とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

キントンの話

2007-09-11 | こねもの・陶芸
お正月の干支、昨年はいつ頃作り始めたのかなあと思い、手帳を見たら
もう9月の半ばには、干支作りに入っていたのだった。

干支など動物を作るとき、必ず実物を見に行くようにしている。
昨年はイノシシ。「市街地にイノシシが出没!」などとニュースでよく流れていたので
どこの動物園にでもいるだろうと思って探してみたら、これがなかなかいない。

東京界隈では、多摩にキントンという名のニホンイノシシが1匹いただけだった。
象やキリン、ライオンなどの花形スター(?)に比べて
可愛いけれど、ちょっぴり地味な(ごめんなさい)キントンにカメラを向けて
「あっち向いてくれ」「尻尾見せてくれ」だと、騒いで撮りまくっている姿は
ちょっと珍しかったらしく、ギャラリーを集めてしまったのだった。

キントン、感謝してます。
君がいなければ、天城いのしし村まで行かなければならなかったよ。

写真は今日、テストでつくった来年の干支のシルエット。
形が決まるまで、後何回つくるのかなあ。