カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★昆虫採集教室

2017年08月13日 | 行事

8月11日㈮にあいの里公園にて「昆虫採集教室」が行われました。

あいの里公園内のトンネウスには沼にはたくさんの種類のトンボが生息しています。そこでトンボを採集し、トンボと生物多様性について勉強しました。

公園にはヤンマなど大きくて速いトンボから、イトトンボのように小さいトンボまで様々なトンボがいます。

公園内にあるトンネウス沼の淵を一周してトンボを捕まえていきます。水辺の草陰にはセスジイトトンボやアジアイトトンボが。子供たちは小さい小さいイトトンボがいないか必死に目を凝らしていました。

 

「いたっ!」見つけるのは子供たちのほうが早かったです。アキアカネもたくさん上を飛んでいて、みんな一生懸命高く網を振っていました。大人も子供も夢中になっていました。

高いよ~。。。

 

「ヤンマがいたぞー!!」この声にみんな猛ダッシュです。虫捕り少年&少女のロマン「ヤンマ」。大きい虫にはテンションが自然と上がります。しかしヤンマはすばしっこく、捕るのはとても難しい。。。一時間半全員で2匹ほどしか取れませんでした。それでもすごい!

どこどこ!?

 

たくさんトンボを捕まえてきて午後からは標本づくり!どんなトンボがいたか名前を確かめてから、トンボを薬品で処理して紙に張り付けて完成です。みんなよーくトンボを観察していたね!

これは何トンボかな~?

 

今回捕れたトンボを集計して分析したところ、南方系のトンボが多く、環境の温暖化が顕著に表れていました。そこにいる生物を見ることで地球温暖化を身近に感じられることを学びました。

今回は小学生の参加者が多く、今日学んだことをたくさん学校でお話ししてくれると嬉しいです!

みんなで地球温暖化を少しでも理解し、対策していかないと、今いる生き物たちの住処がなくなってしまいます。人間の力で壊すことはすぐできても、それが自然の力で再生するまでにはたくさんの時間が必要です。みんなでもっと自然を知り、私たちが生活させてもらっている自然を大切にしたいと感じる昆虫採集教室でした。


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