カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

☆オオウバユリ

2016年07月22日 | 気になる自然

林の中、日が当たらない木の下にオオウバユリがキレイに花を咲かせていました。

名前の由来は「花を咲かせるときには、葉(歯)が落ちるのでお婆さんのよう」というところから来ていると言われています。しかし花の下にはしっかりと大きな葉っぱが開いていました。

オオウバユリは一回繁殖型の多年草です。一生のうち一回種を作り、そのあとは枯れてしまう植物です。その一回のために6~8年程の年月をかけて栄養を貯め、最後の年に600個程の種子を作ります。ですので、この花は6~8年ほど前に芽を出して、今年で一生を終えるのですね。

なんだか、歯が抜けてヨボヨボの姥というよりも、長年生きてきてたくましいお婆さんのような感じがします。


☆エゾエンゴサク

2016年04月29日 | 気になる自然

雪が降ってきました…咲き始めていた桜もびっくりでしょうね…(^^;


今回は「エゾエンゴサク」を発見してきました!

エゾエンゴサクはまだほかの草花が咲き始める前に急いで葉を出し花を咲かせます。

ですから見つけるのは簡単で、小さな花なのによく目立ちます。きれいですよ(^^♪

しかし春植物(スプリング・エフェメラル)の性質上、花はすぐに終わってしまうので見られるのは今の時期だけなのです…( ノД`)


もし見たいなぁ、詳しく知りたいなぁと思ったら…


5月8日(日)に本会で主催する「自然観察ウォーク」に参加しませんか(*^^*)?ぎりぎり見られるかもしれません!

「自然観察ウォーク」に参加すると写真で見る何倍も発見がたくさんあります!

ちゃんとガイドさんも付いて歩くので、たくさん勉強にもなりますよ!

詳しくはHPの「行事案内」をご覧下さい。URL:http://www7b.biglobe.ne.jp/~karakane/05-gyouji-annai.html



今回はちょっとした宣伝(^^♪





☆ユキムシ

2015年11月06日 | 気になる自然

 秋も深まり、風もどんどん冷たくなってきました。そんな中、北海道の冬の風物詩ともいわれるユキムシが飛び始めています。

ユキムシの正式な名称は「トドノネオオワタムシ」(他にもいます)。アブラムシ科に分類。名前は6月の下旬~冬前までトドマツの根で生活をし、体が綿のような蠟(ロウ)状の物質で覆われていることに由来します。

秋が深まる今の時期はそれまで生活していたトドマツからヤチダモという木に引っ越しをしている姿です。トドマツの根っこで単為生殖を繰り返しメスのみを産み続けていたユキムシは、秋にヤチダモの木でオスとメスの個体を産みます。そして生まれたオスとメスは口が無いため、飲まず食わずで交尾をし、一つの卵を作るのです。その卵がヤチダモの木で越冬し、来年の春を待つのです。なんだかドラマがありますね。(ちなみに害虫です。)

この記事を書く私は、今年青森から北海道に来て、初めてユキムシの存在を知りました。道民にとっては見慣れた光景かもしれませんが初めて見た私は「初雪を知らせる虫なんて素敵だ!」と感動しました。(害虫です。)

 


☆湿原の生き物

2015年09月23日 | 気になる自然

石狩川が作り出す湿原には様々な生き物が生息しています。

今回はトンボの調査を行いました!
トンボは気温が低いと飛び回りませんが、調査当日はとても天気が良く、沢山のトンボたちが頭上を飛んでいました(^^)

・アキアカネ・ナツアカネ・ノシメトンボ・アジアイトトンボ・オオルリボシヤンマ・マダラヤンマ等が見られました(^^)
写真はオオルリボシヤンマです。


このような生き物たちの住みかを大切にしていきたいですね。


☆タチギボウシ

2015年08月29日 | 気になる自然

 

湿原に植えるために育てている、タチギボウシの種がもう少しでできそうです。

ちなみに「タチギボウシ」という名前の由来は、葉が立ち上がっていることと、つぼみの形が橋のらんかんに付いている「擬宝珠」(ぎぼうしゅ)という装飾に似ていることから来ているそうです。

 

 隣のサワギキョウもきれいに咲いていました。