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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギ「ネオアース」は豊作

2022年06月13日 | 畑:土物類

タマネギを一斉収穫し、取り込みました。一昨日です。
品種は全て「ネオアース」。豊作です。
一斉収穫は全ての株が倒れて1週間以上経過を目安としています。
先月中には全て倒伏したので、もっと前で良かったのですが、雨続きで出来ませんでした。


収穫日にも畑は乾いてはいません。でもこれ以上は置けません
今年は例年より早く、5月10日頃からポツポツ倒れるものが出てきました。
「ネオアース」は中晩生の品種ですが、マルチ栽培では肥大がより早まるようです。
すでに5月10日前から穫っています。所々マルチ穴が見えるところが穫り跡。


これまで数十株穫っており、肥大が悪くないことを確認していました。
「ネオアース」は貯蔵が本命。
昔は品種を組み合わせていましたが、「ネオアース」は早くから穫ることも可能と分かり、今はこれ一本。
今年は、生育の経過もまずまずです。欠株も殆どなく、ネキリムシ被害の2、3本だけ。
病害虫の症状は最後まで皆無。倒伏後も青味が落ちません。


今は熟して自然に少し黄ばんできました。
タマネギは倒伏してからも肥大しますが、「ネオアース」はより顕著。


マルチがパンパンになっているものがあります。このようなのは大玉確実。


ただし、穫り遅れると割れたり肌が悪くなります。
今年は一斉収穫する段になって連日悪天候。適期からは少し遅れたので心配でした。
畑で干すような陽気ではありません。穫り始めた途端、また降り出しました。
引き抜いた後、畝から即持ち出します。土がかなり濡れています。


その場で茎を2、30㎝付けて切ります。


大急ぎで作業場の下屋に取り込み、空きスペースに広げます。


助っ人が手伝ってくれたおかげで、短時間で済み助かりました。
見るからに大玉が多い。


全体的なボリューム感は昨年より二割くらい多い印象です。


近年は500グラムを越えるような特大玉が多数出ており、今年も相当数あるようです。


特大玉を少し寄せてみました。


大きさが比較出来るよう並べてみます。右が500g級の特大玉、左が300g級の平均的な中玉。


出荷規格で言うと直径9センチ以上で2Lサイズ。重さが300g以上です。
広げたままで何日間か陰干しした後、本格的に乾燥します。
かなり湿った土が付いているので、うまく乾いてくれるといいのですが。
「ネオアース」は貯蔵性が抜群。そして貯蔵中の色上がりが綺麗です。
萌芽に個体差はありますが、遅いものは3月一杯大丈夫。自家用には芽の伸びが遅いものを4月まで食しています。
「ネオアース」のみでほぼ1年間賄えるという、絶賛の品種です。
ここ何年か、生育の途中経過が良くなくヨレヨレの状態。
穫ってみれば肥大良好という結果オーライが続き、満足は出来ていませんでした。
今年は生育自体もまずまず、結果もすこぶる良好となり、満足感を覚える出来となりました。


ジャガイモの芽かきと追肥、土寄せ

2022年05月20日 | 畑:土物類

ジャガイモの芽かきをし、追肥、土寄せをしました。
今年も省力植え付けをしているジャガイモ。生育は順調です。
品種は男爵一品種。
昨年から自家種は止め、全て購入種芋にしているため生育は揃っています。


今年も4月下旬に強い霜がありましたが、この畑は霜の降りることがほとんどありません。
周りにあるケヤキの大木などが防霜の役目を果たしているからです。
しかし、そのため午後の日当たりが悪く、芋の生長に悪影響を与えている可能性が高い。
今の姿は悪くありません。
まず芽かき。3本仕立てにします。
株の根元を押さえ、株を傷めないように強い茎3本を残し、他をかき取ります。
自家種は芽の数が多く、7、8本あるのがざらですが 購入種は少ない。
せいぜい4、5本と言ったところ。芽かきの必要ない株もあります。
比較的芽の多い3株で芽かきはこの程度。


これで全て3本仕立てになりました。


自家種の場合は芽かきは必須ですが、購入種では必要ないかもしれません。
芽かきをすると、このように茎が乱れるものが出ます。


次に追肥。
畝の肩の部分に速効性肥料を両側に施します。


次に土寄せ。
昔は花が見え始める頃に大きく寄せると教えられました。この辺りでは6月初め頃。 
畝間は1mと広くしているものの、機械作業をスムーズにするには早めに済ませたい。
やはり芽かき直後にやるようになります。
管理機の畝立てロータの2連の爪を外向きにして逆転で土をはねあげます。


両サイドは片側だけの逆転ロータではね上げます。


これで機械作業が終了。


機械作業だけだとこの程度。


鍬で少々手直しをします。


根元までしっかりと土寄せしました。


近年不作のことが多くなっています。今年はどうか。
この畑は日照条件が悪いハンディはありますが、山砂を客土したため肌の綺麗な芋が出来ます。


ジャガイモは今年も省力植付け

2022年03月18日 | 畑:土物類

ジャガイモの植え付けをしました。
激震に見舞われた当地ですが、すでにその前に種芋を切って準備していたのでした。
無駄にするのも面白くないと思い強引に決行しました。
今年も我流の省力植付けです。
当地方のジャガイモの植え付け適期は3月下旬から4月初めとされています。
それからすると少し早いですが、天気が崩れるというので前倒ししたもの。
この畑は面積約1a。しかし、利用率が低いので実質はその2/3程度。
近くの立木が大きくなり午後の日当たりが悪くなってきました。
ただ、霜の降りる心配が殆どなく、早く萌芽しても問題ありません。
すでに畑には2週間ほど前に元肥をやり、耕耘しています。これはその時の記録。
畝間1mになるよう畝の中心に目印線を付けます。


目印線に沿って約50㎝幅に元肥を散布。


最低速度で深くロータリー耕耘。帯状全層施肥です。


種芋は、昨年から自家種を止め、全て購入種です。
僅かばかりなので、品種は今年も男爵一品種。
種芋は2週間ほど浴光。3週間のつもりでしたが、結果的に短くなりました。
僅かながら芽は出ています。
種芋は頂芽優勢の原則にしたがって、縦切りに2分割。
これを夕方に済ませたところで深夜の大地震。タイミングが良かったのか悪かったのか。


芋はM玉と言いながら少々小さい。昨年北海道が不作だった影響があるのかもしれません。
植え付け直前にパラパラとにわか雨。幸い間もなく止みました。
再度ロータリー耕耘した後、畝間1mの畝の中心に再び目印線を付けます


畝間を広くしているので株間はやや狭めの30センチ。


目印線の位置に種芋を押し込むようにして植付けます。


管理機を利用して覆土。
畝立てロータの爪を左側は外向き、右側は内向きにしてセット。


土のはね上げは最低にして種芋が畝の中心になるよう逆転で土を盛っていきます。


左回りに往復すると覆土完了。


短時間で済みます。


丁度うまい具合に覆土できます。


軽く鍬でならして手直しし終了。


これで覆土5、6センチの適度な深さになります。


昔は鍬で植え溝を作って元肥をやり植付け、そして鍬で覆土と時間がかかりました。
この方法でなければ、このどさくさの中では無理だったと思います。

貯蔵のタマネギとジャガイモ今年は貴重

2022年02月22日 | 畑:土物類

長期の貯蔵をしているタマネギとジャガイモ。
皆から今年は貴重だと言われています。
と言うのも、例年にない高値が続いているからです。
これは出荷量の大半を占める北海道産が夏の天候不順で不作になったため。
秋冬野菜の市況が低迷したのとは対照的です。
長期の貯蔵では度々よくチェックする必要があります。
腐敗や萌芽をしているものを見たら早めに処置することが大切です。
こちらがタマネギ。


畑で欠株が出た分、昨年よりは残量が少なくなっています。


品種は「ネオアース」。
吊しとコンテナに並べて乾燥した後、中に取り込んで貯蔵しました。
今年は玉の大小を気にせず消費することにしましたが、大玉はほぼなくなり残りは中玉が中心です。


少なくなってきたので、コンテナを纏めてもいいのですが、まだそのままにしています。


まだ腐れや萌芽は確認していません。皺の出てきたものが若干あります。
「ネオアース」も早い年は今時分から萌芽の始まることがあります。
萌芽には年次差、個体差があるようです。
当地、今年は積雪量は少ないものの気温が低い。完全に冷蔵庫の状態なので貯蔵の条件は良い。


住居の中や日の当たるような暖かい所での保管は禁物。萌芽が早まります。
昔は早生から晩生まで3種ほど作っていましたが、今は「ネオアース」のみです。
当地のような寒冷地では早生種を作ってもそれほど早くは穫れません。
貯蔵性の高い品種を長く食した方がメリットが大きい。
その点「ネオアース」は抜群。やや腰高の姿と肌が綺麗です。
今時分になると、外皮が自然に剥げ、綺麗な狐色になっています。


昨年は、少々萌芽したものまで4月いっぱい食していましたが、今年はそれほどの残量ではなさそう。

こちらはジャガイモ。


昨年は不作だったので腐敗が出ないようしっかりと乾燥させ、日の当たらない涼しい場所に保管しています。
品種は全て「男爵」。
不作で大玉が少なく、残っているものも中玉、小玉が多い。


それでも思いのほか残っています。


芽は年内から伸び始め、放置すればこの時期には催芽した状態になってしまいます。
芽が伸びると芋の栄養が奪われ萎びてきます。
芽が出始めたらできるだけ小さいうちに搔いてしまわないといけません。
助っ人がみんなやってくれました。


これなら殆ど劣化していません。


今年はジャガイモの値段が高いからか丁寧に扱われているようです。
近年、購入種より自種の出来がかなり悪いので、昨年から全て購入種にすることにしました。
自種を取る時は、今時分の芽の処理に迷うことがありました。
今は食用だけなのでみんな搔いてしまえばよく、管理が楽です。

先日まで貯蔵していたサトイモは終了しました。


ラッキョウに追肥と土寄せ、三年子花ラッキョウは健在

2022年02月18日 | 畑:土物類

越冬中のラッキョウに追肥と土寄せをしました。
今年のラッキョウは少々変則。通常の栽培と三年子の花ラッキョウ栽培の二通り。
これが9月に植え付けた普通のラッキョウ。


スペースの関係で2条植えです。


沢山の落ち葉です。近くにある栗の大木の落葉が多い。


発芽はまずまずでしたが、その後欠株が出ています。


両肩と条間に粒状の速効性肥料を施しました。


スペースが狭く土寄せに管理機は使えません。
土は適度に湿気っているので軟らかく、鍬での作業は容易です。
落ち葉は構わず土と一緒に寄せてしまいます。


しかし、スペースが狭く少々間に合わせの感。特に条間は中耕しただけです。
厳冬と言うこともあってか勢いが良くないので、追肥の効果に期待です。
今年はまず種の確保が第一。


これが三年子の花ラッキョウ。


こちらは1条植え。


事情があって昨年半分を収穫せず、そのまま残して三年子の花ラッキョウにしたもの。
三年子の花ラッキョウ栽培は初めてです。


厳冬で葉色がくすみ、枯れた下葉があるものの相変わらず葉の数は凄い。


1条植えなので作業はしやすい。
畝の両肩に追肥。


こちらも沢山の落ち葉ですが、かまわず土寄せ。まずまずです。


2年にわたり秋と春の土寄せをしているので結構高い畝になりました。


三年子の花ラッキョウと言えば福井が有名。
初めての経験なので、どんな風になるのか穫ってみないと分りません。
葉の様子からすると相当の分球数になることは確か。