ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

NGO ひろしま市民によるカザフスタン共和国旧ソ連核実験場周辺住民(核被害者)への支援・交流

 留学生送別会のご案内

2015-02-15 22:28:09 | Weblog
             2015年2月15日
各位

                                ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト
                                世話人代表 佐々木 桂一
            

                  留学生送別会のご案内

 2月を迎え、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 カザフスタンからの留学生シャリアット・ボラトアが、3月末、1年の留学期間を終え帰国することになりました。
山陽女学園高等部の先生方やクラスメートの温かい心に触れ、思い出深い留学生活を送ることができたようです。
 つきましては新たな人生の節目を迎えた留学生と、帰国前のひとときを過ごすため、ささやかながら送別会を催すことになりました。
 皆様のご参加をお待ちしております。

                       記
  日時:2015年3月22日(日)13:30~15:00
  会場:広島市留学生会館 2階ホール
  〒732-0806 広島市南区西荒神町1番1号
  TEL:(082)568-5931 FAX:(082)568-5600
  会費:一般500円、学生無料
  
 会場準備等の都合がございますので、ご参加の方は3月13日(金)までに下記までご連絡ください。または下記出欠票にご記入の上FAXもしくはメールしてください。

  申し込み先:ヒロセミ:橋村(TEL/FAX 274-1634)mashenka@fancy.ocn.ne.jp
           
                                                   以上
                                    
                         留学生送別会出欠票

 お名前                            
 所属         

ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト広報誌2015 SpringNo.29

2015-02-15 22:20:40 | Weblog
2015 Spring                                    No.29
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト
〒 733-0012 広島市西区草津東3-6-11-2(橋村宅)
TEL/FAX :082-274-1634 E-Mail: mashenka@fancy.ocn.ne.jp 
HP:http://hiroshima.cool.ne.jp/kazakhstan/ Blog: http://blog.goo.ne.jp/kazakhstan

【第16期留学生 ダリーナの紹介】
・ 姓名   : ダリーナ・チェキムバイェワ
・ 生年月日 : 1999年5月17日(現15歳)
・ スポーツ : 合気道、柔道、ダンス
・ 趣味   : 音楽
・ 家族   : お父さん(病院の外科医)、お母さん
(医療専門学校の先生)、7歳の弟
【留学の思い】
初めまして、私はダリーナ・チェキムバイェワと申します。中学校3年生(15歳)です。家族は5人います。家族皆でキャンプに行くのがとても楽しみです。
私は、勉強が大好きです。それと、音楽とダンスも好きで、暇なときは絵も描きます。また、外国語を学ぶのが面白く、10歳の時から英語の勉強をはじめ、数学のコンテストでは優勝したこともあります。また、私はスポーツをするのも好きで、合気道をやっており、黄色の帯を持っています。
11歳からアニメをよく見ています。忍者のアニメが好きで、日本の“侍”についても面白いと思います。
私は、カザフスタンのセメイに住んでいます。セメイは特別な歴史があります。たくさんの困難を乗り越えて私の町は生まれ変わりました。今では、セメイに公園や観光地がたくさんあります。
日本とカザフスタンの間には、共通の悲劇があります。
セミパラチンスク核実験場で行われた核実験が40年間続けられ、そのせいでたくさんの人々が苦しめられ、環境もひどく悪化しました。しかし、住民たちが力を合わせることで、核実験を止めることができました。
私は、小学生3年の時に広島と長崎の悲劇を知りました。原爆によって町は大きな被害を受け、今でも日本にはたくさんの被爆者が住んでいると聞きました。その時、日本とカザフスタンが似ていると思いました。
日本に行くことが昔から私の夢です。日本語がうまくなって日本で暮らし、日本の文化と日本人の伝統に精通したいです。私は、この夢が叶えるように頑張りたいと思います。[4月4日来日の予定です。]

【カザフスタン訪問報告会関連】              
 特別参加
 カザフスタン T. Rakhypbekov、N. Chaizhunusova
 ロシア       V.Stepanenko T.Kolyzhenkov、 
1月21日 カザフスタン学長一行は福岡経由、ロシア研究者は関空経由で無事ホテルに各自でチェックイン。
1月22日 午後、ゲストと共に平和公園慰霊碑に献花後、カザフスタン訪問報告会
 セメイ医学大学ラヒムベコフ学長より、ヒロセミと山陽女学園にそれぞれ感謝状が授与されました。(参加者約40名) RCCテレビ放映「ニュース6」、中国新聞、記事掲載 
(公財)広島平和文化センター小溝理事長のカザフ民族衣装での力強い発表。佐々木代表の世界の核実験影響、昨夏訪問報告。星教授 昨夏のセミナーと外科手術実施報告。
1月23日 広島から島根に移動1月24日 第1回島根・セメイ国際シンポジウム 
当会顧問、野宗先生が中心になって準備を進められました。2013年からセメイを訪問している方々が参加されました。遠くは千葉や神奈川からも、もちろん広島からも当日駆けつけて来られました。主な内容は、セメイ医学大学学長による、セメイパラチンスク核実験場、ナイラ教授による周辺住民の遺伝的考察、星教授とカザフ、ロシア共同による低線量被曝影響実験に経過、野宗先生武市先生の福島県内における甲状腺検診の結果報告、セメイでの外科手術報告がなされました。
1月25日 出雲市から広島に高速バスで移動
1月26日 「広島・長崎原爆における残留放射線の影響」ワーク・ショップ 広島大学
に参加。
「福島原発事故がヤマトシジミ(蝶)に及ぼした生物学的影響」と題して発表された、琉球大学、大瀧研究室の野原千代先生の論文発表がカザフスタンの研究者に大きな感動を与えた。つまり、旧ソ連による約40年間秘密裏の核実験で数世代に渡って低線量被曝を受けてきた住民にとって、今後の研究により、残念なことではあるが少なくとも蝶の世界で次世代に遺伝的影響がある事を実証できるからである。
特に興味深いのは、この研究室がフクシマ事故以前の2009年まで通常のヤマトシジミの研究実績から、2011年の事故後、直ちに福島と中心に調査研究活動に取り掛かられたことは偶然とは思えない運命を感じました。今後は当会の顧問、星教授の放射線量データとの連携を図りながら進められるそうです。
 旧ソ連時代の核実験に伴う、生物学的調査研究は詳細に進められていたが、動物、植物が主な対象で蝶までは及んでないように思われる。特に、冬に極寒期はマイナス40度を記録する地では困難であろう。論文はドイツ、米国、イギリスで大きく取り上げられたにもかかわらず、日本では周知されていないのが不思議です。私には、野原先生が日本のレイチェル・カーソン(「沈黙の春」の著者)に思えて、しっかり応援して行きたいと 日々、画策しています。
1月27日 帰国

【第一回 島根・セメイ国際シンポジウム報告】

1月24日出雲市島根大学医学部みらい棟で第1回島根・セメイ国際シンポジウム「セミパラチンスクと福島の放射線災害」が野宗義博教授の主催で開催されました。各報告は福島原発事故等でのべータ線、内部被ばくの解明への示唆を多く含んでいます。小林学長の挨拶に続いて第一セクション「セミパラチンスクNuc1ear実験場での放射線被ばく」が星先生の司会で進められました。
①セミパラチンスク核実験場の問題(Tolebay Rakhypbekov セメイ国立医学大学)
②セミパラチンスク核実験場近隣に生活する放射線に被曝した人々の子孫における染色体分析に対するFISH法(Naily Chaizhunussovaセメイ国立医学大学 )
③中性子によって放射化されたMn56粉末によって再放射化後の実験動物における内部被曝線量の評価ー広島原爆に続く残留放射能のシミュレイション(Valerii Stepanenko  ロシア・オブニンスク医学放射線研究センター)
④線量再評価に対する単一粒OSL法を広島市からと飯舘村から得られた石英を含む試料に応用することの可能性(Timofei Kolyzhenkov  ロシア・オブニンスク医学放射線研究センター)

第二セクション「日本における放射線被ばく」 司会Chaizhunussova
⑤太平洋核実験場での放射線被曝の現状(星正治 広島大学)
⑥福島と関東地方住民の甲状腺健診報告(野宗義博 島根大学医学部)
⑦甲状腺被爆と甲状腺癌手術(武市宣雄 広島甲状腺クリニック)

続いて1月26日には広島大学霞キャンパス広仁会館で国際ワークショップ「広島・長崎における残留放射線の影響」(主催 星先生 大滝先生)が開催されました。
星先生の開会挨拶に続いて、それぞれの報告がされ、議論がかわされました。
①コックス回帰を用いた広島原爆被爆生存者間の固形癌死亡率についての非初期被爆の効果の評価(原先生 広島大学)
②ポアソン回帰分析を用いた広島原爆被爆生存者間の固形癌死亡率についての非初期被爆の効果の見積もり(佐藤先生 広島県立大学)
③残留放射能の資料と影響:広島原爆初期入市者データ1970-2010に基づいた固形癌の過剰な致死リスクについて(大谷先生 広島大学)
④広島長崎の残留放射能から線量計算をするための資料収集と分析(星先生 広島大学)
⑤中性子によって放射化されたMn56粉末によって再放射化後の実験動物における内部被曝線量の評価ー広島原爆に続く残留放射能のシミュレイション(Valerii Stepanenko  ロシア・オブニンスク医学放射線研究センター)
⑥実験用動物における中性子により放射能化されたMn56粉末による内部被曝の生物学的影響(七条先生 広島大学)
⑦ヤマトシジミ蝶に摂取された放射性物質の生物学的影響(野原先生 琉球大学)
⑧線量再評価に対する単一粒OSL法を広島市からと飯舘村から得られた石英を含む試料に応用することの可能性(Timofei Kolyzhenkov  ロシア・オブニンスク医学放射線研究センター)

山陽女学園、石田孝樹校長先生へ
カザフスタン国立セメイ医学大学より
2000年からの留学生受け入れに対する感謝状が授与されました。2月9日(月) 世話人代表 佐々木と副代表小畠が学園を訪問し感謝状を届けました。
副校長を交えて帰国後の留学生の近況と活躍ぶりを報告しました。

経過報告
総会の開催
⇒ 6/15(日) 12:00~13:00 (歓迎会を終えてすぐに総会及び世話人会を行う)
⇒ 会場 : 広島市男女共同参画推進センター(愛称:ゆいぽーと)3Fアトリエ
⇒ 内容 : ① H25年度の活動実績及び収支報告と会計監査
      ② H26年度の活動計画及び収支計画
      ③ 世話人会 / 監査の体制変更 
⇒ 世話体制 : 新規に萩原氏を世話人とする。橋本、浅海の両氏に監査人をお願いする。
⇒ 5/20(火)・22(木)で広報誌を発行・印刷
⇒ 留学生(シャリアット)の紹介、留学生の歓迎会、総会の開催、8月のチャーター便のお知らせなどを掲載
(カザフスタンの直行便の許可が日本政府からおりずチャ-ター便を断念して通常ルートで訪問)参考 別紙報告書 シャリアット
⇒ 6/17(火)、カザフスタン直行便説明会でカザフスタンを紹介/17:00~ クリスタルビル
⇒ 6/22(日)、7/21(月) せこへい美術館のワークショップ。
⇒ 6/24(火)、中原県議等の政経セミナー「これからの地域経済のゆくえ」&第5回カンフルエンスパーティでカザフスタンの紹介及びシャリアットの民族舞踊/18:00~ リーガロイヤルホテルにて
⇒ 7/4(金)、「広島友の会(6才組)」/川崎さんが寮まで向えに行った
比治山女子高校でカザフスタンの核実験を紹介
⇒ 6/26(木) 11:00~12:00 小畠さんが講演
  TSS放映の映像なども使い講演
留学生(シャリアット)の行事
⇒ 5/24(土) 山陽女学園高等部の体育祭
星先生は、特任教授としてセメイ医科大学に行かれる
⇒ 期間 : 6/3(火)~6/25(水)
この期間の内、6/18(水)~6/21(土)はアスタナで国際会議に参加
留学生(シャリアット)の歓迎会
⇒ 6/15(日) 10:30~12:00 / 会費 : 500円(大人のみ)
⇒ 会場 : 広島市男女共同参画推進センター(愛称:ゆいぽーと) 5F ホール
⇒ 参加 : 山陽女学園高等部の留学生3人+クラスメイト2人+神谷先生、ヒロセミ関係9人、日本語ボランティア等6人、合計20人の参加
シャリアット
⇒ 7/29~7/31 山陽女学園前半キャンプ/7/31(木)は16:00に学校着予定。
⇒ 7/31(木)、「平和の灯火」で採火/学校から会場までは澤野先生が迎えに行く。
⇒ 8/4(月)~8/7(木) 全国高校生平和集会等
・ 8/4(月)、韓国の高校生(5人)・教員(6人)参加、平和公園・平和資料館見学、事前学習会、【宿泊:アステールプラザ】
・ 8/5(火)、原爆犠牲者ヒロシマの碑碑前祭、第41回全国高校生平和集会、学習交流会/平和教育研究所(李 昇勳)、
平和祈念式典、せこへい前集会、交流会、とうろう流し
 
「第14回高暮平和の集い・追悼碑前祭」
⇒ 9/14(日)、10:00~11:20 碑前祭/高暮ダム堰堤追悼碑前
12:00~14:30 昼食・朝鮮人強制労働の学習/ふるさと村高暮
⇒ 澤野先生引率でシャリアット参加
「ぺあせろべ」にシャリアットの民族舞踊のリスエスト
⇒ 10/5(日) 中国新聞主催のチューピー広場ステージで13:00~14:00
⇒ 萩原先生が引率(12:00に待ち合わせ)
国際交流・協力の日
⇒ 9/25(木) 18:30~20:30 説明会の参加は川崎(巳)
⇒ 11/16(日) 国際交流・協力の日  展示参加
        日本語による平和スピーチコンテスト シャリアット2位入賞
⇒ 12/16(火) カザフスタン独立記念日 レセプション参加 平岡、小畠




























                                   カザフスタン友好訪問団報告会(1月22日)