春の花

田舎での春一番の花です。
もっとも今年は暖かかったので
梅も咲きそろってはいますが・・
福寿草とオウレンの花です。
小さな１０㎝にも満たない
オウレンの花がまだ冷たい
春の風に震えているのを見ると
なんだかとても愛おしくなります。
この根が漢方薬になるというので
富山の薬売りの人がよく貰いに
きていたらしいです。
私も一度だけそういう人をみかけました。
オウレンの花が自生しているのは
他の所ではあまり見かけないので
田舎は少し違っているところがあります。

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酒田の猫

言葉遊びうたに
多治見のねずみは地味だ・・と
いうのがあったけれど
酒田の猫は逆立ちしそう・・
もう少しほっぺたが
地面にくっついて歪んでいたのを
撮り損ねました。
念入りにマーキングしていました。
やはり猫は絵になりますね。

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白い山

土門拳記念館から見た鳥海山は
木立の向こうに山頂だけが真っ白に
浮かんでいた。
裾野まで見えるところがあればと
思っていたのだが、
光丘文庫の、楼閣のような建物の
奥へ、上へと辿っていくと、
倉庫の奥まった階段の上に明かり取りの
小さな窓があり、
そこから松の枝越しに鳥海が見えた。
まるで絵葉書のような美しさだった。
上の写真は
光丘文庫の隣の建物の
屋根から滑り落ちていた雪の山。
これも模様のように落葉を纏って
きれいな姿だった。
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光丘文庫

先に旧医療会館とアップしたのは
間違いで・・ここは日和山という
ところにある光丘文庫でした。
カルテと思っていたのは
古文書の資料を分類しているタグの
ようなものでした。それにしても
これだけのものが揃っているのは
かなり貴重で・・学芸員の方が
誇らしげだったのが思い出されてきました。
重厚な造りの屋根を見るだけでも
ここ酒田の文化がどれほどのものであるか
よくわかります。土門拳の記念館にしても
写真そのものにしても厚みというものを
感じさせてくれました。
貴重な体験でした。

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酒田残像

早いもので、酒田に行ってから
もう10日近くが過ぎた。
家の屋根と壁を改修してもらっている
途中だったので、何やかやと慌ただしくて
酒田に行ったのが随分遠いことのように感じられる。
ようやく足場が取れ、ほぼ工事も終わって
今日は午後から家の周りの大掃除。
やっと不自由なく周りを歩けるようになった。
家をすっぽりと足場とネットで覆われていて
外が見えないし暗いしで、不自由だったが
その間に裏山の水仙やスノーフレイクは
花盛りになっていた。
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名残

授賞式の後、地元の写真クラブの方たちに
酒田の町筋を案内してもらった。
かつて栄え、今はその繁栄の名残を
とどめいてるようなところが散見された。
時の経過がその姿を顕在化させているような
町筋だった。
うら寂しく、しかし懐かしさを感じさせる
界隈だった。
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残雪

どこへ行っても残雪を
撮影しています。
これは、酒田の古い医療館らしい。
大正１３年ごろからの
医療関係の診察記録が残っている。
カルテらしきものに付いている
付箋の夥しさ（後ほどアップ）に
よくもここまで・・という思いがします。
冬の名残の残雪が別の生き物のように
屋敷の隅にへばりついていました。

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土門拳記念館

土門拳記念館内は原則として写真撮影禁止となっているのと
授賞式がメインだったので、写真は余り撮れなかった。
広大な敷地の中に、端正で壮大な造りの美術館。
米子の植田正治写真美術館はゆったりしてと軽快な館内の
印象だったが、土門拳記念館は重厚で堅牢。
それぞれの作風が見事に反映されている感じだった。
共通点は、植田正治写真美術館からは大山、
土門拳記念館からは鳥海山という
秀麗で神々しい山容が見渡せることだ。
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街歩き

友の会の皆さんに酒田の
街の中でも古いものが
残っているクラブ跡や
映画館を紹介してもらいました。
確かに一時代前の懐かしい臭いが
していて、貴重な街の資料だと
感じながら撮影しました。
　
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酒田の朝

朝、ホテルの窓を見ると、
多分雁だと思うが、隊列を作って飛ぶ
鳥の群れを何度も見た。
授賞式の会場である土門拳記念館に出かける前に
前日に続いて、ホテルの近くをほんの少し
巡ってみた。
風が強くて寒かったが、町の風情は
なかなか魅力的だった。
もう少し歩いてみたい界隈だった。
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