カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★とんぼの学校 学校祭

2017年08月22日 | 行事

8月20日㈰にとんぼの学校学校祭が行われました。毎年恒例の行事で、茨戸川のとんぼの学校とかえるの学校の環境整備を行います。とんぼの学校では草刈り、湿原植物の植栽、茨戸川のヨシ抜きと生き物調査が行われました。対岸にあるかえるの学校でも湿原植物の植栽と整備が行われました。かえるの学校はヨシがかなり生い茂っており、風が通らない中、大変な作業だったと思います。

湿原植物は毎年篠路福移湿原で種を採集し、冬に種をまき、苗まで育てました。ノハナショウブ、タチギボウシ、サワギキョウ、エゾノカワアザミなど十種類の植物を植えました。毎年苗を植えて三年。だいぶ賑やかな環境になってきてうれしいです。

生き物調査ではコオイムシやミズカマキリ、スジエビ、カムルチーなどがいました。みんなを驚かせたのがこのオオマリコケムシ。汚い水質に生息する生き物なので、あまりうれしくは無いのですが注目度はナンバーワンでした。

作業が終わったら茨戸川イベント名物のカヌー!もうみんなカヌーはお手のもの。スイスイ進んでいってしまいます。待ってー!写真を撮らせてください...笑。皆さん速くて追いかけるのが大変でした(^^;

午前中たっぷり働いて、お昼はご苦労様でしたの焼き肉です!みんなで働いた後、青空の下で食べる焼き肉は格別です!小学生のお子さんたちの食欲にはびっくりしました。また来年も来てね。

毎年こうして皆様に協力していただき茨戸川の環境を保つことができています。この日一日だけでは無く、日々の植物の管理や、技術指導があってこそ支えられている活動です。今回参加してくださった50名の皆様本当にありがとうございました。


★昆虫採集教室

2017年08月13日 | 行事

8月11日㈮にあいの里公園にて「昆虫採集教室」が行われました。

あいの里公園内のトンネウスには沼にはたくさんの種類のトンボが生息しています。そこでトンボを採集し、トンボと生物多様性について勉強しました。

公園にはヤンマなど大きくて速いトンボから、イトトンボのように小さいトンボまで様々なトンボがいます。

公園内にあるトンネウス沼の淵を一周してトンボを捕まえていきます。水辺の草陰にはセスジイトトンボやアジアイトトンボが。子供たちは小さい小さいイトトンボがいないか必死に目を凝らしていました。

 

「いたっ!」見つけるのは子供たちのほうが早かったです。アキアカネもたくさん上を飛んでいて、みんな一生懸命高く網を振っていました。大人も子供も夢中になっていました。

高いよ~。。。

 

「ヤンマがいたぞー!!」この声にみんな猛ダッシュです。虫捕り少年&少女のロマン「ヤンマ」。大きい虫にはテンションが自然と上がります。しかしヤンマはすばしっこく、捕るのはとても難しい。。。一時間半全員で2匹ほどしか取れませんでした。それでもすごい!

どこどこ!?

 

たくさんトンボを捕まえてきて午後からは標本づくり!どんなトンボがいたか名前を確かめてから、トンボを薬品で処理して紙に張り付けて完成です。みんなよーくトンボを観察していたね!

これは何トンボかな~?

 

今回捕れたトンボを集計して分析したところ、南方系のトンボが多く、環境の温暖化が顕著に表れていました。そこにいる生物を見ることで地球温暖化を身近に感じられることを学びました。

今回は小学生の参加者が多く、今日学んだことをたくさん学校でお話ししてくれると嬉しいです!

みんなで地球温暖化を少しでも理解し、対策していかないと、今いる生き物たちの住処がなくなってしまいます。人間の力で壊すことはすぐできても、それが自然の力で再生するまでにはたくさんの時間が必要です。みんなでもっと自然を知り、私たちが生活させてもらっている自然を大切にしたいと感じる昆虫採集教室でした。


★田んぼde生き物探し隊

2017年08月13日 | 行事

8月6日(日)に「田んぼde生き物探し隊」が開催されました。16時からスタートしたのですが、まだ日のあるうちはじわっと汗が出るような暑さでした。

 

そんな中たくさんの人に集まっていただきました。会場は今年の5月27日、田植え体験の際にもお世話になった柳沢さんの田んぼを再びお借りしました。5月に田植え体験で植えた稲はすっかり大きくなり花を付けていました。

みんなで網を持って田んぼの周りの生き物を探しました。本来は田から水は抜いてあるのですが、特別に柳沢さんが水を張ってくださり、カエルやヤゴを捕りました。大きなヒルなど普段川での生き物採集では見つけられない発見がたくさんありました。魚もフナやモツゴがいました。みんなが毎日食べているお米はこうした環境の中で育っているんだね。田んぼは生き物の宝庫です。

何かいた?

これはな~に?

わ~い!!

ホタルが幼虫の時に食べる貝もたくさんいました。この田んぼにもホタルが飛んでくれたらいいなぁ。。。

秋にはこの田んぼで稲刈りをします。楽しみですね!参加お待ちしております!

今回田んぼをお貸しいただいていた柳沢さん、いつもありがとうございます。

 


★ホタルの光観察会

2017年08月13日 | 行事

8月6日(日)に「ホタルの光観察会」が茨戸川緑地にて行われました。「田んぼde生き物探し隊」の後、19時からのイベントでしたが、たくさんの参加者が集まってくださいました。

茨戸緑地のホタルは、かつてのあいの里の自然を取り戻そうと、地元のヘイケボタルの幼虫を人工飼育し、5月に放流したものです。

光観察に行く前に管理事務所でホタルの勉強をしました。

 

ホタルのメスは発光器が一本なのに対してオスは2本。

9か月ほどかけて成長し、大人になって光るのはたった一週間でその間は水しか飲まない。

光の正体はルシフェリンがルシフェラーゼという酵素によって発光する。

等々、事務局の石橋さんによるホタル教室を受けて、皆ホタルについてたくさん勉強してくれました。

では!光観察にいざ出発です!

 

 

 

 

しかし…今回はホタルの成虫のピークの時期が一週間遅くなってしまって、残念ながら放流場所でホタルは光ってくれませんでした…(T-T)でも一週間前にはしっかり飛んでくれています。ちゃんと放流したホタルは成長できています。

残念ながら放流場所での光観察はできませんでしたが、事務所では人口飼育のホタルの光を実際に観察しました。子供達は光を観て、「あ、これはお尻が二個光ってるからオスだ!」とメスとオスの判別ができるようになっていました。お勉強しっかりしてくれてありがとう。

 

今回は放流場所でホタルを見つけられませんでしたが、飛んでいたホタルの子供が来年もまた飛んでくれますように。。。

茨戸緑地はホタル以外にもたくさん自然の見所があります。皆様ぜひ足を運んでみてください。


★自然体験教室in余市川

2017年08月01日 | 行事

7月30日(日)に「自然体験教室」が余市川で行われました。天気に恵まれ川の水も澄んでいて、絶好のカヌー日和となりました。

今年も石狩川下覧櫂さんに協力していただき、カヌーに乗って余市川の自然を観察&体験してきました。

 

開会式を終えていざ出発!みんなカヌーの乗り方を教えてもらいます。小学生のお子さんも上手にこいでいました。

中州に到着しました。ご飯を食べて、水質調査と生き物採集をします。屯田北中学校科学部と旭丘高校生物部の皆さんが川の研究をする大切なデータになります。

川底が石のところではモクズガニやヘビトンボ、流れのあるところではウグイやウキゴリ、ハナカジカなどが採れました。大人も子供も夢中になって生き物探しをしました。

 

☆フクドジョウ       ☆ハナカジカ    ☆モクズガニ

 

そして、川の怖さを知り危機管理能力を高めるために川流れを体験。川に落ちてしまったときの浮き方や、救助ロープの使い方も体験しました。空を見上げながら川を流れるのは、とーっても気持ちがよかったです。

中州を出発!そこから始まる戦い・・・水鉄砲合戦!!年々改良に改良を重ねパワーアップしていく水鉄砲を使って、水かけ合戦をしながら川を下っていきます。もうこの頃にはカヤック、カヌーの乗り方は完璧な皆さん。ここで白熱して何人かひっくり返りましたが、落ち着いてまた復活できました。さっきの川流れが実践された良い体験です。なかなか日常ではないですよね。

大人も子供もみんな思いっきり余市川の自然を堪能して、ゴールの田川橋に到着しました。一日中天気もよく無事にイベントが終了しました。

今年もたくさんの皆様に参加していただき、誠にありがとうございました。