株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

地名と歴史(8) 宇摩説の地名と語義解釈3 大阪地名4 ヒラ2 枚方市の地名と歴史

2009-04-28 00:08:38 | 古代史・古事記講座(宇摩説)

  はじめに

 

 宇摩説で解いたヒラカタは「日・等・方」であった。こう解くと、この地が交通の要所であったこと。有史以前から栄えていたことなどの理由も判るのである。

 

 今の史学では神話を歴史として解明してないので、ヒラカタのヒラを日・等と、宇摩説が解いても、枚方市や大阪の人の知識と遊離している事でしょう。

 

  宇摩説の証明の方法

 

 この宇摩説の解明に一致する古代の痕跡は、この地方に残る地名と神社でしょう。また、古代の日・等の人々が、何をしていたかは、地域の神社の祭神に残されている筈です。

 

 この地域の神社とは、単に一番大きな神社ではなく、あちこちにある祠も含めた神社です。神話から、2,000年近くも祭祀されてきた事を思えば神社の大小ではありません。

 

 祭神と地名の他には、地域の伝承や、昔話にも残ります。これらを集めてみれば、宇摩説の解いた日・等や枚方市の古代が宇摩説が正しいと判明するでしょう。

 

 地図から、宇摩説に一致する地名を上げると「天之川町」と、「天の川」でしょう。他にも多いのですが、伊加賀(いかが)や、大垣内(オオガイト)町、禁野町も気になります。

 

 カ・カガは神の古語だと先に書きました。イカガは、出、居・神の意味になります。この地の出身なのか、天下って出たのか、古い時代に、神の居たことが判ります。

 

 オオガイトも「大・神が居た」とも読めます。ただこれだけでは、名が判らない。しかし、とても古い言葉の神関係なので、随分古い時代から栄えた事は判ります。

 

 禁野は「神の地で、イラズ地(禁足地)」であった事を思わせます。その内何度か訪問して、神社や祭神を調べると、もっと、詳しくなりそうです。判れば、追加したいと思います。

 

  四つの日本の東西地区

 

  先に書いた、弥生(神話)時代の四つの日本の視点から言えば、中心だった宇摩郡から見て、枚方市・交野市・東大阪は、九州の国東半島・大分が、東西対象となります。

 

 オオイタ(大分)と、オオガイトも良く似た意味で、対象地域の対照的地名です。九州の姫島と大阪の姫島も同じです。

 

 なお、宇摩郡を中心にして、西・東の九州と近畿の対象地域に、対照地名が有る事は、著書1で紹介しています。少し上げると、クマソ・クマノ、山門・大和などです。

 

  大阪の神社

 

 神社については、延喜式内社など、手持ちの神社関係書で調べると、大阪府は朝廷の影響が大きくて、朝廷推進の神社・祭神となっているために、神話時代の歴史解明にはなりません。

 

  もう少し詳しい本を手に入れるが、現地訪問で調べる必要があります。祠まで調べるとなれば、普通は地域の市史・町史などを集めるのが一番近道です。

 

 できれば、江戸時代の本が有れば、一番良いのですが、明治一五年頃までの本が一番良いようです。以後は時を経るごとに明治政府の意向が加わります。

 

 なお、今回の話は、全国の人が地元の古代を調べる時に大いに役立ちます。文書に残らなかった地域の歴史は、地名や神社、伝承・伝説、年中行事などに残っています



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