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6月の誕生日の私に、たくさんのお祝いメールが届く。

2015-05-07 10:00:00 | 講師亀田からのメッセージ

5月1日、次々とメールが届きました。いずれもメッセージの主旨は「お誕生日おめでとう」。ただし、私の誕生日は6月です。このメッセージは私宛ではないんです。

 

5月に誕生日を迎える「娘」に向けた、家族メンバー登録をしている企業からのクーポン付メールでした。たしかに登録者本人が「誕生日クーポンが来たから、私の誕生日はこのお店で祝ってね」という状況よりも「誕生日デザートのクーポンも来たし、またお祝いでもするか!」という方が自然ですよね。

 

かく言う私も、そのマーケティングに思いっきりはまり、娘のバースデークーポンを使い、あるファミレスに夕飯を食べに行きました。

メインの料理が終了して、いよいよデザートを頼むタイミングとなり、クーポン画面を店員に見せて「バースデークーポンで、チョコサンーを1つください」と告げます。

「77番のクーポンですね。それでは使用ボタンを押させていただきます。1回限りのクーポンですので、これ以降は使用できなくなりますが、よろしいですか?」と店員。

 

この何げないやりとりに、「クーポンを処理する」ことについては合格なのかもしれません。しかし、私はこのファミレスのサービス力(≒情緒価値の提供力)の限界を知った気がしました。

 

誕生日クーポン使っているのですから、家族で来店している4人の内の誰かが誕生日が近いことは確実なのです。ファミレスの提供価値の一つに楽しい時間を提供するという情緒価値がある、という認識があれば、一言「お誕生日おめでとうございます!どなたがお誕生日なんですか?」と声をかけられたはずです。

その一言で、この場とても和やかな気分になるはずです。さらに、子供が誕生日だとわかれば「おいくつになるですか?」と声をかけ、さらに、幸せな気持ちを広げられます。

 

サービス業における情緒価値の大切を痛感した出来事となりました。

コメント (2)
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