アオサギもいろいろな姿態を見せてくれます。配色も良く、何故か人間的です。
ウニ密漁容疑で男逮捕 北海道、SNSで「食べ放題」イベント
2014/7/14 0:26
<script type="text/javascript"></script> 室蘭海上保安部は13日までに、素潜りでウニを密漁した漁業法違反(漁業権侵害)の疑いで、札幌市中央区南12条西1、無職、西村武史容疑者(36)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は12日午後4時ごろ、北海道豊浦町大岸漁港近くの海岸でウニ1個を密漁した疑い。
室蘭海保によると、西村容疑者はフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)を通じて「ウニ食べ放題」などとPRしたイベント開催を告知。「漁師さんがたらふくウニを皆さんにプレゼントしてくれます」などと宣伝していた。
12日は約40人の参加者と近くの浜辺でバーベキューをしており、ウニの殻が大量に残っていた。会費として1人3千~5千円を徴収していたという。西村容疑者は「悪いことと知ってやった」と容疑を認めている。
昨年から西村容疑者が同様のイベントを開催し、密漁の疑いがあるとの情報が寄せられていた。室蘭海保は共犯者がいるとみて調べている。〔共同〕
上記は某新聞の記事である。これだけを読むと、漁業法違反で密漁にあたるのであろうが、ウニ1個を取ったからといって逮捕されることになるのか。逮捕の発端は、たれ込みである。常習犯で、もっと大量のウニ等を密漁したのであろうが、報道の仕方に疑問を持った。
ウニ漁を生業にしている者にとっては死活問題というであろうが、そもそも、禁漁区かどうかまでは判らないが、自然の海で育った生物を、取ったといっても1個、養殖しているわけではなく、口頭での注意ぐらいでよいと思うが、異常としか思えない。報道もはっきりとした裏付けがあって行ったかも知れないが、ウニ1個を取ったことを報道しなければならないとは作為的で、たとえば、スマホの汎用化、地域の宣伝、保安庁のパトロール、イベントの適正化等別の意図が感じられる。
密漁を重ね、客を集めて会費を取り、商売したことだけを報道すれば十分だったと思うが、このような報道がまかり通り、マスコミに取り上げる情報発信の仕方でよいのだろうか。報道は正確であることが大切であるが、記事の掲載には、新聞社でのスクリーンや編集が成される。この記事についても行われたと思う。しかし、読者に何を伝えたいのかはっきりしない。今回の記事は保安庁の取り締まりで、予め犯人に目星を付け、網を張っていて、道路交通のねずみ取りを連想させる。