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お金の流れが変わった!新興国が動かす世界経済の新ルール 大前研一

2012-01-03 15:08:00 | 書籍

☆ ヨーロッパはキリスト教勢力とイスラム勢力が

      1千年以上対立した歴史をもち

   もうこれ以上戦うことは生産的ではないという感覚がある。

☆ フランス、イタリア、イギリスなども、民間企業を国営化したが、

  大半が失敗に終わっている。

☆ 1989年、中国のGDPは九州より小さく、その70%ほどだった。

☆ 時価総額10兆円以上の会社は世界に36社ほどある。

  そのうち18社がアメリカ。中国は6社と2番目に多い。

  ちなみに、イギリスが5社。スイス、ブラジルが各2社。

  日本はトヨタ1社のみ。韓国はゼロ。

☆ 1980年代、日本企業のNYロックフェラーセンターや

   ハワイのワイキキのホテルを買いあさった時代もあったが、

   戦略があったわけでもなく、高値で買って、

      底値で売るさんさんたる結果だった。

☆ 土地を収奪する⇒土地を商業地に転換⇒ディベロッパーに売却。

   この「打出の小槌」で繁栄しているのが中国。

☆ 土地を追われた人の本音は尖閣諸島より「俺の土地を返せ」である。

☆ 抗日運動に勝利し、日本の植民地支配を打ち倒し、

      国土を人民に取り返したという物語を語ってきたが、

   日本を追い出したのはアメリカで、 共産党は山奥にいて

   何もできなかったという冷静な意見が出始めた。それが浸透していくと、

   人民にとって日本が敵ではなく、実は共産党となってもおかしくない。

☆ バイオ燃料により、とうもろこしの産地のブラジルの

   農地が投機対象になって値をあげた。 さらに、肥沃な土地というだけで、

   経済的に決してうまくいっていないアルゼンチンに1000億円単位の

   投機資金が入り始める

   さらにルーマニアに飛び火。そしてウクライナの土地まで

   買い漁られる事態にまで発展した。

☆ 基幹産業よりも金融がGDPに占める比率のほうが大きい小国はつねに

   サイバー取り付け騒動の危険をはらんでいる。

☆ 外国のお金でやっていた国内建設は完全にストップしてしまった。

☆ 新興国の企業が栄えれば、外国で働いていたエリートたちが戻ってくる。

   そうすらば、さらに企業業績は伸びる。

☆ 先進国において、年金や個人金融資産は、

   「自国にとどまるかぎり増えない」と結論づけることができる。

☆ アナログと違ってデジタルは、習熟度の低くても

   かなり高い性能の製品をつくることができる。

☆ 中間層の下の貧困層が40億人。めん棒、シャンプー、バンドエイドを

  1回分づつ売る。価格は1~5円でも、週に一回、1億人に売れば、

  月商数億円になる。

  これで成功しているのが男性化粧品のマンダム。

☆ ヒンドゥスタンリーバ:単純に儲けるだけでなく、

  企業の社会的責任(CSR)にまで踏み込んだ非常に意義のある

  仕事のやり方をしている。

  宣伝から販売、お金の回収までその村の主婦にまかせることで、

  販売ネットワークのないインドでうまく機能し年商1000億円以上の

  会社に成長。

☆ 貧困向けのビジネスで、有名なのが、

   ムハマド・ユヌス、日本の江戸時代の無尽講に似たシステムで、

   ノーベル平和賞を受賞した。

☆ ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略

             

   世界には、1日2ドル未満で生活する貧困層が40億人いる。

   本書は、経済ピラミッドの底辺に位置する

   この貧困層(Bottom of the Pyramid=BOP)こそ、

   今後急速に成長する魅力的な市場だと指摘。

   企業は彼らを、慈善や援助の相手としてはなく、

   ビジネスの対象として重視すべきと主張する。

   貧困層を「顧客」や「消費者」に変えるには、

   先進国向けの製品・サービスに

   少し手を加えるといった対応では不十分。

   技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのものの

   イノベーションが欠かせない。

   BOP市場の基本となるのは、「パッケージ単位が小さく、

   1単位当たりの利潤も低い。

   市場規模は大きいが、少ない運転資本でも利益を出せる」ビジネス。

   例えば、米P&Gは低収入で現金不足のBOPに消費力を作り出すため、

   「使い切りパック」のシャンプーを販売した。

   ブラジルの家電チェーンは無理のない利子とカウンセリングで、

   BOPにも高品質な家電が買えるようにした。

   その他、医療、金融サービス、農業関連ビジネスなど様々な

   分野の成功事例も詳しく解説する。

    BOP市場に参入することで得たノウハウ、実現したイノベーションは、

    先進国市場でも活用でき、企業の成長、発展に大いにつながる

    と説いている。

     http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88-%E3%80%8C%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E5%B1%A4%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E9%A1%A7%E5%AE%A2%E3%80%8D%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E6%AC%A1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%88%A6%E7%95%A5-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3%E7%B5%8C%E5%96%B6%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-C-K-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89/dp/4901234714#reader_4901234714

 



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