唐子のつぶやき

空回りの多い日々のなか、ぼちぼちと人形を作っています。お暇な時にでも覗いて下さいね。

秋の夜長

2007-11-16 14:33:49 | 人形・工房
出番を待っている人形たち
もうちょっと待っていてね。


11月16日

  ご注文頂いている女の子のお人形がなかなか仕上がらない・・
  全身仕上がり、さあ!お顔と思ったが、納得いかない
  もっと可愛く・・愛らしく・・お顔だけで3日目
  納得いかず、最初からとなる。
  ちょっと休憩 気持ちを落ち着けて・・

  家で仕事をしている時は、犬のブルが引っ付き虫のように行く所、行く所に
  ついて来る。

  この犬は、手のひらに乗るほど赤ちゃんの時から飼っているのだが、人間の
  赤ちゃんのように育ててきた。
  あいうえおや単語の言葉、会話、すべて目を見ながら教えてきた。
  それでワンと犬のように言わなくなったのか分からないが、ずい分前
  子供が私の足元にいるブルを指差し、「ねえ変や 何か お母さんに話してるし」
  という。
  見ると口をおちょぼ口にして、声を出さないで私の目を見てもごもご言っている。
  話している・・「何が言いたいの?」また もごもご言っている。
  よくテレビで、家の犬は「ごはん!」というんですよ~
  という人がいるが、何だか分かる気がしてくる。
  
  一緒にいる時、私の顔をいつもじ~と飽きもせず見ている様子に
  突然「お母さん、実は私はあなたと話が出来るんですよ」と言われるんじゃないか
  と錯覚すらしてしまう。
  昔、七瀬ふたたびというエスパーの小説があったが、この犬はひょっとして
  言葉が分かるどころか、人の心が読めるのではないかと考えてしまう時がある。

  急に本も読みたい、映画も観たくなる・・
  秋の夜長というが、う~ん 時間はあるのに仕事が出来ない!!