そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 終章(その2)    礼文・利尻島から自宅へ

2009年07月16日 | 2008年日本海側の旅
7月12日(土) 曇 (「桃岩荘ユース」~利尻島・「利尻グリーンヒルユースホステル」)



10時、香深港で、同宿者と2人、「桃岩荘」ヘルパーの若者たちの盛大な見送りをうけ、フェリーにて利尻島鴛泊(おしどまり)港へ。


礼文島はもう見えず。


鴛泊港を経て、今夜の宿である「利尻グリーンヒルユース」に着き、荷物の整理をしていると、稚内の「モシリパユース」で同室だったスイス人がやって来る。彼は、利尻山に登ってきたところとか。登山ルートの様子などを教えてもらう。
その後、履き続けてきたウォーキングシューズが磨り減ってしまい、地面の小さな凹凸にも足裏が痛いので、


利尻山登頂に備えて近くのホームセンターでスニーカーを買う。少し大きめの中国製のものしか置いてないがやむをえない。今の靴より少しはましだし、まあ、何とかなるだろう。
家族や知人へのお土産に利尻昆布を買ったり、当面の食料の調達をしたりする。
夕方、利尻山に登りに来たという同室の西宮市の男性と、スイス人からの情報を受け売りしつつ話をする。
夜は、ユースで泊まる。


7月13日(日) 曇一時雨 (「利尻グリーンヒルユース」~稚内市・「モシリパユースホステル」)



4時、ユース発。朝焼けの利尻山。


4時55分、利尻北麓野営場の登山口より登山道を辿る。
エゾノコギリソウ。


エゾリンドウ(風強くちょっとピンボケ)。


7時、山腹には残雪も見える。


7時15分、避難小屋手前。徐々にガスが出てくる。


頂上直下。リシリオウギ。


8時15分、利尻山(標高1721m)登頂。山頂はガスと強風の中で、展望はきかず。




降りだした雨の中を下山し、
12時10分、ユースへ戻る。
午後、雨が止む。
鴛泊港からフェリーに乗り、再び稚内の「モシリパユースホステル」へ。
当初予定していた、苫小牧から大洗へのフェリーが満席のため、急遽鉄道に変更。
同室の青年に、携帯電話で列車の乗換えを調べてもらう。(便利なもんだなあ。)


夜、ユースに宿泊。
これで予定していた全ての計画を終了する。


7月14日(月) 曇のち晴 (「モシリパユース」~自宅) 




7時10分、JR稚内駅発。
鉄路の最北端。


その後、
稚内――JR宗谷本線(特急スーパー宗谷)――札幌、
札幌――JR函館本線(特急スーパー北斗)――函館、
函館――JR津軽海峡線・東北本線(特急スーパー白鳥)――八戸、
八戸――JR東北新幹線(新幹線はやて)――東京、
東京――JR東海道本線――川崎
と乗り継ぎ、
23時、自宅に帰る。
途中、青函トンネル通過時に、Bさんから宗谷岬到着の電話あり。お互いの目的達成を喜び合う。 

帰宅し、ビールを飲みつつ、トンネル通過時やサロベツ原野でも唄わずに残しておいた一曲、美空ひばりの「港町十三番地」を唄いながら、ほろ酔いの中でおよそ3ヶ月の日本列島縦断徒歩の旅を終える。


(これで徒歩の旅の行動記録は終了です。次回にまとめをのせます。)


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