カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★カラカネとーきんぐ2015

2016年01月17日 | 行事

 今年も雪がしんしんと降り積もる中、今年度行われた活動の発表会としてカラカネとーきんぐを開催しました。今年度は中学生からご年配の方まで、総勢50名の幅広い年齢層の方々が参加してくださいました。

 

 最初に、篠路福移湿原の保全活動・裁判の経過について綿路事務局長から報告がありました。縮小しつつある湿原の現状を改めて確認しました。

 その後に、中学生と大学生による発表がありました。屯田北中学校科学部の皆さんが、クラミドモナスの行動についての研究を発表しました。中学生とは思えないような立派な研究発表で、観客からの質問に対しても、堂々とした受け答えができていました。次に大学生の発表では、本会で行っているホタルの保全活動について報告を行いました。今年度もホタルの育成を続け、ホタルの飛び交う環境を復活させたいと意気込んでいました。

 

 また、屯田北中学校の皆さんには本会で行われた自然体験教室についても発表してもらいました。昨年の12月の勉強会で作成したポスターを元に、一生懸命発表していました。その後、昨年行われた活動の振り返りとしてムービーを上映しました。

 休憩後、高校生の発表が行われました。札幌旭丘高校生物部が長年研究してきたトンボの調査データを用いて、地球温暖化の危険性や北方生態系の大切さを訴えかけました。とても説得力のある発表で、身近な環境について考えさせられる内容でした。

 

 最後に、全体を通しての質問などフリーとーきんぐが行われ、今年度のカラカネとーきんぐは終了しました。例年以上の参加人数で行われたカラカネとーきんぐでしたが、充実した発表会となりました。参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

 本年も、カラカネイトトンボを守る会をどうぞよろしくお願いいたします。