春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
だんだん暖かくなってきました。最近、餌付け挑戦しているハクセキレイが姿を見せないので、ちょっと心配です。
もともと寒いところに住んでいるようなので北に移って行ったのでしょうか?
今日は、補聴器の『試聴』について書いていきましょう。
補聴器を購入する際、お客様が希望されることの一つに、『購入前のお試し(補聴器の貸出)』があります。
補聴器は、高額の医療器具です。
いきなり購入しても、お客様自身に合わなかったり、メンテナンスも面倒なので使いこなせていないということが多々あります。
購入した後、「やっぱり買わなきゃよかった!」とお客様に後悔していただかなくてよいように、補聴器の販売店では、『貸出試聴』のサービスを行っているところがあります。
日常使用するであろう環境で、いろいろ試したいと思われるのは当然です。
自動車でも新車の購入の際は、ディーラーが試乗車を用意しています。
お家でテレビを見てみたい、同窓会につけて行ってみたい、芝居を見に行きたい・・・などいろいろなご要望が出てきます。
補聴器の販売店が用意している『試聴器』は、主に「耳かけ型」の補聴器です。
補聴器のボディに、DEMO(デモ)と印字しているので、販売用の製品でないことがすぐにわかります。
中の機械は製品と同じものなので、特に心配はありません。
しかし、販売店さんでは、取扱いのあるメーカーさんのカタログに掲載されている全機種の『試聴器』を用意することは不可能です。
購入を検討している機械ズバリが用意してあれば幸運ですが、そうでない場合は、同じメーカーの別の機械をうまく検討機種に近づけて音合わせをします。
貸出期間に注意していただきたいことが一つ
あくまでも、初期設定に近いので、その状態を補聴器のすべてと思わないようにしてください。
本来、補聴器は購入後、機械の調整と、その方の補聴器の音に対する『順応』の両方が必要です。
例えば、初期設定の状態なのに難しい環境で使用されても大きな効果は期待できません。
特に、音の多い環境(講演会や外出先の環境など)では、音声を補聴器が拾っていても、それを判別する力がお客さんにはありません。
耳の聞こえは、ご本人が気付かない状態で、長い時間をかけて低下しています。
急に補聴器で音を入れても、受け入れる側に準備ができていません。
「きこえのリハビリ」が必要です。
メーカー時代、何度もお客様にお伝えしましたが、プロ野球の選手も厳しい練習を積まないと、試合でホームラン打てないし、三振も取れません。
きこえでホームランを目指して、地道に使っていきましょう!
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