はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

クイズ高校生。

2011年09月12日 19時12分38秒 | テレビ番組シリーズ
こないだ高校生クイズを観た。
第31回全国高等学校クイズ選手権。
あれ、どうかと思った。
31回重ねた結果、あんなんなっちゃったのか。
スタジオで、天才たちが、ただ黙々と頭脳を競い合う。
高校生の爽やかさも、エンタテインメント性のカケラも無い。
まるで高校のCM番組みたいに、エリート高を上げ連ねてピンポンピンポンやっているだけ。
面白いか、つまらないかで言うならば「つまらない!」
つまらないと言うのならば観なけりゃいいとも思うのだけど
高校生クイズやウルトラクイズが大好きだった人間としてはやっぱ見ておきたいと思った。

僕が小学生の頃から高校生の頃、この2つのクイズ番組は
僕の中で別格だった。
参加せずとも、観ているだけでちょー面白いクイズ番組だった。
とにかくコミカルでPOP
スーパーエンタテインメント番組であって
常に対象はお茶の間にあったように感じていた。

誰か知らん一般の人達が
テレビの向こう側でクイズを競いあっている様を見ているだけで
心踊り、興奮し、キャッキャキャッキャと燃え上がっていた。

そこには祭的要素がたっぷり詰まっていた。
遊びもたくさんあった。
想像を越えた仕掛けがたくさんあった。
たくらみがあった。
罪無き明るい下克上があった。
爽やかで、躍動的でもあった。
企画が素晴らしかった。
参加する大人や、そして高校生が輝いていた。
僕はそこに加わりたくて仕方なかったもの。

残念ながらウルトラクイズは参加出来ずに番組が終わってしまった。
しかし高校生クイズは、世代的にズバリで
高校3年間、全て参加することが出来た。

僕は友人と3人で色々と対策を練って
当日も問題に悩み、他校の方と話したりして
決断し、西武球場をYES・NOで走り回った。
申し込んだその日から
放送を見るその日まで
ちょー盛り上がった。
3年間予選敗退だったが、この高校生クイズは僕にとって大きなイベントであり思い出となった。
青春ってやつか、それも面白青春だ。

当時の、その観ていた番組自体を思い出しても
そりゃ画期的な番組だったし、今でもドキドキしてしまう。
常に輝いた、お祭化け物番組だった。

先日観た高校生クイズは、僕が観て、参加したそれとはまったく別ものだった。
放送がいきなり本選!ってのも気に入らない。
全国各地の予選がまた楽しいのに。
汗と泥にまみれて、走り回ってクイズして
叫んで、泣いて、笑って、駆け引きして
そんな楽しさがまるでゼロだ。

高校生クイズは「知力・体力・チームワーク」ってのがあるが
そんなゲーム的楽しさがまるで無い。
ウルトラクイズは「知力・体力・時の運」
そんな感じも当時の高校生クイズには含まれており
同時進行で放送されていた番組は結構シンクロしていて面白かった。
このウルトラ的なクイズ番組はクイズ枠よりバラエティ枠的要素が強い。
今回のは、それがゼロである。

天才が答え、タレントが驚き騒ぐ。
押したボタンが0コンマ何秒差だったとかどうでもいいし
偏差値やら東大進学率なんてどうでもいい。
こっちはもっとバラエティ的楽しさ満載の“高校生のクイズ”が観たいのだ。

司会のアナウンサーもキャラ薄いし、問題読まねーし
司会者と回答者の駆け引きもあったもんじゃなし。
全然ドキドキしなかった。

これが現代の高校生クイズのカタチで
昔はあれが通用したけど、あんなカタチの番組は今っぽくなくてダサい
今ってやっぱクールにこれなんだよねー
っちゅうんならそれはそれだけど
僕はそうは思わない。
評判は分からないが、個人的には高校生クイズであの番組作りは「無い」
あくまで僕の勝手な解釈だけれども。

ちょっぴりバカバカしくて、参加生徒達それぞれに物語があって
血も涙もない、けれど、お慈悲もあり
多種多様なクイズ方式でもって、問題も難問のみではなく色々ありの
エンタテインメント性の高いお茶の間バラエティクイズ番組
それが、高校生クイズである、と思う。

高校生
時代は変わったって
番組に向ける姿勢と中身はいつでも同じだと
今回観て痛感し安心した。
ならば製作サイドが
こちらに上手く伝わるようにそれを引き出してあげないと
参加者たちがもったいない。

主役は、参加した高校生全員であって欲しい。
そう思うわけだ。

めけめけ~。

写真。テレビ雑誌。


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