里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

渋抜きした平核無柿は大変甘い

2019年11月29日 | 畑:果実類
 今、 渋柿の代表的品種「平核無(ひらたねなし)」を渋抜きして、食べています。
 我が家には渋柿の平核無(ひらたねなし)が1本だけあります。植えて20年くらいになるでしょうか。畑の邪魔にならないところに植えたため、午後の日当たりがイマイチで条件はあまり良くありません。

これが、収穫前の平核無。まだ葉が元気で、穫るには少し早い感じです。昨年はほとんど成りませんでしたが、今年は数十個成りました。すっかり隔年結果になっています。


 収穫の適期には少し早いのですが、20日ほど前に穫ってしまいました。


 あまり肌は良くありません。これを渋抜きします。みんな助っ人がやってくれました。


 渋抜きの方法には色々ありますが、平核無はアルコールによる脱渋が一般的です。以前は度数30~40度の焼酎を使っていましたが、今は脱渋用のアルコールが店で売られているので、それを使います。ビニール袋に入れ、全体にまんべんなくスプレイして密封すればオーケーです。ヘタの部分にアルコールを付ける方法もありますが、面倒なのでやったことはありません。
 現在では、木に成っているうちに固形アルコールを入れた袋を掛けたり、大きな産地では炭酸ガスを使った脱渋が一般的なようです。
 密閉する期間は普通1~2週間といわれていますが、気温との関係もあって、短ければ渋抜けが悪かったり甘味が薄かったりしますし、長ければ軟らかくなってきます。我が家の場合は気温の上がらないところに2週間です。
 数日前に開けました。


非常に甘い脱渋柿が出来ました。開けた後は冷蔵庫で保管すれば、しばらく食べられます。