カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★夏の湿原観察会

2013年07月07日 | 行事

 夏の日差しの強い中、湿原観察会が行われました。今回は、講師の方を招き、私たちが活動している湿原の植物や現状について解説していただきました。ササの種類の解説に始まり、石狩湿原で幌向(ホロムイ)と名のつく植物「ホロムイスゲ」の生息確認、管理地の確認などを行いました。
 湿原には、背丈よりも伸びたヨシやガマがどんどん迫っており、大変危機的な状況でした。私たちはただただ肩を落とすばかりでしたが、講師の方は、ホロムイスゲも見つかり、そこまで肩を落とさずとも、今ある湿原を守り、少しずつでも湿原の植物を再生させることが大切だとおっしゃっていました。数少ないミズゴケ・モウセンゴケの群落を確認し、地塘の周りではヨツボシトンボなどのトンボ採集を行い、小学生と高校生が競い合っていました。
 また、本会では、湿原の再生を目標に湿原の植物の種子を育てる実験を行おうと計画しています。今回は観察をしながら、ワタスゲの種を採取しました。秋にはまた、他の植物の種子も採取する予定です。

 こうして、無事観察会は終了しました。暑い中参加して下さった皆様、お疲れ様でした。