■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 無題

2009年01月22日 | ○ Weblog

 冷たい風の吹く中、暑い樹皮で木立は寒さに耐えている。太陽の高さも低いこの時期、

十分な光も注がない。

 モノトーンの世界に存在する黒く見えるその存在でしかない木立が、冬にじっと耐える

のは、未来への一歩を進むため。そして、未来への命をつなぐため。

 暖かな春の風に芽吹く若葉は、未来をつなぐ息吹であり、もっと先の未来を作る命の礎。

雨に打たれ、風に吹かれ、多くの変化の中でも点に伸びる高さよりも深い根を張り未来を

の息吹を木立は支える。

 春、美しく艶やかに咲き誇る桜の花は、冬に樹木が作り出したモノ。ただその寒さに耐

えるだけでなく、厳しい中でも絶えず未来に進んでいる。立ち止まらず、空に手を伸ばす

かのように成長を続ける。

 強い風で折れたとしても、再び芽吹き空に手を伸ばす新芽は、くじける事も怠けること

もしない。

 自然という厳しい環境の中で生きる存在と比較すると人は弱い存在なのかもしれない。


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