3Dにはいろんな方式があって、今ある
■ アクティブシャッター方式(Real-D方式の映画など)
■ 円偏光方式(ザルマンのディスプレイやビッグカメラの製品など)
があるのですが、これはテレビその物を変更しなくてはなりません。
【 3Dって化け物じみてコストがかかるのか? 】
と言うと実はそうではありません。中には結構安価で3Dにできるモノ
もあります。
その手法とは 【 アナグリフ 】 です。これは、正直
【 設備投資が殆どいらない3Dの方式 】
で、PCがあればフツーに出来るモノだったりします。まず、この方式
の説明から...。
ここでも以前、 【 赤青眼鏡で見る画像 】 を載せたことがあるの
ですが、実はアレが 【 アナグリフ 】 方式の3Dです。
実は、WINDOWS XP搭載のPCがある場合だと、フツーにフリーウェア
で変換可能なのでサックリと作れます。
■ ステレオムービーメーカー
http://stereo.jpn.org/jpn/stvmkr/index.html
実際に必要になるのは、二つのカメラで、それをシンクロさせて撮影
する感じになるんですが、マイクは独立させて録音する(ただマーカ
ーでフレームのズレが生まれないようにするために、カメラ自体の音
は拾うようにしておきます。カチンコや何かアタリになる音を録音し
フレームの整合性を取ります。)ようになります。
スレテオの映像は 【 満遍なく大変 】 なんですが、一番大変な部
分は、撮影・編集かも知れません。その撮影部分では二つのカメラで
撮るので大変(ステレオベースを合わせますし...。)なのと編集段階
で、サイドバイサイドでやるにしてもアナグリフ変換するにしても左右
の目のフレームが合っている必要がある訳です。
これは、どの方式で出す場合にも同じなので決まりごとみたいなモノ
ですね。
上記のソフトでは、フレームの整合性の取れた左右の目用の映像ソー
スを各形式に変換できます。(ただ、Direct-showフィルターのインスト
ールなどが必要になるのでCCCPやffdshowなどをインストールしておくと
いいかと思います。)
では、再生についてですが、これは非常に安価で済みます。用意する
のは
■ 度の入っていない眼鏡(少々安くてもヨイ)
■ 赤と青のセロハン
だけです。準備は簡単で、メガネの片方の目にそれぞれ赤と青のセロ
ファンを張るだけで出来上がりです。これで、
【 3Dの視聴環境が完成 】
です。この方式では、映像ソースがその形式になっていると色違いの
メガネが立体に見せてくれるので、メガネの部分ではこれだけで終了
で、実際には、映像製作の段階で、
■ 静止画に見えないようにする
■ 視点が定まらないような撮影をしない
などの工夫をし、編集段階で音とか出力における色んな調整をするだ
けだったりします。
ある意味、テロップとか入る場合基本的に2Dになってしまうので、
実はステレオベース分のズレを入れないといけないと言うのがありま
すからその点が面倒なだけかなと...。(ちなみに、映像作っている
所(ポスプロやスタジオですね。)では既に3Dのソリューションって
導入されていて、今の3Dカメラって寄り目になったり離れた目の状態
になったりするので被写体の距離の変化による奥行感の変化に追従し
ますし、コンポジットツールもソレに対応した強烈なソリューション
となっています。)
現在では、3DCGを作る為のマシンスペックがフツーに足りています
し、サイドバイサイドで出力できるようなモノもある(ただ、上記の
ソフトを使う場合だと左右の目を個別に出力する必要があります。)
ので、密かに3Dはやりやすくなっているのも確かです。
最も安価なソリューションだと間違いなく 【 アナグリフ 】 なん
ですが、この方式だと映像がその赤青の二重に表示されたモノになっ
ていればいいだけですから、フォーマット依存が無かったりします。
なので、劇場で3D上映された作品の幾つかはこのアナグリフ方式で
見る事が可能なモノもあります。つまり言い変えると...。
【 出力機材とファイル形式を問わない 】
のでモバイルでも大丈夫だし、HDDに入れたMPEG-4 AVC/H.264であっても
DVDで使うDVD-Video(MPEG-2_PS)であっても大丈夫だったりする訳です。
コレは、サイド・バイ・サイドが再生機材側で変換してもらえれば表示
機材とメガネだけでどうにかなるのに似ているのですが、アナグリフに
ついては、単純に 【 そんな映像 】 でしかなく特殊でもなんでもない
ので機種依存がないモノだと言える訳です。
なので、投資金額が少なく個人でもフツーに作れると言う訳です。
難しいのは多分に、コンテンツの製作と編集なんですが、実際に作る事
自体が無理ではなくなっている訳です。
ちなみに、今のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)では5万以上します
がVGA解像度の映像で左右に違う絵を見せることで立体的に見せる物があ
るので、あの系統のデバイスを使うとサイド・バイ・サイドの映像なんか
もサポートしていますから、解像感は低いものの、フリッカーも少なく、
立体感があったりします。
多分、フリッカーが全くないと言うのはアナグリフ(いや、出ても困る
し...。と言うか、意味不明だし...。)なのでそうしたチラつきがない
と言う特徴があるのと、メガネ自体を作るとすればフレームを紙とかに
すればワンコインで複数のメガネの製造が可能ですから、お手軽な3Dと
言えます。
今の3Dコンテンツは洗練されているので立体感の違和感とか出ないの
ですが、個人で作る場合、コンポジットの段階での手間とか左右の視差
の整合性を取るなどの工夫が必要になります。そこが結構手間だったり
するのですが、個人でも3Dコンテンツを製作可能な状況にはなっていた
りする訳です。また、
■ ステレオムービープレイヤー
http://stereo.jpn.org/jpn/stvply/index.html
なんてソフトもありますから、サイド・バイ・サイド方式で出力した
映像をアナグリフ変換して再生するとかも可能だったりします。
■ アクティブシャッター方式(Real-D方式の映画など)
■ 円偏光方式(ザルマンのディスプレイやビッグカメラの製品など)
があるのですが、これはテレビその物を変更しなくてはなりません。
【 3Dって化け物じみてコストがかかるのか? 】
と言うと実はそうではありません。中には結構安価で3Dにできるモノ
もあります。
その手法とは 【 アナグリフ 】 です。これは、正直
【 設備投資が殆どいらない3Dの方式 】
で、PCがあればフツーに出来るモノだったりします。まず、この方式
の説明から...。
ここでも以前、 【 赤青眼鏡で見る画像 】 を載せたことがあるの
ですが、実はアレが 【 アナグリフ 】 方式の3Dです。
実は、WINDOWS XP搭載のPCがある場合だと、フツーにフリーウェア
で変換可能なのでサックリと作れます。
■ ステレオムービーメーカー
http://stereo.jpn.org/jpn/stvmkr/index.html
実際に必要になるのは、二つのカメラで、それをシンクロさせて撮影
する感じになるんですが、マイクは独立させて録音する(ただマーカ
ーでフレームのズレが生まれないようにするために、カメラ自体の音
は拾うようにしておきます。カチンコや何かアタリになる音を録音し
フレームの整合性を取ります。)ようになります。
スレテオの映像は 【 満遍なく大変 】 なんですが、一番大変な部
分は、撮影・編集かも知れません。その撮影部分では二つのカメラで
撮るので大変(ステレオベースを合わせますし...。)なのと編集段階
で、サイドバイサイドでやるにしてもアナグリフ変換するにしても左右
の目のフレームが合っている必要がある訳です。
これは、どの方式で出す場合にも同じなので決まりごとみたいなモノ
ですね。
上記のソフトでは、フレームの整合性の取れた左右の目用の映像ソー
スを各形式に変換できます。(ただ、Direct-showフィルターのインスト
ールなどが必要になるのでCCCPやffdshowなどをインストールしておくと
いいかと思います。)
では、再生についてですが、これは非常に安価で済みます。用意する
のは
■ 度の入っていない眼鏡(少々安くてもヨイ)
■ 赤と青のセロハン
だけです。準備は簡単で、メガネの片方の目にそれぞれ赤と青のセロ
ファンを張るだけで出来上がりです。これで、
【 3Dの視聴環境が完成 】
です。この方式では、映像ソースがその形式になっていると色違いの
メガネが立体に見せてくれるので、メガネの部分ではこれだけで終了
で、実際には、映像製作の段階で、
■ 静止画に見えないようにする
■ 視点が定まらないような撮影をしない
などの工夫をし、編集段階で音とか出力における色んな調整をするだ
けだったりします。
ある意味、テロップとか入る場合基本的に2Dになってしまうので、
実はステレオベース分のズレを入れないといけないと言うのがありま
すからその点が面倒なだけかなと...。(ちなみに、映像作っている
所(ポスプロやスタジオですね。)では既に3Dのソリューションって
導入されていて、今の3Dカメラって寄り目になったり離れた目の状態
になったりするので被写体の距離の変化による奥行感の変化に追従し
ますし、コンポジットツールもソレに対応した強烈なソリューション
となっています。)
現在では、3DCGを作る為のマシンスペックがフツーに足りています
し、サイドバイサイドで出力できるようなモノもある(ただ、上記の
ソフトを使う場合だと左右の目を個別に出力する必要があります。)
ので、密かに3Dはやりやすくなっているのも確かです。
最も安価なソリューションだと間違いなく 【 アナグリフ 】 なん
ですが、この方式だと映像がその赤青の二重に表示されたモノになっ
ていればいいだけですから、フォーマット依存が無かったりします。
なので、劇場で3D上映された作品の幾つかはこのアナグリフ方式で
見る事が可能なモノもあります。つまり言い変えると...。
【 出力機材とファイル形式を問わない 】
のでモバイルでも大丈夫だし、HDDに入れたMPEG-4 AVC/H.264であっても
DVDで使うDVD-Video(MPEG-2_PS)であっても大丈夫だったりする訳です。
コレは、サイド・バイ・サイドが再生機材側で変換してもらえれば表示
機材とメガネだけでどうにかなるのに似ているのですが、アナグリフに
ついては、単純に 【 そんな映像 】 でしかなく特殊でもなんでもない
ので機種依存がないモノだと言える訳です。
なので、投資金額が少なく個人でもフツーに作れると言う訳です。
難しいのは多分に、コンテンツの製作と編集なんですが、実際に作る事
自体が無理ではなくなっている訳です。
ちなみに、今のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)では5万以上します
がVGA解像度の映像で左右に違う絵を見せることで立体的に見せる物があ
るので、あの系統のデバイスを使うとサイド・バイ・サイドの映像なんか
もサポートしていますから、解像感は低いものの、フリッカーも少なく、
立体感があったりします。
多分、フリッカーが全くないと言うのはアナグリフ(いや、出ても困る
し...。と言うか、意味不明だし...。)なのでそうしたチラつきがない
と言う特徴があるのと、メガネ自体を作るとすればフレームを紙とかに
すればワンコインで複数のメガネの製造が可能ですから、お手軽な3Dと
言えます。
今の3Dコンテンツは洗練されているので立体感の違和感とか出ないの
ですが、個人で作る場合、コンポジットの段階での手間とか左右の視差
の整合性を取るなどの工夫が必要になります。そこが結構手間だったり
するのですが、個人でも3Dコンテンツを製作可能な状況にはなっていた
りする訳です。また、
■ ステレオムービープレイヤー
http://stereo.jpn.org/jpn/stvply/index.html
なんてソフトもありますから、サイド・バイ・サイド方式で出力した
映像をアナグリフ変換して再生するとかも可能だったりします。