カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★SAVE JAPAN プロジェクト 無事終了

2013年11月17日 | 行事

 今年度、3回にわたって行われたSAVE JAPANプロジェクトが無事終了しました。SAVE JAPANプロジェクトがどういうプロジェクトかということについては、こちらをご覧下さい。→http://savejapan-pj.net/

 本会では、毎年春には、自然にふれあうための自然観察ウォーク、茨戸川の整備活動としてとんぼの学校整備、あいの里公園の自然維持活動としてトンネウス沼の大掃除を行ってきました。
 その行事に、より広くいろいろな方々に参加してもらおうと、内容を工夫しました。

第1弾「石狩湿原ウォーク」(7月15日実施)
  
 天気にも恵まれ、夏の暑い日差しの海の日、石狩湿原ウォークが開催されました。この行事はもともと自然観察ウォークとして、私たちの活動場所であるあいの里公園、とんぼの学校などの自然を観察しながら歩こう、という行事でしたが、今年はSAVE JAPANプロジェクトということで、大幅にリニューアルし、参加者も100名近くになりました。拓北・あいの里地区センターをスタートし、本会の活動場所であるあいの里公園のトンネウス沼、茨戸川のとんぼの学校、そして、石狩川を眺めながら河川敷を歩きました。ゴールは篠路福移湿原に隣接する篠路福移の森ビオトープ。そこではポスターとともに、本会の名前の由来にもなっている「カラカネイトトンボ」を見ることができました。

 長距離に渡るウォーキングでしたが、スタッフの誘導、給水に気を配り、無事に全員完歩でした。その後、地区センターに戻り、昼食はお弁当と豚汁、拓北にあるフランス料理店「オランジェ」特製のアイスクリームが振る舞われました。夏の暑さの中のアイスクリームは格別でした。昼食会場では、本会の活動紹介や、参加者の感想などを聞くことができ、大盛況の中、石狩湿原ウォークは終了しました。

第2弾「茨戸川『とんぼの学校』ビオトープの整備」(8月18日実施)

 あいにくの雨の中、スタッフは朝早くからの準備だったため、ずぶ濡れでしたが、整備開始の時間になると雨はほぼ止み、 晴れ間も見え、作業日和となりました。今回は、改めて本会の毎年の活動である整備を見直し、ビオトープに植樹した木の手入れをはじめ、いつも以上に草刈りに力を入れました。水が少なくなってきていたビオトープには、バケツリレーで水を汲み入れました。また、作業だけではなく、子連れの参加者のために、子どもたちと茨戸川でスジエビや魚を捕ったりする水辺と親しむ活動も取り入れました。
 朝の雨が嘘のように汗ばむ陽気になりましたが、作業後は、カヌーに乗り、本会会員のガイドつきで茨戸川から河川敷を間近に眺め、存分に自然を満喫しました。そして、昼食は、まるで仕出し屋のようにしっかりしていて、真心のこもったおにぎりと焼き鳥が1人1人に配られ、そして焼き肉が振る舞われました。
 こうして、SAVE JAPAN第2弾も無事終了しました。

第3弾「トンネウス沼大掃除」(9月14日実施)

 そしてSAVE JAPANプロジェクト最後は「トンネウス沼の大掃除」でした。 
 大掃除は、ホタル池の整備とトンネウス沼のヨシやマコモを抜く作業に分かれました。胴付きを履き、泥まみれ、汗まみれになりながらの作業で、例年重労働の行事です。今回はいつもの草刈り草抜き草運びに加え、ホタル池では池の水が流れでないよう土のうを積み、水路を造るリニューアル作業を行いました。トンネウス沼の方では水の流れが悪くなり、ヘドロや土がたまったところを中心に3カ所に分かれ作業をしました。マコモは比較的簡単に抜けるのですが、一番過酷だったのは、池に中州のようになってしまったヨシ群落を開削していく作業でした。かたいヨシの根のはびこった土に、何度も何度もスコップを入れ、鎌で切り取らなければなりませんでした。そして、刈り取った草を運ぶのも一苦労。ヘドロごと大量のマコモやヨシを岸まで運ぶので、泥まみれ、汗まみれです。
 そんな作業をしたあとの昼食は格別なもので、真心たっぷりのおにぎりとフランクフルト、そして豚汁は、あっという間になくなりました。重労働でしたがいい汗をかけた、大掃除でした。

夏から秋にかけて行われたSAVE JAPANプロジェクトでしたが、参加者の皆様、本当にありがとうございました。そしてスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。