株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

嬉しい変化(3) ネパールの宮沢賢治の学校に奨励賞

2007-09-30 00:01:15 | 時事、政治、社会、

  このブログは、(4)につもりで書きましたが、新聞記事から余り遅れるのも問題だと思って、(3)に変えました。(2)の内容に続くのは、(4)に成ります。


 9月28日の、読売新聞によると、宮城県花巻市が、ネパールにある、宮沢賢治の精神を教える、ナンダ・プラサド・ウプレティさん(41)の学校に「宮沢賢治のイーハトーブ賞の奨励賞」を贈ったと言う。

 ナンダさんは、1997年に、日本政府の青年交流事業で来日して、活動の一環として花巻市の、宮沢賢治記念館を訪問した。そして、賢治の生涯に感動して帰り、私財を投じて2000年に、貸しビルで開校した。

 当初は、息子まで入れて、8人の生徒だったが、今は、150人に増えたと言う。その歌が、「私たちの心はケンジ、私たちの目はケンジ、、、」と言うそうだ。

 ナンダさんは、『私はまだ、受賞にふさわしくない。せめて、活動を10年続けてからと思うのですが、、、』と語ったとある。日本人に似た謙虚な人である。こんな国に日本の地方都市が賞を送るのは大変嬉しいものだ。

 宮沢賢治が、詩人であり、教育者であり、農村指導者でもあった上に、人々の生活豊かにするために生涯をささげた生き方に感銘を受けたそうだ。

 また、彼は、『長生きしていたら、賢治はきっと、第二の仏陀になっていた。仏陀の生まれたネパールに、賢治の教えを伝えたいと思った』とかたった。

 また、『他者への奉仕や、自然を愛する心、賢治の精神は世界中に語り継がれるべきなのです』とも言っている。

 以上が、読売の記事の概要だ。

 日本人なら、確かに宮沢賢治の行動に共感する人は多いが、いき方に感銘を受けて、自分の人生を賭けた広報を行ったり、実践したりする人は居ないように思う。この違いは何だろうか?

 私のブログで、日本人は、「他人を思いやる心」とか、「」、「和の心」、「相手を喜ばす」とか書いてきた基本があります。ナンダさんが人生を賭けるほどに感激した宮沢賢治の生涯は、日本人の古代から継承する日本の精神です。

 日本人のほとんどの人(左翼を省く)が持つ、心とも言えるでしょう。

 力に応じて、人を思い安心が、日本人の基本です。これを実行した賢治は、多くの日本人が尊敬する人物ですが、ネパールの人々より、日本人の多くが、賢治に近い思考を持っています。このために落差が小さいと言えるでしょう。

 また、ナンダさんは、賢治に近い思考を持っていたのでしょう。そして、ネパールの現実と比べた時に、賢治によって示された現実の行動(立証)が、心を打ったのでしょう。素晴しい人であり、日本人に近いとも言えます。

 この学校が大きくなって、奨励賞ではなく、「イーストハーブ賞」を、受けられるように祈りたいと思います。

 なお、「嬉しい変化(1)」は、コピーして在庫(下書きなどで)をしてご利用して頂くと、大変嬉しいです。ブログに貼り付けても良いです。ぜひ、ご利用ください。

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