とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

あけましておめでとうございます

2013-01-09 | こねもの・陶芸
年末年始は長距離の帰省などはないものの、
毎日どこかしらに行ったり来たりだったので
よく動いたあっという間の一週間でした。

またいつも以上によく台所に立った一週間でもありましたが、
料理をするということは、食べる人達がいるからで、
人が集まっている(集まることが出来る状態である)というのは幸せな事なのだと
思ったお正月でもありました。


先日、泉谷閑示著の「普通がいいという病」という本を読みました。
今年の一冊目の読書が、この本だったというのは良かったです。

手に取ったときは、生きていくのに精神的困難を感じる人のために書かれた本
(鬱病患者のためのような)だと思っていたのですが
読後の感想としては、非常に分かりやすく書かれた哲学書でした。

詩人、哲学者などの言葉が沢山引用されていますが
表現者の言葉も引用されていて、モノを作る上でのヒントもあり
そして何より読んだ後には、希望がわいてくる。
ぜひ読んで頂きたい本です。

今年はどんな年にしたいかな・・
思えばたてた目標をこなせた事はあまり無いのですが
本の一文を借りるならば、今年は

「敏感で太い自分でありたい。」というところでしょうか。

お正月に見に行ったゲートブリッジ、風も強く飛ばされそうな位でした。
でも荒波のその向こうに、凛として光る太陽・・
これからの一年を想い重ねてみたりも。

今年も宜しくお願いします。