東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

稼げ、稼げ、稼げ

2024-06-26 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは、23期生の永岡伸一です。

 和歌山県にある熊野三山に行ってまいりました(写真は熊野本宮大社・大斎原の大鳥居)。奈良県の高野山や三重県の伊勢神宮を含めたこの一帯は、紀伊山地の霊場と参詣道として世界文化遺産に指定されています。熊野三山は熊野速玉大社、熊野那智大社、熊野本宮大社の3社が中心になります。それぞれ「過去」「現在」「未来」を示しています。速玉が前世の罪を浄め、那智が現世の縁を結び、本宮が来世を救世するといわれ、3社を詣でることで人生の安寧を得られるそうです。紀伊山地は数多くの霊場があり、それらを結び熊野本宮大社へ至る参詣道を熊野古道と呼びます。紀伊半島をかこんだ海岸沿いのルート。高野山や伊勢神宮と熊野本宮とつなぐルート。熊野三山を結ぶルート。古代から中世にかけて、上皇・女院や庶民に至るまで、旅人の切れ目がなく行列ができた様子を「蟻の熊野詣」と例えられ、当時の幹線道路のような役割を果たしていました。

 熊野本宮から太平洋側に抜ける熊野川という河川があり、1時間半かけて下る川下りに乗船しました。大勢のインバウンド旅行者が参加されており、ガイドする方が78歳の女性の方だったのですが、英語と日本語の両方を使って、景色を案内していました。私の舟は乗船した外国人の方々も日本語が達者だったので、ガイドの方も「今日はハイブリッドでしゃべらなくていいから、助かるわー」と喜んでいました。英語はどのように習得されたか聞くと、コロナ禍の時にオンライン英会話で学んだそうです。「もう勉強することしかやることなかったからね。」と嘯いていました。いつ明けるか分からないコロナ禍の間も、ガイドとして成長しようとされる努力に頭が下がりました。

 陸路と海路に支えられた熊野古道ですが、この地域に民間会社であるスペースワン㈱がスペースポート紀伊という日本初の民間ロケット射場があります。和歌山県の最南端の串本町は観光という目的がない限り、なかなか足を延ばす地域ではないと思います。本州最南端の地で古代から守られてきた道が、宇宙を目指す未来への道につながっていくことに、ロマンを感じたものです。

 6月22日に卒塾式を終え、23期生としてのブログ執筆はこれが最後になります。振り返ってみるとあっという間の一年でした。仕事や役割で携わったことは全力で応え、成長の糧にしてゆく。それがお金や信頼の稼ぎの源泉となっていくことを、未熟ながらも学ぶことができたと思っています。「過去」「現在」と続いてきた稼プロ!というご縁の道を「未来」へとつないでいき、今後も学び続けていきたいと思います。1年間ありがとうございました。そして今後とも宜しくお願い致します。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする