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スピーチは奥が深い

2016-03-01 17:10:13 | 15期生のブログリレー

15期生の星野です。

先週、育成塾のプレゼンテーションの講義がありました。

3分間スピーチをやりましたが、スピーチは奥が深いですね。

仕事上、人前で話す機会は多いのですが、「伝える」ことを真剣に意識していなかったことを痛感しました。

 

講義を迎えるにあたって、スピーチに関連する書籍を読みました。

寺澤芳男「スピーチの奥義」光文社新書、です。

スピーチの具体例を交えながら書かれており、分かりやすくスッと読める本です。

著者は、野村証券副社長を経て、MIGAという国際機関の初代長官になった国際派の人です。

本の内容は、育成塾の講義と共通項があり、講義の復習としても役立ちます。

 

この本には、スピーチの質を上げられる内容がふんだんに盛り込まれています。

「冒頭のジョークがいい流れを作る」(最初の1分が勝負)

「自己紹介は変化球で」(肩書のオンパレードはひんしゅくを招く)

「自分が聞きたいことより相手が聞きたいことを話す」

「スピーチの出来は長さとテーマの数に反比例する」

「ビジネススピーチは結論ファースト」

などなどです。それぞれについて、具体的なスピーチが取り上げられており、すぐに活用できます。

 

個人的に「これは使える!」と思ったのは、「挫折や失敗の体験を軸にサクセス・ストーリ―を組み立てる」というところです。

スティーズ・ジョブズのスピーチが引用されています。

養子に出されたこと、大学中退、アップル解任、がんの宣告といった挫折・失敗を乗り越えて今があることが語られています。

 

成功者が失敗談を語ることで、聴衆の共感を引き起こすことができるのかもしれません。

単なる「成功ヒストリー」、単なる「失敗談」では、個人の体験談ということだけです。

両者を結び付けて、聴衆が共有し活用できる知恵、法則にまで構成できるかが、スピーチの成否を決めると感じました。

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
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