ブログ「かわやん」

森羅万象気の向くままに。

夏の珍客とカフカの『変身』

2011年07月01日 12時50分04秒 | Weblog
 突然1日の午前3時、「キャー」という声が家族から上がった。夏の珍客?の報だ。

 珍客とは「ゲジゲジ」のこと。居間で片付けをしている家族の背後からニョキニョキというか、ゴソゴソというか絨毯沿いに歩いていたのだ。

 その姿のおぞましいこと。体長は15センチほど。本当に気味悪い。・

 昨年夏は寝ていて噛まれた。毒があるのか少し足の薬指が腫れたが、それ以外、とりたてて異常はなかった。つまりそんな害はないのだが、しかし気持ち悪い。ただし抵抗力が弱い幼児には大敵だろう。

 昨晩は写真を家捜ししていてよかった。その時間起きていたからだ。寝室?(そんな部屋はないが)に現れたら、また寝入りばな襲われただろうから、ラッキーだったかもしれない。

 しかし、ゲジゲジ君は何も悪いことをしていないのに嫌われて、なんという不条理か。カフカの『変身』を思い出した。カフカの文学は生命の賛歌なのだと、昨晩のゲジゲジとの出会いで気がついた。とんだ副産物だ。
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