ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

NGO ひろしま市民によるカザフスタン共和国旧ソ連核実験場周辺住民(核被害者)への支援・交流

趣旨

2005-09-27 12:02:21 | 趣旨
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトの設立趣旨

● 1949年8月29日、米国の核兵器に対抗して、ソ連(当時)は初めてセミパラチンスクで核実験を実施しました。以来、米ソの核軍拡競争が激化する中で、セミパラチンスクでは核実験場閉鎖までの40年間に、4百数十回に及ぶ核実験が行われた結果、大地は荒れ果て、蓄積された放射能によって、多くの周辺住民が健康被害に苦しんでいます。
● 60年前、一発の原子爆弾によって壊滅した広島市は、内外からの多くの援助と、市民の不屈の努力によって再起することができました。被害に打ちひしがれ、焦土に呆然と立ちつくす広島市民に、生きる希望を与えてくれた内外からの励ましを、私たちは忘れることはできません。
● セミパラチンスク核実験場周辺に住む、多数の住民が放射能被害で苦しんでいるのを知った人たちが医療支援に立ち上がり、セミパラチンスクの被害者に救援の手をさしのべたいと思う市民参加によって、ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトは、1998年9月7日に発足しました。
● 被爆後60年を経て、地球上には2万発とも3万発とも言われる核兵器が存在していますが、核軍縮は遅々として進まず、核拡散の危険性はますます強まっています。また、イラクなどテロ対策を口実とした戦争も連鎖的に拡大する危険性をもっています。
● 私たちは、セミパラチンスクの被害者を支援し、彼らと連帯していくことは、ヒロシマが訴える核兵器廃絶を実現し、地球上から核による悲劇をなくすための重要な行動になると確信し、広島市民の責務として活動を進めています。

設立目的

2005-07-20 16:37:18 | 趣旨
ヒロセミ・PJの発足
広島大学原医研を中心とする現地の放射線量・医療調査
HICARE等によるカザフスタン他の研修医師の受入れ
広島カザフ友好の会
アジア競技大会と「一館一国運動」による交流
原水爆禁止世界大会(広島)にカザフから参加
日本ユーラシア協会の交流活動
マスコミ(中国新聞、RCC等)による被爆実相の報道、etc

ヒロセミ・PJの目的
目 的 : 核被害による広島とセミパラチンスク両都市の歴史を
     踏まえて、市民の草の根の交流を通じて、相互理解を
     深め、核兵器廃絶と国際平和に寄与することを目的と
     する。

事 業 : ① 講演会、展示会、映写会、研修会等行事の開催。
     ② 相互理解のための資料及び情報の収集と提供。
     ③ 医療支援等の事業。
     ④ その他、親善のための交流等本会の目的を達成す
       るための事業。