とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

長屋に触れてきました

2007-09-28 | アート
腰がまだ痛いのをだましながら、「ぐるっとパス」消化のため
上野公園の「下町風俗資料館」へ。

ここへはもう何度も入っているのだが
大正時代の下町の長屋を、こじんまりとした館内に再現していて
これが狭いながらもギュッと凝縮された感じで、実に楽しいのである。

博物館・資料館によくある「建物」の再現の場合、
土間は入れても和室は「ご遠慮下さい」だったり、
調度品は「お手を触れられぬよう」がほとんどだが、ここは違う。
「どうぞお入り下さい、靴は脱いでね」
「使ったモノは片付けてね」といった感じなのである。
かなり自由に楽しめるのだ。(もちろんそうではない場合もありますが)

「どうぞ寄っていってね」の気安さが、まさに下町っぽく
つい上がり込んで、毎回、卓袱台の上におかれた急須を手にとってしまうのだった。

写真は商家に展示されている「下駄の花緒達」
今見ても、おしゃれ。