作っています。
ところが、今年は生育がイマイチです。原因は不明。


ネキリムシの被害で欠株も出ているため3種の中では一番見栄えが悪い。
同様に追肥。


土寄せ。


元々は生育が旺盛なので、トウが出るまでにもっと株が大きくなってくれることを期待です。


葉物として利用される「仙台雪菜」と違い、こちらは茎立ち専用。
トウと言っても伸びてきた花が見える前の新葉を利用します。
こちらが「つぼみ菜」。


「かき菜」とよく似ていますが、「つぼみ菜」の方が葉色が明緑色で艶があります。
他より早くから穫れ始めるのが良いところ。
例年かき菜より一回り小ぶりな感じですが、今年は逆。旺盛に見えます。


同様に追肥。


土寄せ。


名前のとおり花の咲く前の蕾のうちに新葉を食べます。


早い年は3月上旬から穫れ始めましたが、昨年は3月中旬でした。
今年は大寒以降が酷寒なのでどうでしょう。