ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

NGO ひろしま市民によるカザフスタン共和国旧ソ連核実験場周辺住民(核被害者)への支援・交流

カザフ議員団 CD「ザマナイ」に感激

2010-11-24 11:56:02 | Weblog
広島空港にカザフスタンからの特別機で到着

広島大学主催 講演会には在日カザフスタン大使や書記官、議員団、関係者、カザフスタンテレビ局が来広
CD「ザマナイ」発売をすでにニュースで知っていた。議員団にはチラシやポスターと共に「ザマナイ」の作詞家、作曲家、歌手ローザにCDを託しました。カザフスタンTVも同行しており、副代表小畠と留学生ヌルダナは共にインタビューを受けた。
インタビューではヒロセミの成り立ち、留学生受け入れ経緯、ザマナイのCDに託す目的等を質問された。
二つのヒバク国は協力して核の悲劇を世界に知らせ、核のない世界を目指す使命がある。また、歌は国境を越えて世界に広がり、
核の悲惨さを人々の魂に訴えかけ、核廃絶の機運を高める。カザフスタンが核実験場を民衆の力で廃止したように、世界の核実験場をなくしたい等々を応えた。

カザフ下院議員団 

2010-11-24 11:46:04 | Weblog
「核兵器の放棄 我々に続いて」
朝日新聞 2010年11月24日

 中央アジア・カザフスタンのオラル・ムハメジャノフ下院議長=写真=が22日、広島市中区の広島国際会議場で講演した。広島大主催で、学生ら約140人が参加。ムハメジャノフ下院議長は、旧ソ連から引き継いだ核兵器を放棄した同国の歴史を取り上げ、「核を持つ国々が、我々の実例に続いてほしい」と訴えた。

 広島大大学院1年の秋吉和紀さん(23)は「核兵器に価値を置く国が多い中で、勇気を持って廃絶したことに心を動かされた。平和という価値観は、他の国とも共有できると思った」と話した。

 ムハメジャノフ下院議長は講演に先立ち、平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花し、平和記念資料館を見学した。(山下奈緒子)




ヌルダナ第1位に輝く

2010-11-18 22:18:06 | Weblog
ヌルダナ第1位に輝く 第21回日本語による世界平和弁論大会 2010年11月7日
【第21回日本語による世界平和弁論大会プログラム】
1  戦争と平和 苑 意(エンイ)(中国) 舟入高校
2  核爆弾料金 ザーラ・ブレッサン(ドイツ) 安芸府中高校
3  平和についての学び ヌルダナ・アディルハノワ(カザフスタン) 山陽女学園高等部
4  平和という単語が消えるまで 金 恵康(キム ヘガン)(韓国) 福山市立福山中・高校
5  今日の世界のテーマは、平和と発展 胡 炬(コセン)(中国) 広島経済大学大学院
6  平和ってなんですか タン・ウェン・イン(マレーシア) 舟入高校
7  一人から始める世界平和への取組 ジュリエット・クック(ニュージーランド) 美鈴が丘高校
8  平和への一歩 張 野琳(チョウ ジョリン)(中国) 広島工業大学
9  平和 ダイアナ・ボーゼック(ドイツ) 広島大学附属高校
10  世界平和 ナタリ・ベネガス(コスタリカ) 安芸府中高校
11  平和都市広島 フランソワ・フルニエール(カナダ) 広島県瀬戸内高校
12  原爆と平和 馬 亭蘭(マ テイラン)(中国) 広島経済大学
13  ボスニア・ヘルツェゴビナでの私の体験 ヨハンネ・ダニエルセン(ノルウェー) 山陽女学園高等部
14  二つの手紙 ナスタシア・シュドヴァ(ロシア連邦) 広島女学院高校
15  世界が平和になるまで 王 萍(オウ ヘイ)(中国) 広島工業大学

【本財団のおいたち】本財団が創立された基本的精神は、原爆をうけた広島の生存者が尊い生命を犠牲にした人々を思い、世界人類に対して恒久平和を念願することこそ広島の責務であるという信念に基づいています。被爆直後、悲嘆にくれた広島の現状を視察して被爆者を取材し、核兵器に対する憤りと被爆者への愛といたわりで綴ったアメリカ従軍記者ジョン・ハーシー氏による名著「ヒロシマ」によって、被爆地広島への関心は広がりと高まりをみせました。
こうした時の1948年、谷本清氏(当時広島市流川キリスト教会牧師)は、メソジスト教会ミッション・ボードの招きを受け、原爆による被爆の体験をもってアメリカを歴訪。15ヵ月の間31州、256都市、472団体において``被爆の惨状と平和の尊さ``を訴えました。「ヒロシマ・ピース・センター」という名前は、この訴えに呼応してアメリカで生れ被爆地広島に継承され、広く世界平和の運動を推進する母体として1950年8月8日、財団法人として認可されました。谷本清氏は、本財団創立以来理事長を務め、再三にわたってアメリカに渡り、原爆乙女の治療をはじめ養子縁組等の事業を実現し、内外で“恒久平和の実現と人類の福祉増進"を図ってきました。

【谷本清平和賞と世界平和弁論大会】1986年に谷本清氏の後を受けた二代目理事長鶴襄氏(学校法人鶴学園創立者)は、谷本清氏の偉業を祈念し、恒久平和実現と原爆体験の風化を食い止めるために貢献した人(団体)を顕彰し、より一層平和構築への推進力のとなっていただくことを願い、「谷本清平和賞」を創設しました。1987年ノーマン・カズンズ氏の第1回受賞をはじめ昨年の平野伸人氏の受賞まで21回の表彰をしてきました。
また、鶴襄氏は、若人たちが世界平和に対する関心を高め、国境を越えて平和実現のために手をつないでほしいとの願いから、1990年に第1回「世界平和弁論大会」を開催しました。こうした鶴襄氏の遺志は、谷本清平和賞と世界平和弁論大会を「国際平和の集い」として、本財団の基幹事業として今日まで受け継がれています。

カザフの反核の歌 CD 本日発売

2010-11-11 15:09:05 | Weblog
カザフ核被害 非人間性歌う
2010年11月11日  朝日新聞より


ザマナイを歌い上げるTOMOKOさん。歌詞の重みにいつも圧倒されるという=広島市役所

 中央アジア・カザフスタンで1980年代末、旧ソ連核実験場閉鎖を求める市民運動とともに広まった歌「ザマナイ」のCDを、同国と交流する広島の市民団体が自主制作し、11日から販売する。歌に衝撃を受け、歌い手に名乗り出た歌手のTOMOKOさん=東京都葛飾区=は「世界に広めていけたら」と話している。(加戸靖史)


 「健やかな子らはなぜ消えた 風になびく髪はなぜ消えた……」


 10日、広島市役所で記者会見したTOMOKOさんは、思いを込めるように時折目をつぶりながら、日本語版の「ザマナイ」を歌った。


 ザマナイはカザフ語で「時代よ」というような意味。同国の歌手ローザ・リムバエワさんの代表曲だ。91年に核実験場閉鎖を勝ち取った反対運動のデモや集会で盛んに歌われ、同国内で広く知られる。


 TOMOKOさんは昨年8月、ザマナイを歌うローザさんをテレビ番組で偶然見て、「こんなに人の心を揺さぶる歌があるのか」とショックを受けた。人々を放射能で苦しめ、大地を汚染した核実験の非人道性を強く訴える歌詞。「日本でももっと広く知られるべきでは」と思った。


 カザフの被曝(ひ・ばく)者を支援している市民団体ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト(ヒロセミ)をインターネットで知り、副世話人代表の小畠(こ・ばたけ)知恵子さん(58)=広島市中区=に「ザマナイを歌いたい」と申し出た。


 小畠さんは昨年秋にカザフを訪問。旧知のローザさんにTOMOKOさんの思いを伝えたところ、ローザさんも日本でのCD化を快諾し、伴奏の音源を提供してくれた。


 練習中、感極まって歌えなくなることが何度もあったというTOMOKOさん。しかし今年7月末に広島市であった平和を祈るイベントで初披露し、歌い続けていく決意を固めた。「核被害に苦しむ人をこれ以上増やしてほしくないという歌の思いが伝われば」と話す。


 ローザさんの原曲とTOMOKOさんの英語版も含め4曲入り1千円。郵便振替で入金後に発送するほか、同市中区幟町のギャラリー&アンティーク2010(090・5267・7388)でも販売。申し込みはヒロセミ事務局の橋村さん(082・274・1634)へ。