皆様、こんにちは。講師の金子です。
先日、ミートソースの専門店というお店でミートソースをいただきました。
周辺エリアでのお仕事がよくあるので、お店の前を通ることがあるのですが、
このお店はいつも繁盛しているようです。
メニューは、ミートソーススパゲッティのみで、券売機で食券を購入します。
お客さんは全員ミートスパゲッティのみを食べるので回転も良いし、ワンメ
ニューなので食材のロスも少ないと思います。また、ミートソーススパゲッ
ティのみをつくるので、調理ノウハウが蓄積します(うまくできるようになる)。
利用者側としては、専門店なので、そのメニューに関しては他の店より美味
しいのではないかと期待してしまいます。
これらは、専門店化の主なメリットです。
醤油ラーメン・味噌ラーメン・塩ラーメン・とんこつラーメンとメニューを揃えて
いるお店よりも、とんこつラーメンのみのお店のほうが魅力的に感じるのでは
ないでしょうか(とんこつ嫌いじゃなければ)。
専門店化をすることでお客様の支持を受けることは多いのですが、実際は
なかなかそれに踏み切れないことが多いのが現状です。
飲食店支援の現場では、よくこのようなお話をさせていただいていますが、
実際に専門店化に踏み切るのは勇気がいると思います。
専門店化に踏み切れない場合、特定メニューに専門のブランドイメージを
付けるという方法もあります。
例えば、最近ローソンが始めた「MACHI cafe」は良い例です。
コンビニエンスストアは専門店と対極で、豊富な品揃えが魅力の業態です
が、コーヒーに「MACHI cafe」というブランド名をつけて、店頭にチラシ
も設置しています。
他のコンビニはセルフサービスでコーヒーを入れますが、「MACHI cafe」
は、店員がコーヒーを作り手渡してくれます。
店内に疑似的なカフェを設置しているイメージで、こだわりがあるコーヒー
という印象を受けます。
これは、小売業以外でも活用できる方法だと思いますので、事例として
よくお客様にお話ししています。
ブログをご覧の皆様もご自身のお仕事に当てはめて考えてみてはいかがでしょうか。