カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★篠路福移湿原 夏の観察会

2011年07月03日 | 行事

 連日の暑さから一変、風が強く曇り空での開催となりました。予報では午後から雨ということでしたが、雨に当たることはなく、無事終了することができました。
 今回の観察会は、過去の観察会の中では一番多く40名近くの参加がありました。ガイドの石橋君のお話を聞きながら、4月に土嚢積みをした場所の観察や、モウセンゴケ、ノハナショウブ、タチギボウシなどの観察、そしてカラカネイトトンボを観察しました。昨年は捕まえられたアオヤンマも、今年は飛んでる姿を確認したのみに終わりました。また、「篠路福移の森」に造成したビオトープを観察しに行きました。水はたまっていましたが、水質は湿原とは大きく異なり、植物が育つ栄養たっぷりで少しアルカリ性という結果でした。
 最後に本会の管理地である土地を見に行きました。昨年までは土こそ乾いてはいたものの、看板は見えるぐらい開けていた管理地No.1とNo.4がヨシに阻まれどこにあるか分からない状態に…これも埋立てによる影響のようです。貴重な湿原がどんどん失われていってしまいます。一刻も早く埋立てを阻止しなければなりません。
 観察会の後は、拓北高校で西村のパン屋さんのパンを食べながら旭丘高校生物部による湿原の水質調査結果を報告しました。湿原もきれいなところは、まだ湿原の水質が保たれていましたが、埋立ての影響を受けている場所は、ビオトープと同じような結果になっていました。