秋もめっきり深まってまいりました。朝夕、肌寒い日が多くなってきましたね。
イベント・行事の振り返りの3回目は、7月下旬から8月上旬までのイベントについて報告します。
★ホタルの光観察会(7月21日)
本会が企画するイベントの中で唯一、夜に開催する「ホタルの光観察会」。今年は約40名の方々が茨戸川緑地に集まりました。
まず今回のイベントでは、ホタルの一生や光る仕組みを学びました。スライドショーや簡単な実験を用いた説明はとても分かりやすく、参加者の皆さんもよりホタルについて興味を持ってもらえたと思います。
その後、5月に幼虫を放流した茨戸川緑地内の水路に行きホタルを探しましたが、あいにくの悪天候でホタルの成虫を見つけることはできませんでした。その代わり、緑地内のホタルハウスで飼育していたホタルの成虫を観察しました。来年は野外でホタルが飛んでいる様子を見たいですね。
★自然体験教室in余市川(7月28日)
絶好のカヌー日和の中、札幌の中学生・高校生や福島県から来た子供たちなど総勢65名でイベントが行われました。
川の中州では、生き物採集を行いました。シマウキゴリやモクズガニ、ヘビトンボの幼虫など、きれいな河川に生息する生き物がたくさん見られました。
その後、川に浮かびながらの川流れや水鉄砲での水の掛け合いなど、余市川の自然を満喫しました。
★田んぼde生き物探し隊(7月29日)
今年で3年目となるこのイベントに、地元の小学生など14名の方々にご参加いただきました。
5月に田植えを行った柳沢さんの田んぼをお借りし、水抜き前の田んぼで生き物採集を行いました。フナやアマガエル、ヤゴやガムシなどの水生昆虫が採集できました。茨戸川などの河川とは異なる、田んぼの生態系を知ることができました。
★昆虫採集教室(8月5日)
夏休み中の子供たちを中心に、計27名でトンボの採集&標本作りを実施しました。
まずは1時間程度、あいの里公園でトンボ採集をしました。今年はシオカラトンボが多く、参加者の皆さんもたくさん捕まえていました。高校生や大人の皆さんは、大きいヤンマを捕まえようと必死に網を振っていました。
昼食後は標本作りをしました。小型のイトトンボは薬品処理後、形を整えてから厚紙に貼り付けました。トンボ科やヤンマ科の中~大型のトンボは、腹部に藁を通して壊れないようにしてから薬品に浸けました。その後、捕まえたトンボの種類と個体数を集計して、トンボ相の変化やあいの里公園の環境について考察しました。
来年以降も昆虫採集教室を継続する予定ですので、ぜひ来年もご参加ください。採集できるトンボの変化を調べるのも面白いですよ。
各イベントにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
イベントの詳細はFacebookをぜひご覧ください。次回は8月中旬から9月までのイベントについて報告します。