オバマ大統領が誕生し、オバマ政権が始まりました。新しいアメリカの構築と、そして
新世紀のアメリカを引っ張って行くリーダーの演説では、融和政策と中東情勢の改善など
今、その場所にある問題を解決する姿勢を示されています。
そして、大統領選に向けて 【 New Energy for America 】 というエネルギー政策
を発表されていました。
【 グリーン・ニューディール政策 】
と位置付けられるそれは、
■ クリーンエネルギーに今後10年で1500億ドル(約15兆円)を投資して
500万人の雇用を生む
■ 輸入石油を減らし、2015年までに100万台のプラグイン・ハイブリッド
車を走らせる
■ 自然エネルギー電力を2012年までに10%、2025年までに25%を達成し、
温室効果ガスを2050年までに1990年比で80%削減する
というものです。
エネルギーのシフトと言う、産業革命のような流動性がそこに生まれそうな雰囲気もある
のですが、その中において確実に違うのは
【 先進国が環境を意識するようになったこと 】
にあると思います。京都議定書にはアメリカは同調できないスタンスでしたが、新しいアメ
リカは、その産業を視野に入れ、今の凍てつくような経済を変えようとしています。
環境を意識し、環境先進国と呼ぶべきヨーロッパ諸国とアメリカが歩調を合わせ環境を
考えて話し合いが出きるようになったと言う現実は歴史的な第一歩が踏み出されたと言え
ます。20の国が共に席に付き話し合う事が出来る世界が昨年生まれました。そして、今年
未来を見据えたこの星に生きる人々が多分初めてとなる 【 この星に生きるモノ 】 と
して、未来を考えるために席につける時が訪れた訳です。
これから本格的に新政権が始動していく訳ですが、新しいアメリカの方向性に期待したい
ですね。