中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

研修会社が、業者と呼ばれないために・・・

2010-08-04 19:03:47 | 中国
8月最初のブログは、かなりネガティブな内容になりそうですが、私ども漢和塾は、研修会社として、日々、上場企業の研修担当の方にお伺いして、中国を軸にした世界経済=CHINABALの中で、優秀な各社の社員が、どのようなスキルを身につけることが、最終的に会社の財産になり、業績に結びつくかを提案しています。

が、しかし、いくつかの訪問先で、「業者」扱いされることが多いのも事実。実際、数多くの研修会社、語学学校が、「これからは中国語です!」とアポ取りキャンペーンよろしく「人事部の教育担当者様はいらっしゃいますか?」と電話攻勢をかけているのもまた事実。忙しい、研修担当者の方からすれば、とんだ迷惑です。

実際、私の会社にさえ、「中国人の優秀な社員を採用しませんか?」、「モチベーションをアップする研修はいかがですか?」、さらには、「石油がまた値上がりしそうです!」と大騒ぎして電話してくる、いわゆる「テレアポ」が日常化しています。ひどいのになると、会社のホームページさえ見ずに、営業代行らしき人物がひたすらアポイントのお願いをする!申し訳ないですが、担当者は忙しい!しっかりした準備と、何を提供したいか、それがその会社のどのようなメリットになるか、それくらいは事前に調べて電話をしてほしいものです。何よりも許せないのが、テレクリ=テレフォンクリーニングで、ニーズのありかをさぐるために、数百倍もの結果的にニーズのない企業に電話をかけ、ふるいにかけるというもの。電話に対応する担当者の時間を返せ!と言いたいです。

なぜか、急に熱くなってしまいましたが、このようないい加減な「業者」が、いい加減な電話をするから、本当に大事な情報提供に支障をきたしていると思いますし、新人にアポ取りさせるのはいいですが、電話は一番難しいアプローチ方法、本来は私のような経営者が電話をしたほうが、要件も思いも伝わりやすい・・・実際、漢和塾では、私が皆様方に直接お電話をしております。もちろん、一社かけるのに、事前の調査に時間はかかりますし、30分に平均的には5,6社しかお電話できない場合がほとんどです。わずか5,6件でも魂をすり減らしています。

そして、貴重なお時間を割いていただいた企業の担当者の方々には、少なくとも彼らを上回る情報量、判断の基準を示せる他者事例、そして何よりも私自身が、中国語学習のみならず、中国ビジネスの最前線で体感している中で得た情報や経験が、研修担当の方の、そして、その企業のお役に立てるはず・・・そう信じて、また実際に信じていただけるように、海外への多額の投資も恐れずに実行しています。

お見積もりだけで判断する、どこも同じような話にしか聞こえない、最悪は社員教育と言う大事な人財要件を購買部が判断している、と言った企業はたまにありますが、それでも私は価値があると思う情報を提供し続けます。活用するかしないかは各企業の判断ですが、私は出入りの業者などと呼ばれるように、足しげく通ったり、ご機嫌をとったり、やたらにセールスしたりはしません。いただいた貴重な時間は、ご担当者向けのミニ講義であり、無料のコンサルティングだと思っています。お互い忙しい中、引き続き自らを磨いていきたいと思います。