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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ラッキョウの植え付けこれが最後になるかも

2022年09月13日 | 畑:土物類

ラッキョウの種を植付けました。予定より遅くなりました。
前年は変則で半分を三年子の花ラッキョウとして栽培しました。
当初の予定ではなくアクシデントがあったがためですが、良い経験でした。
今年は例年どおりの普通の栽培です。但し、畝数を3畝に減らしました。
10日前までに苦土石灰を全面、緩効性肥料を帯状施肥し、ロータリー耕耘して準備は出来ています。
帯状全層施肥した中心に目印線を付けます。


畝立てには管理機を使用。


畝間は80㎝と広々。
逆転ロータで左回りに往復し畝を立てます。


鍬で手直しし、かまぼこ型の畝に仕上げます。


2条植も可能な広さかもしれませんが、1条で楽にしっかりと作ることにしました。
種は、収穫した後、竿に吊して乾燥しておいたもの。
余り充実した種とは言えません。


まず棒で植え穴を開けました。


株間は30㎝。


指で種を土に押し込みます。


深さは覆土後に数㎝になる程度。


覆土しました。


全部で70数球ほどの植え付けとなりました。
覆土して均すと植付け前と見分けがつかないかもしれません。


土が固まるのを抑えるため切りわらを掛け終了です。


ラッキョウは収穫した後に漬物にする必要があります。
その役割は助っ人が担ってきました。
今年は小さい花ラッキョウだったので下ごしらえも大変だったと思います。
そろそろラッキョウも終りにしてもいいのではと言う話しが出ました。
少々泣きが入ったと言えるかもしれません。
このラッキョウの種は亡き母が遺したもの。ラクダ種と思われます。
いったん止めてしまうと種が途絶えてしまうので、作り続けてきました。
その母も来年は23回忌。
何はともあれ、まずはしっかり作る必要があります。


タマネギ「ネオアース」の種播き

2022年09月08日 | 畑:土物類

タマネギの種を播きました。
今年も品種はタキイ種苗の「ネオアース」1品種。
以前2、3種播いていたタマネギも今はこの1品種で十分。


当地方のタマネギの種播き適期は9月上旬です。
我が家では、毎年ほぼ9月6~8日と決めています。天候の関係でずれても2日以内。
タマネギは冬越し時の苗の大きさが問題で、大き過ぎればとう立ちしやすく、小さ過ぎれば玉の肥大が悪くなります。
したがって、種播きや植付け時期が重要になってきます。
生育は天候に左右されますが、それはしょうがないこと。経験則通りにやることで納得できます。
苗床は半月以上前に苦土石灰、有機肥料を施用して耕耘、10日ほど前に緩効性肥料を散布してロータリー耕耘しています。
8月末から天候が悪い日が続き、水分が多く少々無理な作業となりました。
最近は、セル苗を作る方も多くなっていますが、我が家は慣行の苗作りです。
まず、ネキリムシやタマネギバエなどの害虫防除に粒剤を散布。


管理機の逆転ローターで、耕耘を兼ね土を盛ります。


鍬でならしてかまぼこ形の短冊に仕上げます。


さすがに得意のバラ播きとはいかないので、ここはすじ播き。
数センチ間隔に播き溝を付けます。


薄蒔きです。基本間引はしません。
小さい黒ゴマのようなのが種ですが、分りにくいでしょう。


薄く覆土し、軽く鎮圧。


もみがらを掛けました。


雨に打たれて土が固まるのを抑えるためです。例年はくん炭を掛けています。
今年は変えてみましたが、どんなものか。
土はかなり湿っています。それでももみ殻が湿る程度に軽く灌水しました。
不織布をトンネル状に掛けて終了です。


「ネオアース」は中晩生品種で貯蔵性抜群、品質も優れています。
ほぼ1年間、この品種で賄います。
前作は生育も収穫物も納得できる出来となりました。今作もぜひ再現といきたいもの。


ジャガイモは3年連続の不作

2022年07月10日 | 畑:土物類

本日は参議院議員選挙の投票日。
朝一、投票所開所即投票を済ませてきました。
一昨日、ジャガイモを全て掘り取りました。
ジャガイモは6月20日頃から必要な都度穫っています。
その時から小玉で数も少なくパッとしませんでした。
6月半ばまで雨続きで、葉の腐れも見えていました。特に大雨でかなり倒伏してしまったので良くないとは思っていました。
その後は連日高温。今月に入ってたちまち枯れ上がってしまいました。


青く残っているのはわき芽の茎葉。

品種は全て男爵。
昨年から自種は止め、全て購入種にしています。
今年は助っ人がいます。暑い中の手伝いは有り難い。
最初から最後まで手応えはなし。数も少なく小玉が多い。


この畑は周りの木が大きくなり午後の日当たりが悪くなってしまったので、その影響はあるでしょう。
ただ、山砂を客土したので、ジャガイモが作りやすい。
掘り取りが楽で、芋についている土もすぐ乾きます。


暑い中、短時間で掘り取りも完了。
大きめの培土入り袋に軽めに詰めて、直ちに作業場の空きスペースに運びます。


袋の数で六つ。少なくとも一つ12、3㎏はあるでしょうが、昨年よりも少ないくらい。
あまり高く重ならないようにして乾かします。土は余り付いておらずたちまち乾くでしょう。
見るからに大玉は僅か、中玉、小玉が多い。


肌だけは綺麗です。


日よけをして、時々上下かき混ぜながら、しばし乾かします。


残念ながら、今年のジャガイモは不作。
それも3年連続ではガックリと言うもの。大豊作のタマネギとは対照的な結果となりました。


初体験の三年子花ラッキョウを穫る

2022年07月01日 | 畑:土物類

三年子の花ラッキョウを生まれて初めて穫りました。
三年子というのは、一昨年植付け昨年そのままにして年を越し、足かけ3年目で穫るというもの。
これは計画的に栽培したわけではなく、事情があって昨年半分を収穫せず、そのまま残して、三年子の花ラッキョウにしたものです。
1条植えで2畝。


栽培法自体未経験なのでよく分りません。
管理と言っても秋と春の追肥と土寄せ、虫の防除を2、3度と言った程度。
年に2回土寄せをしているため高い畝になりました。


ただし、1条植えなので作業は比較的楽に出来ました。
今年の春になり1畝は元気ながら1畝(右)は急に元気がなくなりました。原因は分りません。


元気な株の葉の数は凄く、普通の1年掘りしか知らないので、これにはびっくりです。


実は、大分前に助っ人が1株掘りエシャロットまがいにしています。
それには小生は立ち会っていません。
これが、その時助っ人が残していったエシャロット風早掘り花ラッキョウ。晩酌の摘まみにいけます。


まず2株ほど掘ってみることにしました。


葉の数から言って想像はしていましたが、分球の数が半端ではありません。


普通の1年掘りでは10球程度、多くても10数球。
10×10なら100、そうは成らないにしても納得です。この株を分解してみます。


数えてみると75個ありました。


もっとも、余りに小さすぎ利用できないものもあります。
たった1株でこれでは、漬物にするのも骨が折れそう。後は、助っ人に任せることにしました。
花ラッキョウで有名なのは福井の砂丘地。実際に見たことはありません。
普通の栽培では花ラッキョウとしては大きすぎるため三年子にすると聞きます。
我が家の畑のような粘土地とは条件が違います。
小生にとっては貴重な体験でしたが、多分再現はないでしょう。
こちちは普通の栽培をしている1年掘りのラッキョウ。


越冬時も良くありませんでしたが、春になりさらに生育が悪くなりました。
原因は不明ながら、何分20年くらい連作しているので、考えないといけません。
今年は種の確保が出来れば良しです。


タマネギを長期貯蔵に向け本格乾燥

2022年06月24日 | 畑:土物類

過日、タマネギを一斉に収穫し、取り込みました。
中晩生種の「ネオアース」。今年は納得できる豊作です。
5月10日くらいから穫っていますが、この品種の最大の長所は長期貯蔵。
「ネオアース」1品種で来春まで食します。
収穫時は濡れた土が付いており、作業場の下屋に広げて10日余り放置。


例年より長く陰干ししました。
貯蔵中に腐れが出ないようにしっかり乾燥する必要があります。
乾燥不十分なまま沢山詰め込んでしまうと、貯蔵中に腐れが出てしまうことが多い。
我が家で行っている乾燥法は2通り。専ら助っ人がやってくれるので助かります。
一つはごく一般的に行われている吊しによる乾燥。


8~10個のタマネギを、茎を2、30㎝付けてひもで縛り竿に吊します。


少々雑然としていますが、雨に当たらず風通しが良いので、毎年ここに吊しています。


この方法は必要な資材もいらないのでやりやすい。
ただし、大玉は吊しているうちに重みに耐えかねて落ちるものが出てきます。
この程度の中玉を中心に吊すのが無難。


そこで行っているのがもう一つの方法、かご形のコンテナに並べる乾燥です。


近年は、こちらをメインにしています。
こちらも周りは雑然としていますが、空きスペースを確保。


この「ネオアース」は大玉の比率が高い。
今年は、例年にもまして大玉が多いようです。例年多少は出るクズのような小玉が殆どありません。


乾燥の目安となるのは茎と根の部分で、ここがしっかり乾くこと。
かご形コンテナの下に空間を設けることで、上下から乾燥させます。


コンテナには出来るだけ重ねず並べるようにします。
500g級の特大玉が相当数あります。


ちなみに超の付く特大玉を計ってみました。中玉3個分あります。


大玉は貯蔵性が良くないと言われますが、必ずしもそうでもないようです。
近年はあまり気にせず食してはいるものの、特大玉は前半に消費するつもりでいます。