カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★カワセミ土壁整備・土嚢づくり

2011年04月29日 | 行事

 

 

今年は例年よりも雪解けが遅く、作業が遅くなってしまいました。祝日にも関わらず、旭丘・拓北生、大学生をはじめとした25人の方々が集まりました。その中には、カワセミの写真を撮ろうと観察を頑張っているカメラマンの方もいました。こうした行事に参加して下さったカメラマンの方は初めてで、これをきっかけに他の行事にも参加していただけたら嬉しいです。
 土壁には、もうカワセミが2つほど巣穴を試しに掘っていて作業中も鳴きながら「僕たちのお家をどうするの!?」といわんばかりで様子を見に来ていました。

(段取り説明中) 


 年度初めで、一番の力作業であるこの行事。カワセミの営巣場所の土壁を削る作業、下にたまった土を取り除く作業と、その削った土を土嚢袋に詰め運ぶ作業、残りの土を一輪車を使い運び出す作業、全て人力です。その大変さといったら1回体験しないとわからないかもしれません。そんな中でも高校生たちは泥まみれになりながら一生懸命頑張っていました。大学生も大人も負けてはいません。汗だくになりながらも土嚢を運び続けていました。



 
 

 たくさんの方々の協力もあり、作業は約2時間で終了。
 西村さんのパンと、それぞれ持参したおにぎりやお弁当、そして温かいお茶と共に昼食。一汗かいたあとの昼食はひと味違いました。
 今回初めての外での活動をした旭丘高校生物部の新入部員は、みんな口々に「楽しかった」と言っていました。

 カワセミの巣作り、繁殖行動が無事に行われますように・・・

 


★通常総会

2011年04月09日 | 行事

 年度初めの行事、通常総会が拓北・あいの里地区センターで行われ、32名の方々が出席しました。今回は、受付の際に東北・関東大震災の義援金も集めました。集められた義援金は日本赤十字社を通じて被災地へ送られます。ご協力ありがとうございました。

 大山会長、綿路事務局長、加藤理事の進行で議事が進められ、出席者の拍手によって議案が承認されていきました。
 会計報告では、昨年度本会の財政状況がとても厳しかったのですが、会員の皆様はじめ行事に参加して下さった方々のご協力で、財政状況を回復することができたという報告となりました。
 事業予定については、昨年度とほぼ変更はありませんでしたが、いくつかの事業が中止されたり日時の変更がありました。詳細はHPの年間行事予定をご覧下さい。
 役員の選任については、まだ改選期ではないのですが、何名かの役員が新たに選任されました。 
 また、昨年度から準備が進められていた訴訟の件では、下津谷弁護士から手続きや委任状の扱いについての説明があり、改めて訴訟をすることの難しさを感じました。
 今回の総会で一番の争点となったのは、拓北高校と篠路高校の統合問題でした。議事の最初から、統合問題に関する決議を議案に入れ、承認を会員に求めるのはおかしいのではないか、という声があり、意見が交わされました。議論の末、篠路福移湿原を中心としてあいの里地区の自然を守っていく、という目的で活動してきた本会が、今回の統合問題の件で議論をするのはふさわしくない、とのことで決議については保留となりました。
 総会後は、新たに事務局に加わった新田夫妻の会計処理などの引き継ぎや今後の予定についての談話が昼食も兼ねて和やかに行われました。