中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

ようやっと・・・上海世界博覧会に行ってきました!

2010-08-09 19:09:51 | 中国
日曜日の深夜、日付は変わり今はすでに月曜日・・・仕事のせいにして、5月の開幕以降、行けてなかった上海世博会に行ってまいりました。他の時間帯や曜日に行ったことがない私が言うのも何ですが、日曜日の夜の世博会は狙い目かもしれません。

夕方の6時過ぎに会場入り。入り口は反対側の8号入り口、地下鉄7号線の駅から歩いて10数分かかりますが、その入り口から攻めることになりました。ゲートには幾重もの仕切りが置かれていましたが、さすがに日曜の夕方は、帰る人並みのほうが圧倒的に多く、入場ゲートは何の問題もなく入れてしまいました。

万博といえば、「こんにちは♪こんにちは♪世界の国から・・・1970年にこんにちは♪」と言う歌を思い出しましたが、あれは私が幼稚園児だった頃、太陽の塔に感動を覚え(ほんとかな?)、ソ連館の中が空洞だったことや、外人がいっぱいいたこと、数々の思い出がよみがえります。それから、40年の月日が経ち、中国で同じイベントが行われたわけですが、40年前は、文化大革命の影響もあり、日本の高度成長期と比べると明らかに40年以上の差があったのかも知れませんが、今や、その時空を超えて、GDPも日本を抜き去り、アメリカに迫る勢いです。

実際、館内の人、人、人のエネルギーは、発展を続ける中国を象徴していて、とりわけ人の層については、よくマスコミで言われる「地方の中国人がいっぱい来ている・・・」には違いないのですが、かなりな確率で、皆、服装も垢抜けていて、日本のTDLで列をなす人となんら変わりはありません。もちろん、日曜日の夜だったので、いつもは7時間待ちの英国館にも40分で入れるなど、とりわけ人口密度の低い時間帯に行ったからかもしれませんが、いずれにせよ、日本のイベントとなんら変わらない風景がそこには広がっていました。

結果的に訪れたパビリオンは、スロベニア、英国、ブラジル、チェニジア、モロッコ、カナダ、アフリカ連合館と言ったところ。中でもアフリカ諸国と中国はすでに緊密な関係を築いているだけに、日本人の私としては、BRICSの次はどう考えてもアフリカかな?方法論は別にして、中国が手伝ったインフラが整い、産業が発展していけば、インターネットの影響も手伝って、これまた急激にアフリカ各国が都市化していくのは容易に想像できます。 

欧米中心のグローバルの時代から、中国を軸にした世界経済=CHINABALなる言葉を掲げているうちに、今度は、アフリカやブラジル、インドなどが、中国の上にさらに重なって積みあがっていく・・・グローバル人材は、まさに地球儀のすべてを把握する感性が必要なのでは・・・いわゆる「万博」のおかげで、また視野が広がりました。