カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★SAVE JAPAN②茨戸川「とんぼの学校」学校祭

2014年08月17日 | 行事

 

 今年度第2回目となるSAVE JAPAN事業は、茨戸川とんぼの学校学校祭です。昨年度とはうってかわって晴天に恵まれました。

 天候に恵まれ、青空の下今年も茨戸川「とんぼの学校」学校祭が行われました。学校祭ではとんぼの学校やかえるの学校等のビオトープや、カワセミの土壁、茨戸川のヨシの整備などが行われます。生き物たちにとって住みよい環境を維持するために必要な大切な作業です。作業のほか、茨戸川の自然とふれあうカヌー体験が行われました。今年はこの行事に100名以上の方が参加してくださりました。

      

 とんぼの学校では、刈り払い機と手作業での草刈り、カワセミの土壁整備、ビオトープの水草除去などが行われました。また、昨年から育てていた湿原植物の苗を、ビオトープ付近に移植する作業を行いました。炎天下の作業で、熱中症対策のため適度に水分補給しながらでしたが、汗だくの作業となりました。入り口にある看板も塗り直してリニューアルしました。

     


 茨戸川では、屯田北中学校科学部の子どもたちと一緒に茨戸川の調査、整備を行いました。生き物調査では、茨戸川の中に入り、中にいる生き物たちを水生網ですくって調べます。ヤマトヌマエビやモツゴ、コオイムシなどの生き物を確認できました。中学生たちもとても楽しそうに生き物採集を行っていました。
 生き物調査のあとは茨戸川の整備です。増えすぎたヨシを抜いていく力の要る作業です。この作業を毎年続けてきたことで、ヨシばかりになっていた茨戸川の岸辺に、マコモやヒシなどほかの植物も生え、トンボたちが飛び交う場所、多様な生き物たちが生息できる環境ができました。ヨシを抜くのはとても大変ですが、抜けたときはとても達成感があります。私も中学生たちと協力してヨシを抜いていきました。

 
 ヨシ抜きの後はカヌー体験を行いました。カヌーをとても楽しんでいました。中学生との入れ替わりでのカヌーから降りた小学生たちは、水生網を持って茨戸川で生き物すくいを始めました。初めての子も、川とその生き物たちに慣れていった様子でした。

     


 カヌーから下りたら次に待っていたのは焼き肉です。キッチンオランジェの方が用意してくださり、色々な作業を終えた人たちがみんな集まり、焼き肉を囲みます。体を動かした後の焼き肉は格別においしかったです。

こうして今年の茨戸川「とんぼの学校」学校祭は無事終了いたしました。


★昆虫採集教室2014

2014年08月09日 | 行事

 

 天候はトンボ採りに絶好の晴れとなりました。子供たちのほか、保護者など大人の方々も含め、約30名の方々の参加がありました。午前中はまずみんなで三角紙を折りました。三角紙は捕まえたトンボを1匹ずつ入れる袋の役割をします。

 

 
 

 そして、自分で折った三角紙を持ってトンネウス沼でトンボ採集です。大きくて素早いオオルリボシヤンマやシオカラトンボを狙って大人も子供も盛り上がっていました。イトトンボやマユタテアカネなど小型のトンボもたくさん捕っていました。
 午後は昼食を挟み標本作りです。自分で捕まえたトンボを標本にしていきます。標本にしたトンボは種類を確認し、種名を書いた三角紙に入れます。小さくて細いイトトンボの仲間に苦戦しつつも、皆さん頑張っていました。

 

 こうして、今年の昆虫採集教室も無事終了しました。