とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

大きなゴミ箱と燃えないゴミの話

2014-09-25 | こねもの・陶芸
横浜トリエンナーレに行ってきました。
会場の横浜美術館に入ると、目の前にドーンとガラス張りの巨大なゴミ箱。
マイケル・ランディ作の「アート・ビン」と題されたそれは
いろんな人の失敗作や捨て去りたい過去の作品を持ち寄り、捨てることで成立する参加型作品。
3階建てぐらいの高さの階段をあがり、上から落としたらさぞやスカッとするだろな。


燃やして灰になり「土に還る」という言葉があるけれど、
土自体は火を入れたら最後、半永久的に土には戻りません。
(この性質は皮肉な感じさえします)
極たまにですが、自分の行為がモノづくりという名の元に
日々不燃ゴミを生産しているのではないかという想いにかられることも。(極たまにですよ)

道具の面を持つ「器」の類いと、いわゆる「アート」を一緒には出来ないのですが・・
「粗大ゴミ」と化した作品達が入った、大きなゴミ箱を見ながらつらつら思っていました。

ちなみにかなり前に作り、今はちょっとあまり見たくない物で
自分で「戒め茶碗」と命名しとってあるものもあります。
もう二度とこんな駄作は作るまいと。
段ボールに入れて奥にしまってありますが
たまに開けて見ては「ああっ・・」(涙)と思ったり。
これは私だけでしょうか。




レゴ作ったり、御神輿かついだり。

2014-09-22 | こねもの・陶芸
イベントの多い週末でした。
この土日は近隣の根津神社のお祭り、今年は4年に一度の神幸祭が行われました。
不忍通りに各町会から出てきた御輿が何基も並ぶ図は、それはそれは格好いい!

子供は子供御輿に参加し、私もポップコーン作りでささやかにお手伝い。
私の子供時代はいずれも新興住宅地で、町会から御輿が出るなんていう土地柄では無かったので
自分の町会の御神輿が担げる子供が羨ましかったりします。

さて、そのお祭りの間をぬって、日本橋で「レゴブロック講習・上級者編」を受けてきました。
講師は東大レゴ部の創設者であり日本で唯一のレゴ認定プロビルダー、三井淳平氏!(世界で十数人だとか)
レゴキッズ達にとっては神様のような人です。
お題は「きれいな球体を作る」で、これ変形した立体の基本なんだとか。
丁寧な指導と、少々難しい事にチャレンジした一時間半は、子供にとっても刺激になったようでした。
うう、私も受けたかった!

ちなみに作品の球体を飾ろうとしたところ、既に首と足が付いており、違う生物に変化・・・・
製作した作品は常に変化していく、これレゴ好きの基本のようです。








新米を美味しく!

2014-09-18 | こねもの・陶芸
本日18日より浦和のギャラリー楽風で、「飯椀と土鍋で新米と美味しく」という題で、
10名の作家が作った飯椀が期間限定で展示されます。
今回、私も参加させて頂いてます。

作ったのは、外側がそれぞれ彫りの違う飯椀。
手に持ったときの凹凸も楽しめたらいいなと。

ご飯の上には何がいいか散々考えて、結局テッパン「梅干し」を購入。
枝豆の箸置(子供の即席セッティング)も一緒に撮影・・
(この配色、なかなか悪くないぞ)

今回は梅干しでしたが、お供は醤油だけやソースやマヨネーズも大好きだったり・・
10名分をそれぞれ手にとり、よそった図を想像するのも楽しいかと!
飯椀は、11月中旬まで展示されます。




「理想のカフェはじめました」

2014-09-12 | こねもの・陶芸
陶製アルファベットブロックを置いて頂いている、北浦和のカフェnofuさんが
先日発売された「理想のカフェはじめました」(旭屋出版)という本に掲載されています。

この本、UターンやIターン、里山・古民家など
北海道から沖縄まで、好きな町で自分のお店を開いた方々を紹介しています。
具体的なカフェ開業の話は、自分の店を持ちたい・・という方の背中を押してくれるはず。
メニューや店内も魅力的で、その地に行った時にはぜひ寄ってみたい所ばかり。

表紙を開けた1ページ目には、nofuさんのランチ!
そしてお店の紹介では、オシャレな店内と共に陶器ブロックも写真で載っていました!
いつもよりずっと素敵に見えます。
本屋さんで見かけたら、ぜひ手にとってご覧下さい。




すーっと溶けてはかなげな・・

2014-09-03 | こねもの・陶芸
それまで全く知らなかったのに、ここ1ヶ月近くの間に3回も出会った伝統郷土菓子の話。

一見ひなあられのように見えるカラフルで可愛らしい餅米で作った玉・・
これ「おいり」というそうです。
香川県や愛媛で作られ、元々は結婚式の引き出物で用いられていたとか。
少し前、香川に行かれた方から頂いて、初めてその存在を知りました。

ひなあられを想像して口に入れると、すーっとすぐ溶け、遠くにかすかなニッキの香り・・
可愛らしくてはかなげな感じが、お嫁さんの姿と重なります。
(そして、美味しくてひょいパクとガツガツやっていたおばさんの姿とは重ならない・・)

先月は私も香川に行き見つけ、そしてつい先日は持ち寄りパーティで友人が持参・・
それまで全く知らなかったのに、この短期間でこんなに会うなんて!
ご縁があるなぁ。

「アイスにトッピング」がよく合う食べ方と聞きました。
が!そんな時に限ってアイスが無い・・でも、何かに飾りたい・・・
なので、最初はマグで作ったカップケーキにチョコとトッピングという
ただただ見た目重視の合わせ技で飾ることに。
(結論、アイスの方が絶対よい!!)

「おいり」の食感、ハマると止まらなくなります


ケーキのお皿

2014-09-02 | こねもの・陶芸
先日、柏の「器処くり原」さんのブログでおかず皿を紹介して頂きましたが
第二弾として、また白角皿も紹介して頂きました。

くりちゃんのブログ
http://ameblo.jp/utuwatkmk103/entry-11913020552.html

ブログにのっている猫実珈琲店さんでは、ケーキ皿として使って頂いていますが
我が家ではおかずとしての使用も多く、収納スペースの少ない家は、綺麗に重なるのも魅力(笑)

ちなみにただ今猫実珈琲店さんでは、期間限定の5日までの
こだわりの具材を積めたサンドイッチを提供中。
サンドイッチとケーキと、ぜひ両方味わって下さい。


猫実珈琲店
http://nekozane-coffee.com