春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
今日は補聴器を選ぶために必要な『聴力測定』について説明したいと思います。
補聴器屋さんやメガネ店さんで、補聴器の相談に行くと最初に『聴力測定』を行われます。
そのお客様にどんな補聴器が合うのかを選定するために必要な最初の作業です。
耳鼻科や会社の健康診断などで行うものとほとんど同じ測定なのですが、注意していただきたいことが二つ。
先ず一つは、測定する際、聴力測定室(防音室)で測定を行えるか?という点です。
補聴器の専門店であれば、問題はないのですが、メガネ店さんの場合、その場で測定することがあります。
特に、テナント店の場合、聴力測定室がないとテナントのBGM音楽や店内のアナウンスなどがあると聴力測定することが難しくなります。
できるだけその方に合う補聴器を選びたいのに、周囲の音環境が悪い状態で測定すると、正確な測定値が得られません。
二つ目は、測定の内容です。
測定は主に、以下の4つの測定が行われます。
1. 純音気導聴力
2. 純音骨導聴力
3. 不快レベル
4. 語音弁別能
1.純音気導聴力
通常行う聴力測定。ピーとかプーという純音(単一周波数の音)で最小可聴閾値(その方が聞き取れるもっとも小さい音)を測定します。
2.純音骨導聴力
耳の後ろの骨部に振動板を当てて測定。難聴の性質(感音性、伝音性)を見極める上で重要な測定。
3.不快レベル
大きな音に対して、どのレベルで不快に感じるかの測定。補聴器で不快レベルまで音を出さないようにするために測ります。
4.語音弁別能
ことばの聞き取り能力の測定。言葉をどの程度聞き取れるかを測ります。補聴器で効果があるかどうかの判断となります。
1の測定は、どこの補聴器販売店でも行われますが、2~4の測定は、時間の都合上、省かれることもあります。
しかし、補聴器のタイプを選ぶ際やその後のフィッティングを行う上で、2~4の測定は非常に重要です。
すべての測定を行うと1時間近くかかってしまうかもしれません。
お客様の中には、「測定は手短にしてくれ」と言われる方もいらっしゃいます。
ご自身に合う補聴器を選ぶため、また、その後の調整をうまくやって行くためにも時間に余裕を持って、『聴力測定』に臨んでいただくことをお勧めいたします。
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