薫るクロニクル。

日常生活で思ったことや、趣味の山歩きの話しなど、思いついたことを綴る記録です。

目に見えないこと。

2005年12月15日 15時48分03秒 | コラム・エッセイ。
わたしの好きなマンガに井上雄彦さんの”バガボンド”という宮本武蔵の話しを描いているのですが、そのなかにこの”見るということ。”が出てきます。とても印象的な場面のひとつです。
沢庵和尚が武蔵に言うのです。

ある意味哲学書のようなバガボンド。
興味があったら読んでみてください。(笑)

このコラムは浜松百撰の11月号に記載されたものです。





~目に見えないもの~

人間の目は見ているようで見ていない。
見るとゆうことは、こころで見ようとしないと見えないものだ。

だから、味という目に見えないものは難しい。
だからこそいろんなことに味が左右される。
店作り・雰囲気・感情・作り手など。
だからコーヒーは面白い。

特にコーヒーは目に見えないものの中で香りという五感のひとつが美味しさを想像させる。
なんとも言えない、甘くやわらかい包み込まれるような香り。
ローストという工程でその香りは引き出され、作り手によっても変わる。

目で見えないものだから、伝える楽しさがある。

目で見えないものだから、伝わることもある。