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メモの取り方に満足されていますか?

2024-06-05 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。稼プロ!23期生の種本です。
診断士の方に限らず、社会人も学生の方にも等しくメモを取る必要に迫られているのではないでしょうか。例え、スマホやタブレットの時代になってもメモを取ることから解放されていないはずです。そして、他の人のメモをじっくり見る機会もなければ、自分のメモの取り方が上手かどうか、効率的かどうかを判断するのは難しいと思います。
人の記憶とは曖昧で、数日経つと大体のことは忘れてしまい、聞き漏らしや勘違い、うっかり忘れてしまうという事が仕事の効率を落とすという事があります。確かにメモしたが何処に書いたか分からないとか、後で見返したら字が汚くて自分でも読めないとか、肝心なことが書いていないという事になると、もったいないですよね。
かなり以前、私はある人から言われて自分のメモの取り方を改めました。今日は私が心がけているメモの取り方について、私自身が改めた点という切り口から3点ご紹介したいと思います。

(1) 一言一句全てをメモしない。
目の前で説明されたことを後でしっかり思い出せるように一言一句メモしようとする方もいると思います。それは説明されたことの全部が重要事項のように思えることによるものですが、当然、話し言葉には追い付けません。かえって聞き逃し、見逃しが多発します。また、文字も汚くなり、後で見ても思い出せません。

(2) 字が汚くて読めない、或いは美しく書こうとしすぎてメモが遅い。
メモは後で読み返すことが出来て初めて役に立ちますので、読み返せない程度の殴り書きは用をなしません。一方で、その場で清書しているかのように整った、あまりに美しい文字を書こうとすることは目の前の出来事をおろそかにすることに繋がります。きれいに書くことの優先度は下げて、目の前の出来事やその場の説明をしかりと聞き、目の前の光景を観察することの注力度を上げた方が良いです。丁度いいクオリティの文字を心掛けましょう。

(3) 日付と見出しが無い。
人間の記憶の限界を補完することがメモを取ることの目的であるはずなので、日付と見出しがなければ、必要な時に大切な情報を取り出す検索キーを持っていないと言えます。もっと極端な表現を使うと、後で読み返すつもりがないままメモを取っているのと同じだとも言えます。

私は、特に上記の(1)への対応として、一言一句メモすることなく後で読み返して記憶を鮮明に思い出せるようにすることが最も重要なポイントだと思います。そのポイントとして、以下の点を実行しています。

① キーワードだけメモする。後で読み返して解読できる程度の重要な単語を含む可能な限り短い文章を箇条書きにしたりごく簡単な図にしてメモを取り、極力、実際に目で見たり耳で聞いたりして記憶に残すようにした方が効率的です。

② 色を変えたり下線を引く。特に自分が忘れそうなことや後で調べようと思ったこと、特に重要だと思ったことは、下線を引いたり普段使わない色を付けて目立ちやすくすると効率的に記憶を呼び起こせます。

特に1点目を磨くと、素早く短い文章を素早く記録しようと思うと、目の前の出来事をその場で要約して言語化する能力も磨かれると思います。

尚、相手の話を真剣に聞いているという誠意を見せるため、相手に信頼してもらうためのマナーであると考えられている向きもありますが、個人的には意味がないと考えています。

みなさんの何らかのご参考になれば幸いです。

コメント (5)
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