秋山好古
俺は、単純であろうとしている。
人生や国家を複雑に考えてゆくことも大事だが、それは他人に任せる。それをせねばならぬ天分や職分を持った人があるだろう。おれはそういう世界におらず、すでに軍人の道を選んでしまっている。軍人というのは、おのれと兵を強くしていざ戦いの場合、この国家を敵国に勝たしめるのが職分だ。ー負ければ軍人ではない。
「いくさは、たれにとってもこわい。」と好古はかつて弟の真之に語った。うまれつき勇敢な者というのは一種の変人に過ぎず、その点自分は平凡な者であるからやはり戦場に立てば恐怖が起こるであろう。「そういう自然のおびえを押さえつけて悠々と仕事をさせてゆく者は義務感だけであり、この義務感こそ人間が動物とは異なる高貴な点だ」
「淳! なぜ我が家には茶碗が1つしかないか分かるか?金がないからではないぞ。男子は生涯にたった1つ事をなせばなる。そのためにあえて身辺を単純明快にしとくんじゃ。」
秋山淳五郎真之
「自主自立、一身独立です。 アシは世界の海に身を乗り出したい。海の向こうにはアシの知らんでっかい世界が広がっとる。この目で見たい。この胸で感じたい。」
正岡子規
「戦をもいとわぬ君が船路には、風ふかば吹け、波たたば立て。気張れ・・・・・・淳さん!」
伊藤博文
「いまだに高杉さんに怒鳴られとる夢をようみるんじゃ。おかしいじゃろ?夢ん中じゃ、今でも高杉さんの使い走りよ。」
広瀬武夫
「5851万4000円という日本が英国の造船所に払った金は生糸を売った金ではありません。貧しい日本が爪に火をともすようにして貯めたお金です。」
児玉源太郎
「最善を尽くすっちゅう事は、その目で現地を見るちゅう事じゃ!体を酷使するちゅう事じゃ!立て!」
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