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a Rashing

散々会って段々分かって
季節迫り来て散々泣いて
君は君夢でっかく描いて
僕はここから成功願ってる

祝 BG千穐楽

2006年04月27日 | 舞台の嵐!
やれやれ、終わりましたね。
無事に座長としての責任を勤めることができて
本当によかったですね、櫻井さん。

大阪でのレポートをあさってます。

出演者の方のブログで楽屋の中の感じとか
見ることができたし、チームワークのよさも
かいまみることができました。

今頃は打ち上げ中ですね。

櫻井さんが大阪から帰って、ニノとも合流して
いよいよ2006年の5人嵐が始動しますね。

今日のG嵐も結構面白かったので後からエントリーしますが
来週が「相葉すごろく」って、キャーうれしいぃ~!!
ずっとうだうだしててくれていいんだけど、衣装は?衣装は?
パジャマでお願い

4/15 BG マチネ

2006年04月15日 | 舞台の嵐!
本日、15日マチネに行って来ました。
あえてソワレは見ない!みたいな私のひねくれ方w
1週間ぶりの翔君はなんかすっきりしていました。顔も身体も。
声はまぁまぁってところかな。大きくはずしたところは無かったけど
ちょっと全体的に押さえた演技だったかもしれません。

ハプニングは、
今日は山崎裕太が大事なところでセリフを噛んでしまい、しどろもどろに
なって言い直していました。それと朋ちゃんが今までと発声を変えて
歌謡曲風に鼻に抜ける声を控えていたような感じがしました。
紅ちゃんがまた太ってて、お腹がポッコリしてました。
「お腹に赤ちゃんが」っていうセリフ、説得力ありました、m(__)m
紅ちゃん、「ジョン」っていうセリフが「ショウ」に聞こえることが
以前から何度かあったんですけど…今日も。これは私だけ?
あとね、ジョンに写真を渡す結構前に下に落としちゃっていて、
どこで拾うのか見てるこっちがドキドキしました。

酒場でのシーンはアドリブ満載。裕太は何度も床に横になるし
黒田君もちょこちょこセリフを変えて来ているような。
ジンジャーにとっては重要なシーン、ついつい裕太に釘付けでした。

翔君と紅ちゃん、セリフ忘れたの?ってくらい間が空くことが
何度かあって、気持ちを溜めているのか、ただ単に忘れたのか、
かみ合わないのか。シーンとするとやっぱりドキドキしちゃうのね。
東京も最後ってことでいつもよりゆっくりセリフをかみ締めて発声していたのかも。

翔君は、やっぱり全力直球演技で、初夜の初々しさや親友のために
一生懸命なところ、ジンジャーが死んだ時、お葬式など、
いつもどおりすごく素直な演技なので、ストレートに伝わりました。
ジンジャーが「18歳」ってところで大泣きするとこも、なんかよかった。

でも、セリフが全体的に鷹揚で一本気で、単純すぎるところは
舞台っぽくないかなぁって思いました。
セリフを言う時に少し下向きすぎて、私の席に顔が見えないとか。
自分がセリフを言うときには、全部の客に顔が見えるように
大きな演技をすることとか、セリフに抑揚をつけることとか
まだまだ舞台の演技としては課題もたくさんありました。

裕太が滔々と語る中でも、ゆっくりと大きな声で強調させるセリフと
早口でササッと言い分けるセリフで感情の起伏をうまく表現させて
いたのを比べるとその点は明らかでした。

でも逆に舞台っぽい演技をすることで、セリフに説得力がなくなり
鼻白むこともあるので、舞台らしい演技をどうこう言うのは
辞めた方がいいかなっていうことも思います。
ディル役の方の演技、声も良く通って歌もうまくて。でもそれほど
朋ちゃんを愛してるっていう風に伝わってこないところとか
いかにもミュージカルっぽい演技で、そんなに上手いと一概に言えないと
私は思いました。伝える演技というものに、技術云々があまり関係ない
のかもしれないと、実は思ってしまうのですが。

観客は素人で当たり前ですから、技術で感動を伝えられるっていうモノ
ではないと思います。櫻井翔をミュージカルで主役にしたかったという
ジョーイの気持ちが分かるのは、やっぱりその笑顔がいいっていう
単にそれだけのことなのかもしれません。ジョンケリーが笑顔で
舞台の真ん中で笑っているだけで、なんだかイッツオーライになって
完結してしまう…。そういう単純なジャニヲタ思考でいいのかもしれません。

カテコで櫻井さん、「ヨッシャー!」ってな感じに下手を向いて
大きくガッツポーズをしながらはけていきました。何かをやり遂げた!って
いう笑顔が潔くてカッコよくて男らしかったです。
東京千龝楽、無事に終えることができたようで本当におめでとうございます。
まだ大阪がありますがひとまづお疲れ様でした。

今夜は美味しいお酒を飲んで朝まで騒いでガンガンやってください。
櫻井さんのこれからにも、一喜一憂しながら刺激を受けながら
受け止めて行きたいって本当に思わされました、今回の舞台。

そして新曲を今日ラジオで初めて聞いて、ラップのはじけ方がとても
気持ちよく、しかもスキルアップしていて感心しちゃいました。
すっごーく好きなタイプの曲に仕上がっていて「きっと大丈夫」
予約しましたよ。テレビで歌って踊る姿を見るのが楽しみです。
計算されたラップ詩がちりばめてあって、流石です本当。
言葉の持つリズム感が主題を煽っていて、嵐らしさ満点!感動のデキでした。
櫻井翔のファンでよかった~って思うのはラップを聞いて
その意味を感じる時なんだけど。早くテキストとなったものを見てみたいです。

ってことで、まごまご嵐のレポは明日に。おやすみなさ~い。

週末の憂鬱に

2006年04月11日 | 舞台の嵐!
ちょっと欝なエントリーですので、見逃して欲しいと思います。
クレームを受け付けることができない程ちょっとかおりっち、
最近落ち込んでいまして。軽くスルーっていう感じで読み飛ばしてください。

昨日は、長いエントリーが消えてしまいショック寝しました。
なんか、思い出すとわざわざエントリーするほどのことでも
なかったなぁって思い、書き直す気にならなかったのですが。
そう言ったらもともと嵐ブログは五万とあることだしなぁって
ネガティブになってしまい、個人的感想なんて書く必要性が感じられなくて。

って、こんな感じにどんどん落ちるの。

週末は、息子の仕送りの金額でダンナとモメて「お前は過保護すぎる」と
怒られ、もう一人の息子はほとんど口をきいてくれなくて
私はますます嵐に逃避する傾向です。まごまごを見て、東京タワーを
ちゃんと見直して、POTETOを立ち読みしたりして。
ジャニ活動にちまちまと勤しんでおりました。はぁ、楽しい。

今日のいいともでテレフォンゲストの小栗旬君に松本さんからの
電報が読まれましたね。しかもミッキー電報w
「あ、もしもし。電報送りたいんですけど。ミッキーで」…

キャー~!!
松本さん、かわええぇぇぇ~!!

すいません、勝手に妄想しました。
いやんもう。私も何度かいいともに電報を送ったことありますけど
ちょっと恥ずかしいんですよね。「キティーちゃんでお願いします」とか
言わなきゃならなくて(赤面)。

で、昨日のニッカンスポーツに「ザ少年倶楽部プレミアム」が
「太一の部屋」ばりのトーク番組で、第一回目のゲストが
相葉雅紀っていう記事がドーンとでっかく載っていました。
この番組で嵐が新曲を歌うという話で。「きっと大丈夫」が
いよいよお目見えですね。ニノがいないので4人で歌って踊るって
いうのがまた新鮮ですが。色んなことがあって、嵐の歴史が刻まれて
いるっていう実感が。


4月8日のソワレ、櫻井さんはピースの手を伸ばしてそのまま
下手にはけていきました。なんだか「うん、わかってるよね」っていう
したり顔でした。相葉ちゃんやクリケイがいたから?かな。
私はあと一回、青山へ行くのですけど…ものすごく家族内での
立場が無いっていうか、お母さんの評判がた落ちなんです。
…って言うのも、夕飯のグレードが低いし何作ってもあんまり
美味しくないし…。家族もあきらかに私のジャニ傾倒度が過ぎると
いうことで、オールメンご機嫌悪そうなんです。

私が毎週出かけているので、勝手に卑屈になってるのかもしれませんけど。
とにかくジャニーと家族の両立はホントに難しいなぁって思う今日この頃。

日曜日日テレ「行列ができる~」に三宅君がゲストで。
キスについての話で、舞台で共演した人のことは好きになってしまう
というのを聞いて…「やっぱり」って思いながら、少なからずショックを
受けてしまいました。仮想恋愛するのがドラマであるのは当たり前、
舞台は同じ演技を繰り返す事で、より一層濃密な関係性を表現できる
のだから、リアルだろうとバーチャルだろうと恋愛という質量を持つのは
確かなのだろうと思うとなんだかやたらと欝です…。

櫻井翔ファンの皆さん、やっと半分終わりましたね。
私はいい年をしたファンです。翔くんとどうこう期待を持ってるわけでは
ありませんけど、メッチャ好きな人が櫻井翔くんなんですよ。

本当に、好きで好きで好きで。最近疲れちゃったぐらい好きで。
やっぱり櫻井さんがあんなに毎回長いキスをするたびにキューンって
胸が苦しくなるのはしょうがないことですよね。
嫉妬っていう言葉にすると陳腐ですが、もう本当に紅ちゃんが
幸せそうに笑うのも嫌だし、羨ましいし。
ドラマの中のメアリーも気にいらなくなってきちゃうし…。

もうこれ以上ジョンとメアリーを見たくないって思っても、無視するよりは
リアルにお芝居を見つめる事で消化したいてっいうか。こんなに何回も
同じ舞台を見ても眠くならないのは、やっぱりストーリーとか世界観とか
そういう高尚なレベルの話じゃなくて、単にジェラシーなだけかも。

舞台はフィクションを演じるリアルだと思う。
恋人同士の感情の発露を表現することは、リアルに恋人同士が
発する愛情に勝るものはない。本当に愛する二人を見ること以上にない。
恋人同士を演じる二人から感じることが演技となって現れてくるもの。

前二回は、二人は初々しく愛し合っているという感覚が伝わってきて
なんだかすごく舞台に感動し、同時に悲しい思いだった。
土曜日の演技は二人の間に愛を感じられなくて舞台としては
イマイチで、同時にファンとしては割り切って、二人のフィーリングが
それほど合っていなかったかも、と思って逆に嬉しかったりする。

つまり私はあまりいいファンじゃないってことね。
作品としての完成度よりも、二人がうまく絡まない事を祈ったりして。
ジャニーズのファンって私みたいなのも多いんじゃないのかな?
どんなに好評で再演なんて絶対にやめてほしいって思っていたから
今回チケットがだぶついてあっちこっちのオークションでも結構
余ってしまい、半値で取引されているのを知って、実はほっとしたり。

ね…。
私は櫻井さんの成功を心から祈っていたわけじゃないのよ。
ミュージカルで大コケして、もう二度と事務所が櫻井さんを
こういう話に巻き込まないでくれたらいいなぁって思ってたりする
わけです。主役に拘ったりしないで、脇役でいいからテレビや
映画のドラマに一つでも多く出てほしいって思ってるの。

櫻井さんの舞台…大阪が終わるまで本当に本当に長い。
土曜日あんな顔を見てしまってから、櫻井さんが可哀相で可哀相で
早く終わってほしいってそればかり。

見当違いなのかもしれないけれど、このミュージカルに翔ちゃんが
取り込まれてしまうのが怖ろしいような気がして。とにかく早く。
一刻も早く終わって欲しいと思う、かおりっちです。

このミュージカルが翔君にとってどういう価値があるのか、
本人が「それほどうまくもないのに」と言ってるのに、
はっきり「ミュージカルは憂鬱だ」とまで言ってるのに、
どうして事務所はこういう仕事を続けさせるのか。
この先、嵐の中のミュージカル班として続けてやっていくことに
なってしまうと思うと本当、嫌で嫌で。
ジャニーズ事務所は翔君のことをこれからどうしていくつもりなのか、
想像すると怖くてしょうがないのです。杞憂に終わればいいのですが。

今回の舞台でもやけに存在感があったりして。いい舞台であれば
あるほど、また次に繋がってしまいそうで…実はそれが嫌で。
翔君、歌がうまくなっちゃって。このままミュージカル隊長に
なってしまうのかなぁって思うと…実はそれが嫌で、凹んでしまうのです。

翔君はブッキーみたいに色んな役で俳優さんがやりたいんだと
思っていたので、彼の望むようになかなかならないとしたらやっぱり
ちょっと悲しいなぁ…って思ったり。世界遺産のミステリーハンターとか
社会的な問題を取り上げるドキュメンタリーのストーリーテラーとか、
彼の成りたいものは何となく形として理解できるのです。
だからこそ、今回のミュージカルに対しては複雑な思いを持たざるを
えなかったというところです。ネガティブになってもしょうがないけどね…。

4/8 BG ソワレ

2006年04月09日 | 舞台の嵐!
今日、8日のソワレに行って参りました。
まごまご嵐はまだ見ていませんのでレポは…ごめんなさい

初のマチソワのソワレです。
今日がちょうど28公演の折り返し日で、
マチネが14公演目、ソワレが15公演目。

疲れてるのかなぁ?翔君。
今日は歌はまた上手になっていて、安心して聞いていられたし
そつなく演じていたんだけど、笑顔がキラキラしていなかったんだ
よねぇ。目にクマがあったし、顔も若干浮腫んでいたかな?
いや、アゴもシュっとしてたし頬もシャープだったけど
目に力が無かったんだよねぇ。カテコの挨拶も複雑な顔を
していたような…。お芝居で泣いてるだけじゃなくて、
最後のシーンで「うっ」と泣いてたし。

今日2階の最前だったので、照明やセットの奥行きがしっかり
捉えられて、お芝居全体を見渡すのにはとてもいい席でした。
翔君が真ん中で動かないお芝居をしているときは双眼鏡で
ガン見できたし、初めて理解できたこともいくつかありました。
見るたびに何か発見できるのがお芝居を複数回見る楽しみですね。

それにしても翔君、汗っかきなので裸になるとしっとりと
身体が濡れていて、ライトに当たってとてもきれい。いつもながら。
WSSの時のように舞台の日は開演前にジムで身体を作ってきて
いるのかな?今回は腹筋がきれいに分かれていて無駄な肉もなく
上腕も胸筋もそれほど膨らんでいないのがちょうどいいと思う。
身体はとても節制してるのがわかる。でも顔の変化が激しくて
その日によってコロコロ変わる人なのね、翔君って。

朋ちゃんは黒いマニキュアをしているのね。
それと紅ちゃん、太った?見るたびに大きくなって翔君より
ガタイがよくて、膝に乗せたりお姫様ダッコするのが重そう…かも。

翔君、小道具でクロスのペンダントをしているんだけど。
途中ではずしたり最後また付けていたりするんで。何かを
表す符合なのかな?と考えてみたり。

ダニエルが足を撃たれ、サッカーシーンが繰り広げられるんだけど
あれは背番号9、ダニエルが決勝戦で入れた1点を再現してるのね。
あのシーンはダニエル自身のモノローグなのかしら。
今まではなんでいきなりサッカーシーン?って不思議だったんだけど
やっと理解できました。

やっぱり紅ちゃんのセリフが全体的に聞きづらく、なまりがひどい
ところは感情が伝わりにくいのが惜しい。歌になるとものすごーく
説得力が出てきて響くのに。もったいないなぁ。

そしてやっぱり山崎裕太の演技が好き。今日は最後のセリフを全部
聞き取れましたよ。IRAの中でも複雑な立場で暗躍する姿が
まざまざと分かりました。でもジョンに撃たれずに、命拾いした後
どうなったのか、何か変化したのか、そこも宙ぶらりんで残念。
友情に心打たれ改心したか、すぐに誰かに殺されたか、海外に逃げ出したか。

主役はジョンケリーなのに、彼の感情の変化が表現されていないのが
この未消化感なのかも。メアリーの意志や悲しみや争うことを憂う
シーン満載で、彼女の気持ちには素直に沿える。
やっぱりメアリーが主役なのかもしれない。

3/31 BG

2006年04月01日 | 舞台の嵐!
今日も青山に行ってまいりました。

もうね。

このミュージカルをどう楽しんだらいいのか、自分の中での
HOW TO が GETできたっていうか、ただ単に翔さんの演技が
すばらしかったっていうか、もうボロボロ涙が出ちゃいまして、
自分でも何んで私、泣いてるの?っていう状態でしたよ。

ネタバレしますよ、まだ見ていない方気をつけてくださいね。





ジョンがトーマスを殺す任務を持ってピストルを構え
「今のお前は殺せるが、昔のお前は殺せない」と
言ったところ。「一緒にサッカーやったから」
って翔ちゃんが、いえジョンが言ったとたん、堰を切ったように
ボロボロボロ…って涙が出ちゃってしょうがなかったのです。
私は実はサッカーヲタでもありまして。

世界でサッカーをしたい子供達のこと、サッカーで金持ちになって
親孝行しようとするブラジルの子供たち、結構意識して
情報収集してきていたので。サッカーで戦争になってしまった歴史とか、
サッカーってとかく紛争に絡んで怨恨が渦巻いたりする事がよく
ありますよね。だからこそ、このミュージカルにサッカーを入れた
意味とイングランドとIRAとの関係、アイルランドの宗教紛争のこと
緑のユニホームを着ているジョンたちのチームのこと、色々考えていく
うちに、「ただ一緒にサッカーしていた」という仲間意識というのが
いかにジョンにとって大きいことだったのか。そういう気持ちの
重要さに気が付いた時に、無邪気な心のままサッカーで名を上げたいという
紛争の国の子供達の夢みたいなものの儚さに、もう涙が止まらない状態
になってしまったようで。

こうやってレポしてる最中にも何故か涙が出てきてしまうほど
今日の舞台は私にストレートに入ってきました。
席はB列で、しっかり演者の姿を捉えることができ、初回では
聞き取れなかったセリフがほとんど(それでもまだ聞き取れなかったセリフ
はあったのですが…)聞き取れて、やっと理解できたところもありました。

最後にあっさり、ジョンがメアリーの元に帰ってきて
「船には乗らなかったんだ」ってところの前にもうワンシーン、
何かジョンの気持ちが変遷する経過を表す歌とかあれば、もっと
よかったとは思うのですが、このミュージカルの言いたい事の
一番大事な芯が、グサリと心に刺さってしまいまして…もう私の
中では心に残るミュージカルの一つにランキングされてしまいました。

メアリーが子供を抱きながら歌うシーンでは、ついミスサイゴンでキムが
子供を抱きながら泣いていたシーンを思い出してしまいます。
ジョンの心が紆余曲折していくシーンをもっともっと繊細に描いてくれて
いれば、きっと後世に残るほどの名作になったことだろうと、惜しい
気持ちでイッパイです。サッカーシーンの描き方とか、バレエダンスを
取り入れたスローモーションなど、面白い表現で大好きですよ。

何気にサッカーが上手な人がいて、フリースローを胸で落とすトラップとか
キーパーが手ではじいてインするところとか、ボールをまたぐトラップとか
よくできているんですよ。ぜひぜひ、サッカーファンにも見ていただきたいと
思ったりもします。ジャニーズヲタだけではもったいないような気がする
んですけど。

拙いところも多々あるとは思いますが、座長櫻井翔の場面場面における
心迫る演技にはやられました。翔ちゃん…すごい。本当にすごい。
初夜での恥じらい、監獄での葛藤、メアリーとの別れ、トーマスとの軋轢など
本当にすばらしかった。だからこそ最後のシーンが惜しかったねぇ。
起承転結の、転→結が納得行かないんですよね。

今日の翔ちゃんは声に伸びがあって最後までよかった。
まあ、ヲタの欲目と思ってください。
ベッドシーンで股間が普通の状態だったのであれ?って思いました。
実は29日の時にやけに股間が尖がっていたので(キャーそういう演出?)って
ビックリしてたのですが…もしや…。まぁ…ご愛嬌、櫻井翔w

紅ちゃんは一昨日よりハスキーで…昨日が誕生日だったから?
ちょっとパーティー明けかもって感じでした。

それ以上に紅ちゃんのセリフが後半に行くほどに、なまってしまい
伝わり辛いのが残念でした。ハーフであることが、言いたい事を言う
キャラクターに合っていて実にメアリーらしいのですが、肝心の日本語が
あやしい…んだよね、紅ちゃん。歌はメッチャうまくて今日も
本当によかったよ。20歳になったばかりで輝くばかりに美しかった。

山崎裕太の演技が、実は一番よかったかも。役にぴったり合っていて
裏のある性格と、キーを握る役回り。セリフは迫力があって声は腹から
出ていて、何と言ってもあのふてぶてしさ。惜しむらくは早口すぎて
肝心のIRAが何を敵として戦っているのかが分かり辛かったなぁ。
ジョンにピストルを向けられて、トーマスはいったいどうなったの
だろうか…とその後が気になるね。

ジョンも脱獄してる立場上このままアイルランドにはいられないだろうし
たぶん、イングランドのプレミアムリーグに入るんじゃないかなぁって
夢見たりしています。とにかく翔ちゃん、良かった。

ミュージックステーションの朋ちゃん、BGの衣装のままでした。
ついでに翔ちゃん出ちゃいなよ、って思ったよね、みんなもw

で本日土曜日、まごまごはレポ遅れます、ご了承ください。

3/29 BG マチネ

2006年03月29日 | 舞台の嵐!
かおりっち、青山に行ってまいりました。
惜しくも昼の部だったので、松本潤様に遭遇できず(泣)ちと惜しい。
いや、私は翔ちゃん見に行ったんです。

でね。

やっぱりこの前のWSのブサいビジュアルは幻だったよーーー!!
おかーーさーーーん!!ポーツマスポーツマス(壊)

いやもう、本当に翔ちゃんはキラキララキラキだったよ(謎)
今日は初回だったので、できるだけ俯瞰してみるように心がけて
ストーリーや構成や歌詞、全部をトータルで理解できるように
ピリピリして見てたんだよね。それで、すごくこの作品が
何故翔ちゃんを必要としたのか、分かるような気がしたのよ。

翔ちゃんがジョンケリーである必然性がすごくしっかりとあって
ジョーイかジャニーかメリーか誰かは分からないけれど、
BGというミュージカルを知ってたら、日本でやるなら櫻井翔で
やりたいと思うに違いないって思ったの。作品が翔ちゃんを
呼んだんだなってつくづく思ったの。WSSの時のトニーが
翔ちゃんそのものだったのと同じように、友情に熱くて
家族を愛して、一生懸命サッカーをやる姿が翔ちゃんのキャラクターと
かぶっちゃって。

見終わって友人に「何年かたっても櫻井翔はミュージカル俳優を
やってるかもしれない」って言ったら「それはないよ」って
言われてたんだけど。何ていうのかなぁ…。歌がとりわけ上手い
わけでもないし、演技がどうこうってんじゃなくて。
舞台に神様がいるとしたら、翔ちゃんは呼ばれちゃう人なんじゃないか
なぁって電波丸出しですが、そんな感じがするのですよ。

どうして生はああもキラキラしてるんでしょうか。翔ちゃんを
双眼鏡でジックリ見るなんて恥ずかしくてできなくて、
紅ちゃんや裕太ばっかり見てたよ。いっぱいいる中の一人として
翔ちゃんを認識しないと、ストーリーに入っていけないしね。

翔ちゃんはラジオで「BGのサントラ」は聞かないでって
言ってたけれど、同じフレーズの繰り返しが波の様に押し寄せて
最初から最後まで一曲でしたっていう感じの耳に残るメロディーが
実はすごく好きで。実に70年代っぽいバンドサウンドと
アイリッシュ風アレンジ、日本人は好きなのよね。

問題があるとすれば脚本と構成で。
一人が一曲を歌う時に、増長な感じがして飽き易いの。
二人三人と増えていくときはいいのだけど、ハモらないのよね、全体的に。
歌だけのときの動きが面白くないっていうか…ワクワクしないっていうか。
ダンスが足りないって感じ?
サッカーシーンはうまくできていて、迫力があって舞台を広く使っていて
良かったんじゃないかな。でも今日は最初の一点目を黒田君が入れそこね
ちゃって、「あれ、1対1じゃん?」って状態だったのに、翔ちゃんが
喜びのガッツポーズしてて。酒場のシーンで「俺が一点目を入れたから
今日のヒーローは俺だ」って黒田君が言うんだけど…もしもし?
入れてないだろう?(にやり)っていうハプニングがありました!!

IRAの複雑な存在理由と宗教対立を何も知らない日本人の
若いお嬢さんたちに理解してもらうにはあまりにも不親切で。
それぞれ宿題で、勉強しておくといいかも。
あ、小説だと高村薫の「リヴィエラを撃て」がIRAを取り上げて
まして、本当に陰鬱で暗い内部抗争のことが少し伝わってくるとは
思いますが…。私も最後まで読めなかったんですよね。

翔くんの歌は…高音部が出ないのと、声が割れて気になるところが
少しはありましたが、はっきり何を言ってるのか分かるしお芝居には
入り込んでいてとても魅力的なかわいいジョンケリーでした。
紅ちゃんとずっとイチャイチャしてて、紅ちゃんが裏山なこと…
時代がちょっと遡ってたら、ファンからカミソリを送られたことでしょう(爆)
私も心中ではナイフな気持ちでも、ぐっとこらえて大人な対応
「紅ちゃんってきれいで、歌がうまくて、可愛い人ねぇ」って
言いましたよ、エライ、かおりっち。さすが伊達に年とってない。

でもさぁ、ジャニーズのアイドルを主役にした舞台でさぁ
あんなにたくさんキスしたり長~くキスしたり、からみあったり
初夜を羞恥心イッパイに描く必要があったのかしらん?
ジョーイの趣味なの?あれって脚本どおりなの?
WSSでもパン一になって初夜っていうシーンあったし、
バンビもモー子とどこで初夜を迎えるかですったもんだあったけど。

どうしていつも櫻井さんの役ってこう気恥ずかしくて、真摯で
初々しい役が多いの?ニノが薄幸なのとか、松本さんがツンデレ
なのとかと一緒で、「どうだ櫻井、恥ずかしいだろう!」っていう
役を引き込んじゃう星の下に生まれた王子様なのよねぇ…。
(痛いファンですから)

最後まで櫻井翔ファンはあなたの恥ずかしさにお付き合いするのよね。
ファンは見てるこっちまで恥ずかしいっていう感情と戦いながら、
あなたは真っ向から毎日体現して、劇場一体して櫻井翔の世界に染まるしか
ないのよね。

なんかもう、何書いてるんだかわかんなくなってきた。
髪型もすごくキュートで、体は無駄なお肉なんて全然なくて
ちょうどよく切れてて、顔はアゴがキュンって尖ってて
「ちっちぇー顔だな、櫻井」状態でした。そしてベルボトムジーンズが
意外とお似合いで、足が長く見えました。
また次に見に行った後の感想はもう少しまともなレポにしたいと思います。

とにかくジョンケリー、カッコよかった。はぁ。

BG 祝初日

2006年03月27日 | 舞台の嵐!
記者会見、めざましとズームインとモーニングサプリがGETできました。
サプリには松本さんの「僕妹」インタビューも入ってました、ラキラキ!

一回り顔が丸くって、アゴまでモミアゲ!いやん!
目も腫れちゃってて…ビジュアルはあれでOKなんですか?翔くん!
また寝てないでしょ!どうしていつも記者会見の前に
顔をなんとかしないんですか!?

でー、あのバホバホしたパーマはなんですかっ!?
インタビュアーから質問されて
「アイルランド人っていうかヨーロッパ人に見えるように」
って答えてたけど…。
私にはアルゼンチンのサッカー選手みたいに見えたよ!
衝撃的な髪型だけど、何度も見てるうちに見慣れてきて、

か・かわいいかも…
なんて思っちゃってますけど、ははは(乾笑)

朋ちゃんから「髪、かわいくなったねぇ」って言われて
紅ちゃんにも「かわいい」って言われて、尚更照れてたけど。

だからね、毎日毎日舞台ってのはあってね。
そのたびに長~いキッスや短いキスや抱擁があってね。
今、こうやってエントリーを書いてるときにも
ラブシーンのお稽古やってるわけでしょう?

き・厳しいですねぇ…。

練習を含めていったい何百回キスした(する)んだろうねぇ。
生で舞台を見るってそういうことよねぇ。
でもお相手が安良城紅ちゃんでよかった!だってすごく
明るくてかわいくて、アメリカンでさっぱりした感じの子なんもん。
もう、そう思うしかないけどさっ(T_T)

さあ、本日初日、実際にみると櫻井翔クオリティでカッコイイのかなぁ。

記者会見レポ

2006年02月16日 | 舞台の嵐!
本日朝のWSチェックは、めざましとモーニングサプリ、きょう発プラス!だけ。
テレ朝、日テレもはればよかったのねぇ。

で、モーニングサプリは映像がきれいでした。めざましでは凶悪犯人みたいな
目つきしてましたけど、サプリの翔ちゃんは斜め右側からの映像なので
照明もよく当たって、つるりんとしてました。ドーランが濃い?

_______TOKYOモーニングサプリ芸能情報__________

櫻井翔コメント
 僕は小・中とサッカーをやっていまして、今もフットサルをたまに
 やっているんですけども、やっと舞台の上で日の目をみることが
 できまして、(ここでニヤリ)wこの作品に参加させていただける
 ことをとても嬉しく思っています。(こっから厳しい顔つきに変化)
 このビューティフル・ゲームという作品で、今世界で起こっている
 抗争、戦争の縮図を見れたら、伝えられていったらいいなと思っています。
 世界的には日常の中で戦争がある生活をしている人々がたくさん
 いる事をこの若いキャストで、若い人々にたくさん伝えていきたいなと
 思っています。

…櫻井翔、カッコイイ…。

こんなに社会的にスマートに的確な言葉で挨拶できる芸能人を、私しゃ
他にあんまり知らないよ、つうか若くない人だけど見に行くからね。

で、この後の囲みの取材で
 櫻井「でもホントにワールドカップの年にサッカーを題材にした作品を  
    できるっていうのはすごく嬉しいですけどね」
 記者「私たちも楽しみです、どんな風になるんだろうって」
 櫻井「私たちも楽しみです(記者さんの方を向いてにっこり)」
インタビュアーさんの嬉しそうな笑い声←落ちたな?w

山崎裕太「稽古初日の日に翔くんは、『俺、ミュージカルやりに来たのかな
    サッカーやりにきたのかな』みたいな戸惑いがあったと言う事だけは
    皆さんに教えます」
櫻井さんにこにこ笑顔で頷きます。

裕太に「翔くん」って呼ばれてるんだね、他の人からもそうかな?

 記者「ラブシーンとかはどんなですか?」
 櫻井「ありますよね」
 紅 「あるね」←タメ語!(アメリカンだったっけ?)
 朋ちゃん「すごいラブラブ…」
出演者みんな頷いてちょっとどよめき
 記者「そんな激しいシーンがあるんですか?」
 紅ちゃん(笑)
 櫻井「ワクワクしますよ、あドキドキだ。ワクワクじゃない」
________________________________

あたふたしたところでバッサリ切られて終了でした。

言い直してるから本当は「ワクワク」なんだって思われてしまったわけで
櫻井的にこれはオイシかったのか?失言だったのか?

ファン的…っていうか私は本当にドキドキですよ。
激しいラブシーンって…まさにありそうなんだもん。
サントラを聞いているのでだいたいのあらすじは知ってるのですけど…。
でも、アラシロベニちゃんが、相当さっぱりした感じだったので
ちょっとホッとしたし。クリスタルケイと友達でそ?じゃ、元々
知り合いだったんだろうね、二人は。
「ハイ、SHO!」「ハイ、ベニ!」ってとってもアメリカンで
フランクな二人がイメージできました。

しかしどうしてこう浮腫んだ顔なんでしょう。
横からのインタビューはそれほどでもないんだけど。
一人で立ってる時はアゴもしゅっとしてるけど、日替わりで翔くん
顔が違うよ。顔に水がたまるタイプなのでしょうね。

でも舞台は映像が残らないからまぁいいかぁ。それよりやっぱり
映画が心配だよねぇ。色んな形で残るから。もうほとんどキャッツも
佳境を過ぎたんでしょうから、今更遅いって話でしょうけれど。
中の人はもの凄~くハンサムなのに、もったいないなぁ…って、
キャー!中の人なんて言って…ごめんなさい。

Beautiful Game

2005年11月19日 | 舞台の嵐!
櫻井翔 ミュージカル単独主演決定!!

つうことで、3月末から4月にかけて単独で櫻井さんがミュージカル…だそうです。
ああ、噂は本当だったのね。
ジョーイはホントに櫻井のこと気に入ってたらしいから。
またあの歌声に会えるのかぁ、相手役は嵐ろ、じゃない安良城紅(あらしろべに)
ちゃんだよ。彼女すんごく歌上手いし負けないようにがんばってほしいけど。

なんか、忙しい時期なんだよねぇ。
春コンは無いってことだよねぇ。

え?明日の握手会?そんなん急に行けるわけないじゃん(T_T)
別にそんなたくさん売ろうとしなくても…ま、もう一枚くらい買って
友達にあげようかなぁって気がしないでもないけど…。

バクマツバンプー

2005年10月07日 | 舞台の嵐!
金曜日のマチネ、「幕末蛮風/バクマツバンプー」を見て参りました。
帰り道、お話を反芻しながら記憶を辿りながら、バンプー智を
心に焼き付けていたのですが。とってもめまぐるしい場面展開で
ストーリーに付いていくのが精一杯、聞き取れないところや
何度か見ないと分からないところもあるので、こうだ!と
断定して書けないのですが。一回観ただけの感想を書きたいと
思います。ネタバレですので、ご注意ください。


開演を待つ間にかかっている曲が「One」です。しかも通常盤かな?
って「風見鶏」があったから。そしたら次の曲が「夏の名前」だったので
ランダムでかけてるのかも。でも、いくら客が全部嵐ファンってことも
ないだろうに、そういう所があざといなぁって感じがしたのは否めません。

私、大野君の舞台は「True West」からだから、センゴクプーは未見。
なので、知ってるキャストはさとやんと森田彩華ちゃんと有森さんだけ。
友達に譲ってもらったお席は三階上手側、なので見切れ、セリフが
聞き取れないってのは結構ありました。

もうすぐ開演という時に、会場がざわつき落ち着かない様子に
なったので、きっと誰かジャニーズが来たのかな?って思ったら
案の定、KAT-TUNの田口くんと中丸くんが来ていたと、大野君が
カテコで言ってました。

「One」の曲から「A・RA・SHI」のイントロに!笑いが起きる。
ボリュームが大きくなるにつれ一緒に歌う人、振り付けする人までも。
私も条件反射で「A・RA・SHI、A・RA・SHI、for dream」やってました(笑)

新鮮組の衣装をモチーフに赤と黒のギザギザで、それぞれが
違うスタイル。智@沖田さんは、なんか全体に忍者っぽい。
てか顔はナルトみたいで、衣装は赤いピーターパンって感じでしたけど。
違う?精悍なイメージでしたね。

オープニング、沖田は二刀流で「お待たせ、2年半ぶり、プーシリーズ第二段!
バクマツバンプーです!」「闇と契りし二つの剣は、生き血をすする鬼の牙!」
二つの剣をクロスして口で嘗めるセクシーなポーズを。舞台最前に
つんのめるようにやるんですよ、智。これ一列目の方たち、近さに
泣いただろうね。砂かぶりっつうか、汗かぶりだね。
速いテンポの曲に合わせてオールキャストが次々と出てきて、
まるで映画?テレビ?のオープニングタイトルのように出演者の
名前が照明で照らし出されて、始まり始まり~!まさに冒険活劇
舞台の上で上映される劇画のようでした。

新撰組が京都の守護役に任命されて、不逞の輩を成敗するという名目で
殺した者の生き血を吸えると、吸血鬼たちは侍になったことを喜んで
酒宴(樽に入った血を飲んでいる)を開いている。酔っ払った大野君が
まるでピカンチのハル!ずるずるとクダを巻いています。
そこへ、森田彩華ちゃん演じる桂(ケイ)が、二宮翔潤(!)という
恋人を殺された敵を討つと沖田に向けて脇差を向ける。
そう、二宮!翔!潤!っつうことで会場はその名を聞くたびに笑いが
起きる。「相葉ちゃんは?」と聞くことでさらに笑いは大きくなる。
前半はそんな嵐ネタや小ネタでギャグ満載。

突出してイイのは坂本竜馬役の京さま。すんごく声がステキ。
殺陣も演技も小気味イイ。近藤役、土方役、の二人も声が腹から
出ていて聞きやすい。これら舞台の方たちに比べるとやはり大野さん
声が小さいのが惜しい。美少女クラブ森田ちゃんは、変な柄の
着物と変な髪飾りを付けられててそれはかわいそうだったけれど
思いっきりはじけた演技で、若いのにたいしたものだった。
上戸彩を超えてたよ、ホント!

脚本の展開が早くて殺陣が多くて。
はっきり言って脚本が独りよがり、分かりにくい展開だったんだけど
その場その場の勢いと熱い演技がめまぐるしくて、セリフを
聞き取ること、動きに追いつくことでイッパイイッパイでした。
殺陣は大野君の素晴らしさが秀でていて、たくさんの刺客に囲まれて
ふわりと浮き上がってクルクルっと回転しながらバッタバッタと
切り捨てていく大野@沖田はあまり人間性を出さない役で
ちょっと残念。

熱い大野君を見せたいというのがもう一つのテーマだと脚本の方が
言ってたらしいのですが、全体を通して大野@沖田は仲間に隠れて
桂をかくまい、親に捨てられたトラウマに苦しみ、拾われた仲間への
愛にいつも不安を抱いているとてもネガティブな主人公でした。
鬼の集団の中で自分だけ違うという悲しみにも捉えられているようで
困った顔の大野君がそのものズバリでした。

桂と心を通わせて行く沖田、激しい咳、喀血がありもしや吸血鬼では
ないのではという伏線。坂本竜馬の隠れ家で見つけた妖刀により
桂が新撰組に再び切りかかる。近藤が痛手を負ってしまう。
連れてこられた女医、涼(有森也美)。彼女は新撰組が吸血鬼であることに
理解を示し、血を与えてくれさえもする。

夜な夜な現れる殺人鬼、女性ばかりが襲われるという。
村正を使っているということで、新撰組の中でお互いを疑い結束が
乱れていく。土方は新撰組を粛清するために法度を作り渡す。
がんじがらめの法度に山南さんが新撰組を脱走する。云々かんぬん。

少しだけ史実、ほとんど物語りしかもファンタジーホラー。

不老不死、若いままでいたいという涼、近藤@鬼の血にまつわる
噂=吸血鬼になるのかどうかを試すために桂にその血を飲ませる。
桂は苦しんで死んでしまう。腕の中で息絶える桂に叫ぶ沖田、
悲しみ苦しむもあえなくこと切れる桂。

新撰組の中の裏切りや涼の悪巧みで新撰組が沖田を残して
殺され死んでしまうシーン。悲しみにもだえる大野@沖田。
本当に苦しそうな表情はすばらしいの一言で。
あの顔を見ただけで私も涙涙…。

大野@沖田がただ一人生き残って、悪霊となった涼@有森と
いざ対峙し、妖刀村正を持った時に
蘇った新撰組の各々、ここで気が付かされること。
死と生の背反性について。

まさに「ああ~そうだよねぇ」と溜飲が下がるシーンで
再び涙がわき上がる。生きることの裏側にある死んでしまった
人々へのレクイエム。この辺りの死の捉え方が私にヒット。 
うるうるしてる私でしたね。

死んでしまったと想っていた桂が鬼となって現れて、
銀の玉をつめた銃ですぐに殺されてしまうのが「賢者の贈り物」のよう。
そう、実は沖田は普通の人間だったということ。しかも労咳で
長くはなさそうな沖田の腕の中で再び桂は言う。
「私の血を飲んで強く生きて」と。

果たして沖田が桂の血を飲むのか、そして鬼となるのか。
いつでも想うだけでそこにいる同士への愛に包まれているという実感。
そんなこんなで。

…最後のシーンが思い出せないのです。
ここからカーテンコール4回へなだれ込んでしまって。

理屈っぽい話、ご都合主義で死んだり生かしたりが気になりましたが
詰め込まれたセリフの勢い、面白さ。場面の展開、殺陣の数々。
面白かったです。こういう舞台はアリだなぁって、舞台嫌いの私は
思いました。脚本をちゃんと理解してテーマを咀嚼して…なんてのは
蛇足なのかもしれません。とにかく瞬間を楽しむ舞台なんだと理解しました。
そして、大野さんの切れのいい動き、悲哀のある演技が悲しい話を
立体的に構築していたと確信しました。

でも二刀流なので、刀を納める所作などができ無くて、流れるような
一連の殺陣というのとどっちがよかったんだろう。たとえば燕返しなどの
優雅なふりがあった方が殺陣を華麗に見せることができたはずで、
これはまさに諸刃の刃…すんづれいしますたw
二刀流ってガサツな所作になってしまうんですよ。斬って斬って斬りまくる!と
言っていた大野さんのいうとおり、見所はバリエーションに富んだ殺陣で
ございますね。はい。楽しめました、またパート3がありそう…。

カーテンコールではフリートークがありまして。
「今日は1回ですね。これで4回目です。あと(後ろに聞いて)
26回ぐらい残ってます」
カテコ4回目に「昨日の昼はカレー食べました。普通のカレー。
夜はから揚げ食べていっぱい、寝すぎってぐらい寝ました」
会場の皆さんは大野さんのこういう飾らない言葉に笑顔、満足、
非現実な舞台での勇姿とのギャップを愛でているのですよね。